歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

習近平演説 強国路線の拡大に警戒を3時間以上の演説

2017-10-19 14:06:57 | 産経ニュースから記事を拾う

 

   

  

 チャイナウオッチの石平氏によると、習近平氏は頭が悪いそうです。頭が悪いくせに自己顕示欲が異様に強く、自分の存在を、毛沢東に並ぶチャイナの偉大なる指導者として歴史に残るように、必死にその、空しい実績作りに余念がありません。

   

  何しろ、歴史的に見て毛沢東の建国指導に対して、毛沢東思想という歴史的称号を得ました。鄧小平はチャイナの国柄を一変させる功績を残しましたが、鄧小平思想とまでは行かず、鄧小平理論と呼ばれるそうです。そんな中、習近平思想を歴史に刻もうとしているのです。

       

  しかしこれといった業績もない習近平が、それにふさわしい業績を残そうと、「社会主義強国」を目指すと言っています。この意味は何かといえば、台湾を吸収し、尖閣を奪い、まごまごして居たら沖縄まで、チャイナの勢力圏に入れて一大大国を築くことです。

  それにしても党大会で3時間の演説をしたそうですが、する方もおかしいし、黙って聞いている方も度っか狂っているとしか思えません。

   第19回中国共産党大会で活動報告する習近平総書記(下)=18日、北京の人民大会堂(共同)

   第19回中国共産党大会で活動報告する習近平総書記(下)=18日、北京の人民大会堂(共同)


   

  チャイナほど訳の分からない国はありません。国土は荒れ放題で。飲む水もないほど汚染され、大気汚染に対しては、われわれはまだ発展途上国だから、急に大気汚染の基準を守れないと言い、世界一大気を汚しまくっています。

  しかも国の体制は独裁体制で、共産党王朝です。国民も大きく二つに階級を付けて差別し、都市層と農民層とに強引に別れさせ、何処が共産主義国かと疑います。全く不公平の塊のような、貧富の差が開いてしまった、国家形成としては失敗の見本です。

  先進国の下請け工場みたいな現状から、平気で先進国の技術をパクリ偽物を安く作って売りまくる商業道徳を守らない国としても、日本などは大迷惑をこうむっている筆頭かもしれません。要するに精神的には三流国なのです。

   

  そんなチャイナの話題を産経新聞から二つ取り、載せました。日本にとってチャイナは最も警戒すべき相手ですから。

 

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【主張】産経新聞・平成29年10月19日 付
習近平演説 強国路線の拡大に警戒を

  軍事力を支えに、覇権的な路線をより強化する方針というしかない。中国共産党の習近平総書記(国家主席)が党大会の冒頭の活動報告で述べた内容である。

  過去5年間の成果として、「南シナ海での人工島建設を積極的に推進した」ことを挙げた。さらに、東・南シナ海での中国公船の活動活発化を念頭に「海洋権益の維持を有効に遂行した」とも述べた。

    

  力を背景に他国・地域の権益を侵し、それを政権の成果として誇る。そういう国がすぐ近くにいることを直視せねばならない。

  5年前、習氏は沖縄県石垣市の尖閣諸島を奪取しようとする路線を掲げて総書記に選出された。中国公船の領海侵入などは、いまも続いている。

  また、中国の南シナ海に対する主権の主張は、昨年7月の仲裁裁判所判決で全面的に否定されたが、無視を決め込んでいる。

  習政権はこの党大会を経て、2期目を迎える。周辺国・地域からすれば、習氏が安定基盤を得て国際法を順守し、他の権益を侵さない姿勢に転じることも期待したかったが、結果は逆だった。ルールを無視して海洋権益を露骨に拡大しようとしているのだ。

  長時間に及ぶ報告で、習氏は「社会主義現代化強国」の建設という目標も掲げた。こうした指導理念を党規約に反映し、自らの権威を高めるとみられている。

  見過ごせないのは、「強国」を支えるための「強軍」という、さらなる軍事拡大方針である。中国は軍事政策や国防費が不透明だと国際社会から批判を受けながら、四半世紀余りにわたって急激な軍拡を進めてきた。

    第19回中国共産党大会の開幕式に出席した習近平総書記(中央)、江沢民元総書記(右隣)、胡錦濤前総書記(左隣)ら幹部=18日、北京の人民大会堂(新華社=共同)

  第19回中国共産党大会の開幕式に出席した習近平総書記(中央)、江沢民元総書記(右隣)、胡錦濤前総書記(左隣)ら幹部=18日、北京の人民大会堂(新華社=共同)


  その上さらに、今世紀半ばに人民解放軍を「世界一流の軍隊」にすると言い切った。日米の軍事力を圧倒する意味だろう。こうした中国の姿勢について、日米間で十分に協議し、対応を考えることが欠かせない。

