98巻「電脳ラブストーリーの巻」

2009-02-23 20:56:10 | ゲーム
時代がこち亀に追いついてるのか

といってもこち亀の98巻をピンポイントで読み返す人などいないだろうから、概要を書くと
「本田がギャルゲーにはまってギャルゲーの女に貢ぐ」
…ううん。
有料コンテンツの概念をあの時代で取り入れてたのが画期的と言えるのかどうか、
そもそもそんなゲーム、アイマスしか知らねえぞ、というか、

98巻ってあれだよな、96年の話だから10年以上前だよな。
「どきメモ」は音つきで名前呼んでくれるからうらやましいとか言ってたやつがいた記憶がある。
わたしにギャルゲーの話題を振るなー!
それがときメモとかアンジェリークとかの時代であって、歴史の重みを感じざるをえない。
こち亀がつまらなくなってから…いや、ギャルゲー的なものが溢れてからもう10年経過してる。
10年…言葉にすると短いが、生きてみると随分長い時間…だったか(斉藤一っぽく)

「ギャルゲーの中の登場人物の服装」一個100円とか200円とかなら、払う人もいるだろう。
それは経験値やレアアイテムをリアルマネーで買うのと同じ感覚でもある。
アイマスの場合は衣装が実際に能力を持ってて武器となるので、まるで同じといってもいい。

「女の気を引く」をパラメータ化してゲームとして完成させたのが「ときめきメモリアル」で、
これはテキストと選択肢ですいすい進む昨今のギャルゲーの基本スタイルと異なる。
「卒業式で告白される」を「ラスボスを倒す」に置き換えてみるなら、クリアまでの装備品の差はきわめて重要な問題だ。
有料でも有用な装備なら買う人もいるわなあって。

本田の話のどこに違和感があるかというと、やっぱりギャルゲーの女を「キャバ嬢に貢ぐ」と同じ感覚で描いてることだろうが、
ギャルゲーの女はリアルの女性と違って攻略すべき対象、すなわち「倒すべき敵」なんだよな。
ゲーマーが望むのは自己満足のみ。最後には自らが切り開いた荒野しか残らない。変なコスチューム着たヒロインは荒れた野原に咲くひとふさのペンペン草のようなもんであり、「俺の嫁」とはならない。

こういう感覚だから自分はギャルゲーできないのだろう。
ちなみに真を選びました。サクサク進んで楽しいです。