春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

今回の鳩山邦夫の立ち位置は?

2009年06月14日 10時01分40秒 | 思想信条
鳩山邦夫元総務相のことを裏切り者だと言っておられるブログがあることを知り、ちょっと戸惑っています。
鳩山邦夫という人は色々な言動で、世の中を驚かし、悪評も多い人ではあるけれど、今回の郵政改革についての彼の心の立ち位置は、本気だったと私には思えるのです。
鳩山邦夫が麻生太郎を総理に推していたのは3年も前からであり、
麻生政権が出来た時、恐らく選んで総務大臣になったと思われます。
此れは鳩山邦夫が麻生政権の目的を、郵政会社の悪事を牽制する為として満を持していたからなのではないでしょうか?

鳩山邦夫が麻生太郎と結んだのは、麻生太郎も「郵政改革に問題あり」と言う意見で、そこで意見が一致したからであると信じてもいいのではなかろうかと思うのです。
鳩山邦夫は何年間も時期を待って、念願の総務相になり郵政会社の不正から国民の財産を守る為、全力で頑張ったのだと思います。
麻生総理も最後には同志として、この目的達成の為に決断してくれると、鳩山邦夫は信じていたのだと私は信じています。

鳩山総務大臣が頑張ってくれたお陰で、かんぽの宿の不正売却を阻止し、
それ以上に、株価が底値になったときを見計らって、郵政の株式を民間(米国企業?)に譲渡されていたかもしれないのを、未然に阻止できたのも、
彼らの同盟が有ったお陰だったのではないでしょうか。

麻生太郎は、出来れば良い事をしたいけれど、「邪魔が入って・・・」と言い分けする、典型的な普通人で、
鳩山邦夫は誰が何と言おうと、自分の考えは変えないという事に誇りを持っている人なのではないでしょうか。
だから世間から後ろ指指されることもしばしば有って、問題児視されることにもなってこられたのではないでしょうか?
鳩山邦夫の思想を知っているわけではないから、鳩山邦夫のすべてを正しいという気はありませんが、この件に関してだけは、彼は本気だったのではないかと言う気がしてなりません。

勿論、失敗しても結果として選挙に有利になると言う事も、心の片隅に無かったとは言えないかもしれませんが、
3年も前から計画を立てていたことであることを考えれば、
少なくとも、パフォーマンスが所期の目的であったと言う事は有り得ないのではないでしょうか?

鳩山邦夫氏のすべてを肯定する積りは有りませんが、
こういう蛮勇ともいうべき勇気を発揮せねばならない時、鳩山邦夫のような一概坊主とも言える様な人格は、貴重な存在であると私は思います。

蹂躙されるのに慣らされていた時代の話

2009年06月13日 13時42分09秒 | 思想信条
今日六月十三日は、私の姉の命日です。
1953年 昭和28年の事だから、もう50年以上も前の事になります。
その年の3月に父の転勤で広島から長崎に移転してきたばかりの時の事でした。

姉が盲腸を拗らせて、急遽タクシーを呼んでお医者さんに向かっている時、
父は知り合いの人に何処が良い病院か聞いて、その病院に行くつもりでいたのだそうです。
それが車中で姉が余りに痛がるものだから動転してしまって、父は「何処でもよいから一番近いお医者さんに行って下さい。」とタクシーの運転手さんに言っていたそうです。

運の悪い時は運の悪いもので、そのタクシーが通りかかっていた道のすぐそばに、
長崎市では悪評で有名な藪医殿の医院が有ったのでした。

尚その上、運の悪い事にその日は、そのお医者さんが市会議員に立候補するために、後援者を集めて演説会を開く予定の日で、予定時間も迫っている時だったのです。

しかし現実に苦しんでいる患者を、拒否するわけにも行かなかったのでしょう、仕方なく手術を始めてくれたのは良いのですが、
姉の盲腸は、藪医のそのお医者さんには手の施しようの無い状態になっていたのでした。

その手術が終わった時、「ぐじゃぐじゃになってたから、仕方ないからそのまま縫い合わせておいた。」とそのお医者さんが身内の人に言っている話を、偶然母は聞いてしまったのだそうです。
お医者さんはその後、大急ぎで予定の演説会場に走られたらしく、
何の追加の手当てを受けさせて貰うことも無く、その夜姉は亡くなってしまったのでした。

