「おかわり」7話

2011-12-18 22:16:18 | みなみけ おかわり
7杯目「噛めば噛むほど甘くなるんだよ」

バレンタインが近いのでハルカがチョコを作って友達と交換するんだという話をしてる。カナは原作通りチョコを横取りする話を考えてる。
で、内田と吉野、そしてメイド姿のマコト(マコちゃん)がチョコレートつくりをするのをカナがジャマする話。本当にジャマである
トウマはカナのせいで足りなくなったチョコを買いに行かされる。途中で藤岡と会って、チョコの情報をもらしてしまって、翌日変な期待してしまった藤岡だがカナからチョコもらえる気配なし。で原作どおりカナからチョコをわけてもらえる。
チアキはチョコを誰にも渡す様子がない。フユキに渡すのかと周囲と視聴者に思われていたがそういうわけではなかった。フユキは他の女子からチョコもらっていた。
ハルカは宣言どおり友達(黒い)とチョコを交換していた。

チアキのチョコはハルカに渡すためのものだった。ハルカがふじおか型のチョコをくれた。
食べるのがもったいないと言ってたらカナがふじおかチョコを食べてしまった。

6話に比べると破壊力が足りない回だが見ていて疲れる。フユキとのフラグ立ては何事もなかったが、視聴者の警戒心を煽るには十分である。
原作はカナがチョコを奪いにいく27話を斬り分けて使用している以外はオリジナル。でも久しぶりに原作のある回だ。

で、せっかくのチョコを食われるところで終わっていて、またも後味が悪い。どうもこの番組はオチのつけ方を間違えている気がする。この漫画はオチが無いのに不思議と面白いと編集者からも指摘されているのだが、オチをつけようとするとこういうしょうもないオチ方になってしまうのか。
いや、もっと上手くできる気がする。

「おかわり」6話

2011-12-18 19:57:07 | みなみけ おかわり
6杯目「冷めてもあったか、ウチゴハン」
で、これが『おかわり』が伝説になった回、らしい。

大雪の日、カナはフユキから漫画を借りていた。ハムスターの飼育係はチアキとシュウイチであるとか、フユキは敬語を使うからいいやつだとか、どうでもいいような話をしている。
やがて雪は積もり、食料も尽き、ありもので腹をふくらす。フユキは今日も父親が仕事だという話をしている。
雪合戦して遊んだり、窓開けて雪を見ながら風呂に入ったりする。
やがて停電する。地域全体を覆う大停電。苦しむ三姉妹は隣にガスボンベもらいにいく。
フユキが一人でいた。フユキに家に来ないかと誘う。固辞するフユキにイラついたチアキが雪玉投げつける。ようやく怒ったフユキと投げあい、もう一回雪合戦する。ガスボンベでお湯沸かしてフユキといっしょに毛布にくるまって4人で寝る。
起きたら停電は直って、フユキは消えていた。外を見るとフユキが雪かきしていた。チアキ、そういうやつなんだと納得する。

どうしてこんなことに?

この6話は姉妹とフユキ以外は一切登場しない。だから半分くらいフユキの為の話である。4話でも十分な存在感があったフユキが、それを越える威力で登場する。
舞台も理不尽に、街が沈むほどの大停電に、外に出るのを嫌がってるのに2回も雪合戦する三姉妹。(そういえば外と連絡が取れないと嘆いているが、5話に携帯出まくる『おかわり』でも三姉妹は携帯電話持ってないらしい。そこは何か原作を尊重してるようだ。この家の電話は停電でも使えるタイプに見えるが…)
ただこの話、前半部分は割かし「みなみけ」っぽいんだよね。ひょっとしたら『おかわり』で一番原作っぽい話かもしれない。原作も多少理不尽なところあるし、停電前の一回目の雪合戦までは、そんなにおかしくないんじゃないかって。
だからまずいのはフユキのキャラ立てなんだろう。キャラが立ちすぎている。父親が帰ってこなくてかわいそうなのは分かったから、なんでそんなに陰気で影のように存在感を発揮する。それにフユキの親父こんな停電の日に何してるんだ。「何の仕事なんだ?」とカナのツッコミそのままの感想だ。

キャラが多少違っても一応原作に沿ってるキャラクターたちと違ってフユキは恐ろしいほどに「みなみけ」のキャラクターじゃなく、それをこの一話で必要以上に表現しすぎた。この話の違和感は、たぶんそういうこと。
アニメオリジナルキャラは違和感を持たせるくらいでちょうどいいのだとしても、それでも。