歩かない旅人

 彼がなした馬鹿げたこと・・・彼がなさなかった馬鹿げたことが・・・人間の後悔を半分づつ引き受ける。ヴァレリー

習近平・金正恩親密な関係か、世間をだましているのか

2018-04-01 10:23:19 | IRONNAから記事を拾う

 

 

  

  つい最近の事だか、ずーっと昔になって仕舞ったか、世の中の流れは速いのか遅いのか、世を騒がしたものです。ヒラマサオリンピックを利用して、ムン大統領が動き回り、北のキム二世のメッセンジャーボーイの様な働きで、あれよあれよという間に、この二人が会談整理地したように報じられています。

1.  米朝トップの罵り合いが止まらない!「ロケットマン」には「狂った老ぼれ ...

https://www.j-cast.com/tv/2017/09/25309324.html

   このニュースも今一つ切れ味が悪く、産経新聞でさえ大きな記事に発展しません。他のメディアも大した動きは出ないでしょう。何しろ彼らの大切な、安倍政権の敵は彼らにとってはいつの間にか味方になって仕舞ったのでしょう。

    

   敵の敵は味方と言いますが、メディアがそんな愚かなことはしないという言い方は、今の日本では通用しないような状況です。彼らが執拗にこだわった森友事件は、北朝鮮問題から逸らすためだという芳しくない噂に満ちました。

   重村教授は今回の中朝会談を冷静に見て、淡々とその所見を述べています。キム三世に対して特別の思い入れもなく、習近平を偉大な指導者ともいわず、ごく普通に、その経過を述べています。題にはキム三世に対して「悪ガキ」の大チョンボという所が大いに気になります。

   

 

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 産経ニュース・平成30年3月31日 IRONNA欄より

 習近平先生の怒りを買った「悪ガキ」金正恩の大チョンボ

   

     重村智計(早稲田大名誉教授)

 

   北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が突然、中国を訪問した。メディアは電撃訪問に驚き、「中朝関係改善」「(米朝首脳会談へ)中国の支援確保」といった北朝鮮の「外交勝利」とみるコメントや報道を並べた。

だが、外交問題は双方の立場を確認しないと危険だ。同じ報道や解説を掲げるのは、ただの「大本営発表」である。他とは違う報道や解説をしないと専門家の意味はない。

 

   中朝双方の報道機関は、28日午前に「中朝首脳会談」を報道した。中国国営新華社通信は「(金委員長は)非核化への努力を約束した」と報じた。一方で北朝鮮は「非核化の約束」を報じなかった。それどころか、政府の公式発表もない「冷たい中朝首脳会談」だった。

      

  中国側の報道映像は、習近平国家主席が余裕を持って対応し、金委員長がメモを取る姿を映し出した。この映像は「先生」のように指示する習主席の言葉に、「生徒」のような北朝鮮指導者が聞き入る姿を強調していた。

      

   日本の新聞、テレビは28日の朝刊で「金正恩訪中」を確認できなかった。産経新聞だけが「電撃訪中」の見出しを掲げた。「正恩氏? 突然の訪中」(朝日)「訪中の情報」(日経)「訪中の要人 金正恩氏か」(毎日)「初の訪中か」(読売)と、いずれも曖昧な見出しだった。

   別の言い方をすれば、産経以外は「特オチ」である。日本メディアの確認取材の能力が欠如しているというしかない。

   最近の日本メディアは、韓国の報道や韓国政府発表に頼りすぎている。独自の取材源を持っていないようだ。かたや、中国の報道関係者や当局者は知っていた。中国の対応からは、誰が見ても「金正恩訪中」しかないと判断できたはずである。

   電撃訪中の焦点は「中国に呼びつけられた」のか、「中国がお願いして来てもらったのか」である。朝鮮問題の専門家や記者は「中国が頭を下げた」との見方が大勢を占めるが、これまたおかしな話だ。

    

   最近の北朝鮮に対する中国の怒りや、中朝関係の過去の経緯を知らないはずもあるまい。北朝鮮は、南北首脳会談や米朝首脳会談について、事前に中国に説明してこなかった。中国はメンツを傷つけられ、怒っていたのである。

 

   最近の中朝関係は最悪の状態だった。中国は、北朝鮮による昨年の核実験に失望し、国連制裁に同調して多量の石油禁輸を実行していた。北朝鮮の報道機関は、あからさまに中国を非難していた。

 

   中国は東アジアの超大国であり、北朝鮮は小国だ。中国が北朝鮮に頭を下げたのではなく、北朝鮮が中国に呼びつけられたと考える方が真実に近いだろう。この判断をテレビで示したのは、元外交官の宮家邦彦氏ぐらいであり、さすがは中国外交を知り尽くす専門家である。

     

   今回の電撃訪中でまず考えるべきは、それが公式訪中か非公式訪中か、という判断だが、今回は明らかに非公式だった。仮に公式訪中であれば、中国は歓迎式典を行うだろうし、メディア向けに報道文も発表し、中国メディアも大きく報道していたはずである。

   そして、最後に中国は「お土産」を準備し、北朝鮮側はそれを誇示する。しかし、今回の場合、金委員長の訪問は秘密裡に行われ、北京を出発した後も公式発表は行われていない。

 