2~3年後に、兄が盲腸になって、別の病院で手術してもらった時、
話を聞かれたそこのお医者さんが
「今時どんなに手遅れになっていたとしても、盲腸で死なせるなど、医者とは言えない。」と呆れておられたそうです。

姉の手術をしたお医者さんは、自分の手に負えない病人を、誰か別の人に頼むのは沽券にかかわる事だったので、そのまま死を待たせたのでしょうか?
それとも一刻も早く、選挙の演説会に出向きたかったのでしょうか?
姉は見殺しにされたのでした。

此処で不思議なのは、母が無責任なお医者さんの話を聞いていながら、
そのまま黙って姉に付き添っていた事です。
二十年以上経って、母に思い出話としてこの話を聞かされた時には、どうしてそのまま放っていたのかと、呆れて母を詰ったものでしたが、
当時の素人は、お医者さんがそうされたという事は、そうする以外になかいのかと、諦めてしまうものだったのかも知れないという気がしてきています。

その後のような世相の時代だったら、
そのお医者さんを訴えて、訴訟沙汰にしていたような事例だったのかもしれませんが、戦後十年にも満たなかったその頃にはまだ
訴訟沙汰を起こすなどという発想も無い時代でした。

その後医療事故が相次いで話題になるようになってからは、
勿論酷い医療ミスも多かったのでしょうが、
お医者さんにとって不可抗力のような事例さえも、訴訟沙汰に持ち込む人が出たりして、人の生き死にに係るお仕事のお医者さんにとって、大変な時代になってしまったようです。

戦時中は人権無視が当たり前のようになっていて、何でも我慢するしかないと諦める事になれさせられていた母の時代の人にしたら、有る意味権力者のお医者さんの判断は絶対で、従うしかない事だったのでしょう。

今権利意識が行き渡るようになって、お上の命令は絶対だった昔が、恋しくなっている、自分をお上と思っている人も多いのかもしれませんね。
でもお医者さんに対しては兎も角、
民主主義国の主人は国民なのですから、
公務員は公務員であるという事を、公務員に忘れさせないようにして、
国民が不当に我慢させられる事のない、健全な社会を守って行きたいですね。



へたれ記念日

2009年06月12日 16時38分22秒 | 国内情報

鳩山総務相が辞任 日本郵政社長人事で
鳩山邦夫総務相は12日、首相官邸で麻生太郎首相と会い、日本郵政の西川善文社長の続投には応じられないとして辞表を提出、受理された。官邸では記者団に「汚れたことを許した人間は許せない。正しいことが通じなかったら潔く去るべきだと思っている。いずれ歴史が私の正しさを証明してくれる」と語った。(14:18)


ついに麻生総理が結論を出した。
なんともお粗末な結論しか出せない人である。
麻生太郎は此れで、完全に信用を失ったと言う事に気が付いてはおられないのだろうか?
それともそれ以上に、怖い事を言って脅されたと言う事なのだろうか?

鳩山邦夫辞任というニュースのすぐ後に見た、テレビバラエティー「みやねや」では、
「正しい事が通らないのならこの内閣にいても仕方が無いから、辞任する」と言ったと、鳩山邦夫の言葉を引き合いに出して、
「此れは麻生政権では正しい事が出来ない」と言われたようなものですよ。」と、麻生政権をばっさりとやっていた。
そしてその場にいたコメンテーター達も、かんぽの宿の売却における不正の疑いの話をして、鳩山邦夫の方の肩を持っていたのに、
ちょっと驚くとともに、すっとする思いがした。
みやねやは読売テレビだったが、読売新聞が郵政問題について、まともな事を書いていたと言って最近誰だかがブログで、書いておられたのを思い出す。
他のメディアはやっぱり、西川社長留任を当然視する論調にするのだろうか?

