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●子どもが嫌がることを続けさせる親の心理とは
勉強量に関する相談は全国からたくさんいただきます。その多くは、勉強量が少なくて困っているというものです。その代表的なものは「うちの子勉強しないんですけど、どうしたらいいのでしょうか」というもので、子どもが勉強しないことに対する親の不安を代表するフレーズです。その結果、学校や塾に「もっと宿題を出してください」という人も少なくないようです。
一方で、学校や塾の宿題の量が多いとか、プリント学習の量が多くて困っているという進藤さんのような相談もあります。単純に量をこなせば学力が上がると考える先生は、さすがにいないと思いますが、子どもの学力水準と出される勉強量が合っていないことで、子どものキャパシティーを超えてしまうことがあります。
このように考えていくと、進藤さんがおっしゃる「嫌になった原因は塾のやり方にもある」ということを肯定することになりそうですが、実は今回の問題の本質はそこにあるとは思いません。単純に、塾に問題があると考えてしまうと、重要な視点を見失ってしまうことになります。
では、問題の本質とは何か? それは次のことです。
「子どもが嫌がり続けているのに、親はなぜそれをまだ続けさせているのか?」
今回のご相談は学校での話ではなく、塾での話です。塾であれば、親には選択権があります。合わないならやめさせるという選択もあるわけです。つまり、問題の本質は、塾の問題ではなく、親の問題ということになるのです。さらに親のある心理状態が問題の根本であると考えられるのです。
●親の本音は?
「子どもが嫌がっているのに、親が継続させようとするのはなぜでしょうか?」と聞くとおそらく次のような回答が返ってくることでしょう。
「根気強い子にならないのではないか心配だから」
「勉強ができなくなるのが心配だから」
「子どもの将来が不安だから」
しかし、これらは本当の理由ではなく、次のことが本音の理由だったりします。
「子どもがやるべきことをやらない人間になっていくと、親である自分が困るから」
実は子どものためではなく、親が自分の心を安定させたいからということが背景にある可能性があるのです。このように言われて、かなり心にグサリとくるかもしれませんが、残念ながらそれが実像、ということが少なくありません。
(略)
●勉強量は増やさず、好きな科目に時間を使う
「人財」育成の原則と呼んでいますが、それは「いい部分をさらに伸ばしていく」というものです。
進藤さんは次のようなことをしてみてください。
国語、算数、英語の3つを均等にやるのではなく、いちばん好きな科目である国語に多くの時間を使い、算数は量を減らして、できる問題中心型にします。英語は書く量を減らして音読型にしましょう。これらは通常されるアドバイスとはまったく違うと思われることでしょう。
通常は、苦手科目に時間を使いなさいと言います。今の状態でそれをやると、娘さんの勉強に対するイメージがさらに悪化する可能性があるのです。ですから、好きな科目に時間を使うという方法を取ることで、いったん、娘さんの勉強に対する心の状態を安定させるようにします。
それを続けていれば、算数、英語で自信を取り戻して、徐々にできない領域を自己修正させていくようになります。間違っても「苦手な部分をたくさんやらせる」ことから入らないようにしてください。
まだ小1ですから、勉強量を増やすのではなく、「やっていて楽しい」「面白い」と思える心を作っていくことのほうがはるかに大切です。その点を念頭において進めてみてください。
井垣義稀
●子どもが嫌がることを続けさせる親の心理とは
勉強量に関する相談は全国からたくさんいただきます。その多くは、勉強量が少なくて困っているというものです。その代表的なものは「うちの子勉強しないんですけど、どうしたらいいのでしょうか」というもので、子どもが勉強しないことに対する親の不安を代表するフレーズです。その結果、学校や塾に「もっと宿題を出してください」という人も少なくないようです。
一方で、学校や塾の宿題の量が多いとか、プリント学習の量が多くて困っているという進藤さんのような相談もあります。単純に量をこなせば学力が上がると考える先生は、さすがにいないと思いますが、子どもの学力水準と出される勉強量が合っていないことで、子どものキャパシティーを超えてしまうことがあります。
このように考えていくと、進藤さんがおっしゃる「嫌になった原因は塾のやり方にもある」ということを肯定することになりそうですが、実は今回の問題の本質はそこにあるとは思いません。単純に、塾に問題があると考えてしまうと、重要な視点を見失ってしまうことになります。
では、問題の本質とは何か? それは次のことです。
「子どもが嫌がり続けているのに、親はなぜそれをまだ続けさせているのか?」
今回のご相談は学校での話ではなく、塾での話です。塾であれば、親には選択権があります。合わないならやめさせるという選択もあるわけです。つまり、問題の本質は、塾の問題ではなく、親の問題ということになるのです。さらに親のある心理状態が問題の根本であると考えられるのです。
●親の本音は?
「子どもが嫌がっているのに、親が継続させようとするのはなぜでしょうか?」と聞くとおそらく次のような回答が返ってくることでしょう。
「根気強い子にならないのではないか心配だから」
「勉強ができなくなるのが心配だから」
「子どもの将来が不安だから」
しかし、これらは本当の理由ではなく、次のことが本音の理由だったりします。
「子どもがやるべきことをやらない人間になっていくと、親である自分が困るから」
実は子どものためではなく、親が自分の心を安定させたいからということが背景にある可能性があるのです。このように言われて、かなり心にグサリとくるかもしれませんが、残念ながらそれが実像、ということが少なくありません。
(略)
●勉強量は増やさず、好きな科目に時間を使う
「人財」育成の原則と呼んでいますが、それは「いい部分をさらに伸ばしていく」というものです。
進藤さんは次のようなことをしてみてください。
国語、算数、英語の3つを均等にやるのではなく、いちばん好きな科目である国語に多くの時間を使い、算数は量を減らして、できる問題中心型にします。英語は書く量を減らして音読型にしましょう。これらは通常されるアドバイスとはまったく違うと思われることでしょう。
通常は、苦手科目に時間を使いなさいと言います。今の状態でそれをやると、娘さんの勉強に対するイメージがさらに悪化する可能性があるのです。ですから、好きな科目に時間を使うという方法を取ることで、いったん、娘さんの勉強に対する心の状態を安定させるようにします。
それを続けていれば、算数、英語で自信を取り戻して、徐々にできない領域を自己修正させていくようになります。間違っても「苦手な部分をたくさんやらせる」ことから入らないようにしてください。
まだ小1ですから、勉強量を増やすのではなく、「やっていて楽しい」「面白い」と思える心を作っていくことのほうがはるかに大切です。その点を念頭において進めてみてください。
井垣義稀