   中国と北朝鮮は、ともにメンツを重んじる国である。習主席と会談したのに、石油などの経済支援を獲得できなければ、指導者は大義名分とメンツを失う。

   首脳会談を前に、日米韓三国への中国による牽制(けんせい)と北朝鮮への支援確保が目的、との解説もあった。仮にそうならば、大々的に公表して報道しなければ意味がない。


   また、メディアは「北朝鮮の指導者が中国を電撃訪問したのは2000年以来18年ぶり」と歴史的意義を強調した。実は2000年以降にも、電撃訪中を繰り返している。例えば、2005年の米国による金融制裁を受けて、北朝鮮はマカオの銀行の秘密口座から資金を引き出せなくなった。

   それに慌てた金正日(キム・ジョンイル)総書記が電撃訪中し、マカオ近くまで長時間列車で移動した。このときは、中国当局と交渉したが失敗したと報じられた。要するに、北朝鮮は困り果てたから電撃訪中したのである。

   

 

   中国は、金委員長の訪中を北朝鮮に帰国するまで発表しなかった。指導者が国を空けてといると分かると、クーデターの危険があったからだ。また、列車の往来で爆破テロの恐れもあった。これは北朝鮮内部が決して安定していない事実を示唆している。

   北朝鮮は南北首脳会談の合意と米朝首脳会談の提案を事前に中国に説明していなかった、と中国政府筋は明らかにしていた。国際関係が大きく変化する際には、事前に説明するのが外交上の礼儀である。

   中国は当然、説明のための特使派遣を求めた。一方で、北朝鮮筋によると、平壌では「中国側から特使を派遣したいとの申し入れがあった」との噂が意図的に流されたという。事実はまったく逆であったようだ。

 

   普通に考えれば、南北首脳会談と米朝首脳会談の発表直後に、中朝首脳会談が実現するのが理想である。それが発表から1カ月もかかったというのは、中朝の調整がうまくいかなかった証左であろう。

   では、なぜ金委員長は電撃訪中をせざる得なくなったのか。中国政府筋によると、中国は北朝鮮に「送油施設の故障で、半年ほど原油を送れない」と通告したという。石油供給を中断したのである。

   さらに、北朝鮮は米朝首脳会談の事前接触がうまくいっていない事実にも困り果てていたという。トランプ米大統領は、軍事攻撃を主張していたボルトン元国連大使を国家安全保障担当の大統領補佐官に任命するなど、その後も軍事攻撃を示唆する言動を続けていたからである。

   

   

 

   北朝鮮の歴代指導者は、就任前と就任後には必ず訪中していた。ところが、金委員長は就任以来一度も訪中できなかった。習主席が金委員長を快く思っていなかったことが原因らしい。

   そのため、中国は国連制裁に従い、石油供給を減少させた。その上で、北朝鮮に「非核化」を約束しないと首脳会談は難しいと伝えていた、と中国政府高官は述べている。

 

   中国メディアは会談で「朝鮮半島の非核化に努力する」と約束したと報じた。しかし、かつて金日成(キム・イルソン)主席も金総書記も用いたこの表現は、韓国の非核化も意味する。だが、韓国に核兵器はないので実効性を伴わない。

   実は、会談の中で金委員長が一歩踏み込んで「朝鮮半島」の言葉を外し、単に「非核化に努力する」と言及したのではないだろうか。これは北朝鮮の非核化を約束したに等しい。つまり、北朝鮮指導者の「最大限の譲歩」を意味しているのである。

 

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   しかしこの話は分かっている事が少なすぎます。チャイナも北朝鮮もそれぞれ自国民に向かって、実に巧妙のプロパガンダ映像を作り上げました。想像するには、キム三世が、習近平の終身王朝の祝福に出かけただけだという噂もあります。こういう問題は謎が多いほど世の中は揺れます。

   この会談を利用する連中が出てきます。どうしてこの問題を利用して安倍降ろしをしようかとうんうん唸って考えているメディアや反日コメンティター、あるいは学者や弁護士と言った無国籍者の連中が出てくる要素がありますが、今のところ何にも分かっていないのです。

    

   映像は流れましたが音声は流れません。二人の音声は消されたままですが、声質によってその人物の心理状態が分かる場合もあります。

 【久保田るり子の朝鮮半島ウォッチ】北の非核化論議は「日米」VS「中韓露朝」の構図に

 【北朝鮮情勢】国連安保理、北朝鮮制裁で追加指定 密輸行為の海運21社、船舶27 09:52更新

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   ハッキリ判り切ったことですが、キム三世が核開発を辞めるなどと言う嘘を又信じてはいけませんし、しかも今度はチャイナの態度はよくわかりませんが、韓国などはこれで合併すれば核保有国に成れるとさえ言って騒いでいます。どっちもどっちのモラルも正義感もないゴロツキ並みな国です。

   

   これをトランプ大統領と安倍首相がどう判断するか、甘い考えは無用です何回も嘘をついてきた相手です、しかも平気で嘘をついて恥じない民族です。北も南もありません。チャイナも兵法は詭道にありと言う孫氏の戦法を重用する国ですが、そのくせ歴史においては何遍も敗れている国です。

   詭道とは正攻法以外の全てであり、汚い戦法、卑怯な戦法、許されない人道的に許されない戦法も勝てばいいという戦法です。しかしその割には外からの蛮族に簡単に征服された歴史がチャイナの歴史です。


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