いずれにしても、何と情けない総理大臣であることか。
郵政改革の不正を糾そうと誓って、手を携えて来ていたはずの盟友を結局裏切ってしまった。
しかも2月に続いて、今回は二度目の裏切りである。
2月の郵政問題が白熱してきた時にも、小泉元総理に凄まれて、他愛も無く手を緩めてしまったのだったけれど・・・・・

鳩山邦夫氏はこの日のために、麻生太郎を総理に押して来たのだろうに、どんなにか残念だった事だろう。
しかし、戦争を始めたのでなくて良かった。
先日も麻生総理が、北朝鮮問題について、強そうな事を言って、顰蹙を買っていたけれど、
臆病者ほど何でもない時には、強そうな格好をするという標本のような御仁ではある。
蛮勇の鳩山邦夫氏には、臆病者の気風がもう一つ、理解出来なかったという事なのだろうか?
自分に無いものは理解できないとは言うけれど・・・・・

新しい総務大臣は国家公安委員長の兼任だそうである。
これ以上かんぽの宿の不正について、捜査が及ばない為の布石なのだろうか?
なんともはや!

今日を麻生太郎のへたれ記念日と名づけよう。

誰の為の郵政民営化だったの?

2009年06月11日 20時59分13秒 | 国内情報

西川氏辞任を派閥で訴え=「直球しか投げられぬ」-鳩山総務相 
鳩山邦夫総務相は11日、所属する自民党津島派の総会に出席し、日本郵政の西川善文社長の進退問題について「大変ご迷惑をお掛けしているようだが、一人ぐらい直球しか投げられない人間がいてもいいのではないか」と述べ、続投を認めない自身の考えに理解を求めた。
 鳩山氏は「(日本郵政が)さまざまなからくりを使って、国民の共有の財産を棄損せしめようとした責任をどの程度求めるかの一点だ」と強調した。 
 これに先立ち、津島雄二会長は「国民は何が(問題の)争点かを分かっていない。このことを踏まえないと、次元の低い話になってしまう点を賢明な大臣はよく分かっていると思う」として、問題解決を急ぐよう要請した。(2009/06/11-18:15)


監督省庁と指定されている総務省の大臣が、此処まで現社長の責任を追及し、再任を認めないと断言しておられるのに、その大臣の判断を真っ向から否定して、
「再任に反対するなら大臣を辞めよ」と、上司の総理大臣が言うのならまだしも、閣外から声高に言うということからして異常である。

中川秀直前幹事長が鳩山総務相に噛み付いた
「西川氏を辞めさせた場合、(麻生内閣は)郵政民営化に反対ということになる。そういう行動を起こさざるを得ない。内容はその時に考える」と、思わせぶりに予言した。のだそうである。
例え(百歩譲って)郵政民営化が、国民の為になる改革であったとしても、問題のある現社長を、その任に有らずと言って再任を許さなかったら、それがどうして郵政民営化阻止に繋がると言うのだろうか?
西川善文と言う人を信用して採用した、当時の責任者が人物を見間違う事は絶対無いとどうして言い切れるのだろうか?
超人で無い限り、人間は時には過ちを犯すことは避けられないと言う事は誰もが諦めとともに認めている事ではないだろうか?
それなのに一度決めた社長は、例え法律で権限が有る大臣が、問題ありと思うから再任は許可しないと言っても、一方的に大臣が間違っていると言う根拠は何処にあると思っているのだろうか?

国民の財産であるかんぽの宿を、不正に安く懇意にしている会社に払い下げようとした事は周知の事実であるから、、鳩山総務相がどうして西川善文現社長ではだめだと言っているかについては、想像できるはずである。
中川秀直氏が、現総務相で、西川社長に責任は無いから再任をさせると言うのなら、それは私は不服ではあるけれど、それなりに筋は通っていると思う。
しかし現職の担当大臣が、駄目だと言っている事を、無理やり判断を変えさせると言うのでは、筋も何も有りはしない。

民主主義のルールの下に政治家をやっておられるはずの、自民党の幹事長までしていた事のある中川秀直氏は、自分の言っていることが支離滅裂であると言う事に、全然気がついては居られないのだろうか?
そしてこの支離滅裂なことを言っている人の方を、マスメディアも公明党の委員長も、応援している風に見えるのも、何とも不思議な光景である。

郵政民営化の法案を通す時には、自民党員には党議拘束と言うものをかけて、反対票を投じた者は、制裁を下されたと言うのは、皆が知っている歴史的事実である。
それ位に党の責任者の権威は強いのではなかったのか?

