「ドタバタ劇」

最近の国会運営は、まさに「ドタバタ劇」そのものだ。
長期政権で驕りの見える政府与党にも問題は多いが、閣僚の失言や不品行をネタにした相次ぐ個人攻撃、森友学園騒動が下火になるや、今度は文部科学省の文書問題を引きずり出し連日のように圧力があったとかなかったとか？　まるで売らんがために、スクープ合戦と中傷記事に血眼を上げている三流週刊誌紛いの野党の追及が延々と続いている。仮に圧力があったにせよ、国政は自分達が牛耳っていると思い上がっている霞ヶ関のエリート集団が、権力に屈せず「是々非々」に徹した業務活動をなぜ展開出来なかったのか？或いはそれを為す気概もなかったのか？それが不思議である。
以前、時の外務大臣に真っ向から反旗を翻し、刺し違えた外務次官のような気骨のある人材は、当今は皆無なのだろうか？反対せんがための追求に汲々たる野党に、自分達ならこうする‥といった確固たる政策がないのが物足りなく残念に思えてならない。