「おかわり」13話

2011-12-21 20:46:25 | みなみけ おかわり
13杯目「みんな揃って、ごちそうさま」

暗い南家。カナが聞いてきた話を、チアキはあるわけがないと否定する。ハルカに確かめに行こうとするチアキを止めるカナ。
そうすればハルカは考えを改めてしまう。ハルカが本気ならばカナも応援してあげて欲しいとマキとアツコに言われたのだ。
それで家事の練習をする話。ハルカはバレー部の応援に行ってもらい、その間に小学生たちを動員してチアキがハンバーグをこねてカナが焼く。
うまいハンバーグを焼けるようになったその晩、チアキとカナはハルカがいかにすごいかを語り合う(このアニメでは二人は同じ部屋で寝てる。ところでこの日の夕飯をどうしたかは説明が無いぞ)。
翌日は掃除や洗濯を分担してやって、夕飯に美味しいハンバーグを焼いた。これでハルカも安心して旅立てるという話を切り出すが、チアキは笑えず。
泣きながら抱きつくチアキに、カナもたまらず泣き出す。
留学はしないことを告げたハルカも抱き返して、無印アニメOPの「経験値上昇中」が流れ出しエピローグへ。
体育館でハルカを送り出そうとするバレー部女子に慌てるハルカ、マキにレシーブかます速水。カナのところに何かのチケットを持ってくる藤岡。掃除中にハムスターにエサやってるシュウイチ。
帰ってきた千秋のところには「冬木真澄」からの手紙も届く。フユキは苗字だった。
最後に留学の話を聞きつけた保坂、黒い人たちが乗るジャンボでどこかへ行く。保坂が笑って終了。

エンディング、カナが歩いている映像が最後に「過ぎ去りし日々の終着点」という絵に変化して、それを見ている大人のカナが映って終わる。

最終話、全部オリジナルだった。この番組は最初からこの最終話を目指して作られていたのだろう。
実に最終話らしい話だなあとは思うのだが。
このアニメでこういう話をやってしまってよかったのだろうかという疑問が消えない。

「みなみけ」がどうやって終わるのかは判らない…
アニメは続編があるかも不明だったろうし、何らかのオチはつけなければならない。それで、留学。それが勘違いでしたという、まあどこかで見た気がする話だが、そこまでの努力の過程は、いい話なのかもしれない。

でも原作のチアキってそんなに家事下手じゃないよねぇ?
『おかわり』としての終わりだからこういう話になるのであって、おかわりが最初からこの話に向かって動いていたが為に、キャラクターがおかわり型に変化してしまってこういう最終話に向かったんでないかと思えて、だから原作のある作品のアニメとしては、……やっぱり何だかなあと思う。

「おかわり」12話

2011-12-21 19:34:29 | みなみけ おかわり
十二杯目「もう一口が辛いのです」つらいのですと読む
この回はモブが多数登場するが、黒い人がひとりもいない。人数が多いから遠慮したのかな?
その影響で今まで黒かったハルカの担任もこの回だけ黒くない。演出をあっさり曲げたことで結局違和感を生む。

前話から話を引きずっているのか、熱っぽいチアキが保健室にやってきた。
保健の熊田に足止めを食らう。マコトにラムネを食わせるところまで、だいたい原作77話の通り。
で、最後に運動会の救護係をよろしくねって言われる。前話でそんなことを言ってたね。

なんでこの時期に運動会を?とツッコミを入れるカナ。本当にだ。番組の不具合にセルフツッコミをしないでほしい、つらいから。
ともかく何かの係になったチアキとトウマとフユキが、微妙な距離感でギスギスしながら準備を進めている。何度かチアキに何か言いかけるも何も言わないフユキ。チアキはフユキに冷たいが、協力するうちに多少は心を開くようになる。
そんな折、チアキが風呂に入っている間にハルカとカナがお隣また引っ越すって言ってる。え、そこでネタばらししちゃうの。

運動会当日、父親として呼ばれた藤岡や、ハルカの動きを聞きつけた保坂も来ている。
いろいろ種目をこなして午前終了。チアキ、一人で食べようとするフユキを誘っていっしょに弁当を食べる。
午後になるとフユキが親父と話してるのが見える。ランドセルをしょっている。
午後の父兄二人三脚をやっている間にフユキは去っていった。フユキは今日転校したとトウマから聞かされるチアキ。無理して午前中だけ出たんだと。
何か言いかけていたフユキを思い出すチアキ。「言いたいことがあるならちゃんと言えバカ野郎」と言い捨てる。

その後、寒い朝。高校で教師が交換留学のポスターをはがしていた。マキが尋ねると、「南さんにお願いしようと」まで聞いてマキ走りだして、アツコと喫茶店で相談する。送別会を盛大にやろうと。そこにカナが通りがかった。
さすがのカナもショックを隠せない。終わり。

保健の熊田がアニメに出たのは初。剣道部柔道部はモブにされたのに熊田は助かった。それもこの回がモブを黒く塗らなかったおかげかもしれぬ。
次の最終話では何事もなく黒いのだが、本当に何なんだろう。

そしてフユキ、ここで退場する。12話始まった時点でフユキとチアキの距離はまだ遠かったが、6話は何だったんだ?
それがこの回で急接近してから退場。けっきょく存在感ばかりが先行するキャラだった。たぶん最初から転校する予定だったのだろうが、さて何のためにこういうキャラクターが必要だったのか、それが見えてこない。
またこの回でフユキのクラスが1組だと判明しているわけだが、その割にはトウマとの距離が遠い。何しろそれまでは3組だと思われていた。
いや、はっきり言うと設定間違えてるんだと思うが…
(7話で「3組の担任」とクレジットされている人物と話していることが確認できる。11話でトウマの性別をスルーしてるし、この12話でのトウマとのやり取りも同じクラスのそれには見えない)

ところでこの話、トウマも体操着を着ているが(寒そうだ)原作と違ってこの学校、男子と女子で体操着のデザインがいっしょになってる。これならトウマの性別が藤岡にバレないわけだ。
なんでここの辻褄合わせには気が回ってるんだよ…