内閣総理大臣の腹心で、現在の担当大臣が、100%日本政府持ち株の会社の社長の、再任に異を唱えておられると言うのに、どうしても再任させないと言うなら、現執行部と戦うと公言すると言うのは、どう考えても筋が通らないではないか?

やっぱり植草一秀さんの言われるように、西川社長を再任させなかったら、
此れまで彼らがやってきた悪事がばれる恐れがあるから、
支離滅裂でも何でも,何としても西川社長を再任させたいと言う事なのだろうか。
ばれたら戦後最大の疑獄事件になると言う事は、
小泉、竹中とその一派の人達が、一番良く知っていると言う事なのかもしれない。
だから此処まで必死になると言う事なのだろう。
それなら,尚更此処は譲ってはいけないところであろう。

鳩山邦夫さん、どうか頑張って!

禍を転じて福となす

2009年06月10日 16時49分32秒 | 思想信条
昨日の入梅情報が恥をかかないように、今日は朝からしとしとと梅雨らしい降り方の雨の日となった。
今日六月十日は時の記念日でもある。
毎日放送「ちちんぷいぷい」で、時の記念日にちなんで時計やさんが調べたところ、この不況によって時間の使われ方が変わってきたと言う調査結果を紹介していた。
それによると、不況で残業時間が減って、家にいる時間が増えた人や、
上司等とお酒を飲む機会が減って早く帰宅するようになり、家庭団欒の時間が増えてきた人が多いらしい。

又読売テレビの「みやねや」では、今賞味期限切れすれすれの商品を、販売するスーパーやデパートなどが、大賑わいで、
賞味期限が来ていても、傷んでいなかったら食べると言う人が増えており、
日本人が全体的に食べ物を大事にしようと言う傾向に有る事紹介していた。

日本で1年間に廃棄処分にされる食べ物が千百何十万トンにも及び、そのうちの100万トンでも有れば途上国の食糧事情が改善されると言う事であった。

2007年には賞味期限切れの商品を日付をごまかして、多数の食品業者、みやげ物業者が叩かれたけれど、賞味期限を過ぎたと言うだけで、まだ現実には傷んでいない食べ物を捨てると言うのもどうかな~と思っていたので、この不況が日本人の感覚を多少修正しているのかなと言う気がする。

尤も、賞味期限をごまかして、新しいように書き直して売ったりしたら、判断基準を間違える恐れが有るから、
期限ぎりぎりと言う事を隠さず、古いから値引きして売ると言う事で、消費者も受け入れる事が出来るのだと思う。
それを食べて体を壊す様な物は捨てざるを得ないけれど、
腐敗する前に、出来るだけ捨てない工夫をしたいものである。

今日はこの不況が国民の意識に、いくらかでも良い影響をもたらした事を、二つのテレビ番組で紹介しているのを見る事が出来た。
多分此れは国民の感覚がそうなったと言うより、
マスコミがそのように指導せねばと、反省してくれたと言う事なのだろうけれど。

今や世界共通語となっていると言う「もったいない」と言う言葉の発祥の国の国民なのだから、もったいないと言う事を、私たちは誇りを持って主張していくようにしたいものである

飢え死にする人が大勢有るというのに、まだ食べられるものをむやみに捨てたりするのは、人類に対する裏切り行為でもある。
この不況を機会に、日本人として反省すべき事を反省し改める事ができたら、
禍転じて福となすとなるのかもしれない。

北朝鮮情勢の危険性

2009年06月09日 17時06分02秒 | 政治
今日は皇太子殿下のご成婚16周年記念の日である。
最近は雅子様も、大分お元気になられたようなので何よりである。
 又今日は九州から四国中国近畿東海まで、一気に梅雨に入った模様である。
午前中は強い日差しであったのが、お昼を過ぎた頃からどんよりとして雲が垂れ込めて来た。
インフルエンザウイルスは、湿気に弱いそうだからこれでインフルエンザは一段落と言う事になるのだろうか?
大した風邪でもないらしかったのに、日本中が引っ掻き回されてしまったが・・・・・