  台湾問題では、「分裂」を絶対に認めないと強い言葉で訴えた。

  対話が中断している台湾の蔡英文政権への警告であり、台湾海峡の動静にもより注意が必要だ。

  大会を経て選出される次期指導部は、習氏の側近らが占めることになろう。共産党独裁下で推し進められる「強国」路線に対し、これまでにも増して重大な警戒が求められる。

 

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 産経ニュース・平成29年10月19日 付

   

   【石平のChina Watch】

ウエルカム中国共産党大会狂騒曲 13億人が〝喜劇〟を大まじめに演じる異質さ

  中国共産党第19回全国代表大会(19大)が開幕した。中国全土が党大会一色の「官製祝賀ムード」中だが、実はほぼ1カ月前から「喜迎19大=ウエルカム党大会」の興奮状態はすでに始まっていた。

  9月中旬、人民日報や中央テレビ局などの宣伝機関は一斉に「喜迎19大」の宣伝キャンペーンを起動させた。官製メディアは毎日のように党の「偉大なる業績」をたたえる記事を掲載したり、

  党大会の「歴史的重大意味」を強調する特集番組を流したりして祝賀ムードを盛り上げ「全国人民が心を一つに党大会の開催を迎えよう」と呼びかけた。

   記者会見する中国の楊暁渡監察相(中央)=19日、北京(共同)


  それが号砲となって、あちこちの政府機関がまず動き出した。党大会開催地の北京市の場合、9月12日、軍・武装警察・公安参加の「党大会安全確保動員大会」が開かれ、蔡奇北京市党委書記が「党大会のための最高レベルの安全確保」を誓った。

  22日、蔡書記は北京日報などのメディアを訪問し、「党大会のための宣伝工作の強化」を指示した。

  そして今月10日、蔡書記は今度は、党大会代表への食・住を提供するサービス部門を視察し、「党大会成功のための万全なサービス体制の構築」について責任者と協議した。

  北京市の消防当局も9月19日に重要会議を開き、「党大会期間中にいかなる火災事故も起こらせないため」の対策を検討した。

  今月11日、北京市は今度は、副市長出席の下で「森林防災」に関する電話会議を開き、「党大会の開催を迎えて、森林火災の発生を未然に防いでおこう」との方針を確認した。

  このようにして、9月中旬からの1カ月、北京市の市政はまさに党大会の開催を中心に回ってきている様子だ。その中では、市内の火災防止も森林の災害防止もすべて、党大会のためであった。

  「すべては党大会のために」という合言葉の下で、北京市と全国各地の多くの人々も「ウエルカム党大会」の雰囲気作りに駆り出された。

  9月19日、北京市婦女連合会が「ウエルカム党大会」と題する弁論大会を開いたと思えば、同21日、北京市美術協会は「党大会を迎える」ための「新人新作展」を開いた。

      

  そして今月11日、今度は全国から300人余の「自由芸術家」が700点以上の芸術作品を携えて北京に集まり、「党大会の開催を迎え、党の業績をたたえよう」と題する芸術大会を催した。

  同じ日に北京市順義区では、若い女性たちが「党大会の開催を迎え、心を党にささげよう」をテーマとする手芸作品展覧会を開いた。

  その一方で、全国各地では工場の従業員や鉱山の労働者が「党大会を迎えての増産運動」に励んでいることが今月12日掲載の中国新聞網記事によって披露され、多くの科学技術者が「党大会の開催に向けて」研究と技術開発を迅速に進めていることも、各メディアによって報じられた。

  かくのように、われわれの感覚では「たかが一政党の党大会」のために、隣の中国では、北京市の公安から消防局や婦女連合会まで、全国の「自由芸術家」から工場や鉱山の労働者までが総動員され、政権が音頭をとった「ウエルカム党大会狂騒曲」の中で一斉に踊り出した。

     

  その中では、市内の防火も森林の防災も、工場の増産も技術開発の推進も、芸術家の芸術作品も何もかもすべて、党大会のためにあるものであり、党大会のためにささげられているのである。

  普通の近代文明国家の視線から見れば、このような光景は滑稽にして哀れにも見えてくるが、かの国ではそれが普通のように思われていて、13億の人々が喜劇を大まじめに演じているのである。

  中国という国が、どれほど異常で異質な国であることがこれでよく分かってくるだろう。

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【プロフィル】石平

  せき・へい 1962年、中国四川省生まれ。北京大学哲学部卒。88年来日し、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。民間研究機関を経て、評論活動に入る。『謀略家たちの中国』など著書多数。平成19年、日本国籍を取得。

 

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  特定アジアの親玉、チャイナは、その昔眠れる獅子と呼ばれていましたが、いざ戦いになるとその弱さに世界は呆れ、張子の虎と揶揄しました。しかし現在のチャイナはただ狡猾だけでなく、実力のほどがさっぱり分かりません。

       

  見栄を張るとか面目を立てることについては異常に神経を使っています。あの潜水母艦遼寧が、チャイナの仕掛倒しの象徴ならばいいのですが、野心だけは一流です。石平氏はチャイナの本心は、気が小さい習近平をからかっていますが本当は私も分かりません。

 


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