今日の天木さんのメルマガと、田中宇さんのメールの記事に、
決定的というわけではないけれど、北朝鮮との戦争の危険性が高まったことについて書いておられた。
天木さんの言葉
米国が強硬姿勢に転じたとすればそれは米国外交の失敗を意味する。そして米国外交の失敗は、それに追従するしかない日本外交の大失敗ということだ。
 しかも今回の米国の対北朝鮮外交の失敗は深刻だ。他のどの国よりも圧倒的に深刻な被害を受けるのが日本だからだ。
 これ以上日本外交は失敗を許されない。日本外交の失敗は今度こそ日本国民に大きな不幸をもたらす。
 私はこのまま米国が北朝鮮への軍事攻撃に突き進むとは思わない。しかし、それも北朝鮮の対応次第だ。
 おろかなサダムフセインがそうであったように、北朝鮮が米国の意図を読み間違えば軍事攻撃の可能性は常にある。それが米国という国だ。

麻生総理などは危機となると顔を曇らせている振りをしながら、どこか待ち望んでおられるように見えるのが気がかりでならない。

今朝の白川さんの永田町徒然草
金正日体制の崩壊訴え=拉致被害者救出に必要-自民・細田氏が引用されていた。
麻生総理のみならず、細田幹事長までもが、とんでもない発言をしていたようである。
(一部引用)
発言は、東京都議選(7月12日投開票)に向け党の政策をアピールするために開いた街頭演説会でのもの。細田氏に続き、麻生太郎首相も演説し、北朝鮮への対応について発言は、東京都議選(7月12日投開票)に向け党の政策をアピールするために開いた街頭演説会でのもの。細田氏に続き、麻生太郎首相も演説し、北朝鮮への対応について「戦うべき時には戦う覚悟を持たなければ国の安全は守れない」と、厳しい姿勢で臨む方針を示した。(引用終わり)
というのである。
金正日も大病をして気が短くなっているかもしれないし、以前ほどには頭も回転しないかもしれない。
つまらない事で切れてしまって自暴自棄になってしまわれたらどうなるだろう。
一触即発の情勢にあるというのに、関係国の責任者の麻生総理が、慎重に戦争にならないように気をつけなければならないと言う時に、
まるで戦争を待ち望んでいるかのようなこの発言である。
大変なことにならなければ良いのだけれど・・・・・

政府や関係省庁の方々には、最悪の事態だけは避けられるように、細心の注意を払って、事に当って頂きたいものである。

政官財肥って、海山廃る

2009年06月08日 15時54分13秒 | 国内情報

有明海でガタリンピック、泥まみれ1600人満喫
有明海の干潟を舞台にした大運動会「鹿島ガタリンピック」が7日、鹿島市の七浦海浜スポーツ公園で開かれた。第25回の記念大会で、好天に恵まれ、延べ約1600人が出場。泥まみれになって12競技を満喫し、約3万5000人(主催者発表)の観客が大声援を送った。

 干潟が縁で交流を続ける韓国・高興(コフン)郡の公式訪問団は、新型インフルエンザの余波で不参加だったが、釜山外国語大の学生や佐賀大の留学生ら14か国・地域の外国人93人が参加し、大会を盛り上げた。

 外国人が参加する道を開き、昨年3月に57歳で死去した古賀武夫さん(NPO法人「地球市民の会」元会長)をしのぶメモリアル競技「古賀武夫杯・世界人間むつごろう選手権」は、日本人と留学生が潟スキーで25メートル進むタイムレース。出場したインドネシア人留学生ナジフ・ファジラさん(23)は「初めて干潟に入った。気持ちよかった」と笑顔だった。

 ほかにも、クレーンからつるされたロープをつかみ、どれだけ遠くに飛べるかを競う「ガターザン2009」や、干潟の中を走ったりはったりして25メートル突き進む「自由ガタ」などの競技が観客の目を引いていた。 (2009年6月8日 読売新聞)


諫早湾の埋め立て工事で、有明海は汚れてしまったと聞いていたけれど、まだきれいなところも有ったと知って、ちょっとほっとする思いだった。
この鹿島市七浦海岸の「ガタリンピック」は25回目となると言う。
好天に恵まれさぞかし楽しかった事だろう。
自然のままにしていてもらえるだけで、幸せと言う事になる今の日本の海辺の民達。

諫早湾は何のために埋め立てられねばならなかったのだろうと、返す返すも残念でならない。
日本の農地は何十年も前から減反政策という、お金を払って農地を遊ばせる政策を取ってきていたというのに、
海産物の宝庫ともいえるような豊かな砂浜を、
莫大な税金を使って埋め立てて農地に変えるという計画を誰が立てたのか?
その上国主導で断行してしまうとは!
今潮干狩りの季節を迎えて、諫早湾のそばに住んでおられる人たちは、どんなにか残念な事であろう。
ちょっと砂を掘れば、新鮮な貝が幾らでも取れていたというのに・・・・・
国は、幾ら公共工事がしたいからといって、豊饒の海を埋め立ててどうしようと言うのだろう。

沖縄の泡瀬干潟も、豊かで美しい海であったのに、埋め立てが強行されていると言う。
緊急事態!!奇跡の干潟『泡瀬干潟』の埋め立て工事が再開された。   みんなで『泡瀬干潟』を守ろうキャンペーン
09年度泡瀬干潟埋立、「護岸工事」着工に抗議する緊急集会
干潟の有用性は周知の事であるはずなのに、どうして国は地域住民の反対を押してまで、豊かな海を埋め立ててしまうような事を繰り返すのだろう?

「昔陸軍 今 ゼネコン」と言う囃し言葉を聞いた事があるけれど、ゼネコンの圧力と言うのはかくも強力なのだろうか?
それとも政治家が、賄賂に弱いから?
それとも官僚が腐っているから?

今のアメリカの有様を見せられるにつけても、
この構図が武器製造にまで発展する事にでもなったらどうなるだろう!
そのような事だけは、なんとしても阻止したいものである。

先の見えにくい世の中

2009年06月07日 15時20分47秒 | 日常徒然
今日は午後から晴れてきた。
梅雨が近づく季節なので、残り少ない晴れの日かもしれない。
日向は陽の光が強くて、暑そうだけれど、日陰はまだ涼しく過ごし易い。

犬の里親募集のサイトに応募してみた。
返事はまだ無いけれど・・・・
ご縁が有ったらうちの子になってねと言う気持ちである。

でもこれからドルや円はどうなるか分からないから、ちょっと心配になってくる。
アメリカが財政破綻したら、ドルが二束三文になり、
それに連動して円も二束三文になってしまい、円の値打ちが下がってしまったりしたら、此れまで買えていた金額で、同じものが同じ量買えなくなるかもしれない。
これから新しく犬など飼っても大丈夫だろうか?
そんな気持ちが新しく飼い犬を求める事を躊躇させていた。

最近犬の散歩に行かなくなった所為か、夫のウエストがどんどん大きくなっていき、此れまでのズボンがはけなくなってしまった。

里親募集のサイトには注目し、どうしようか踏ん切りがつかないでいたのだけれど
健康には代えられないという事で、急遽申し込む事にしたのだった。
最後まで飼ってやれると良いのだけれど・・・・・

何をするにも二の足を踏みたくなる今日この頃である。

郵政問題を総選挙に問うてみたら?

2009年06月06日 14時29分06秒 | 国内情報

日本郵政の社長進退 首相の姿勢が問われる
   '09/6/6
 日本郵政の西川善文社長の進退問題が、自民党内を揺るがしている。鳩山邦夫総務相が自らの解任も覚悟の上で、社長続投を認めないと宣言しているからだ。

 「かんぽの宿の売却問題などの責任を取って辞めるべきだ」。主管大臣である鳩山氏の言動をめぐり党内の亀裂が深まっている。「民間人事を政治がひっくり返すべきでない」と小泉純一郎元首相に近い勢力が批判を浴びせる一方で、鳩山氏に同調する議員もいる。

 麻生太郎首相は続投を容認する考えと伝えられる。だが、そのリーダーシップは見えない。

 三井住友銀行出身の西川氏は、小泉元首相から社長に招かれて3年余り。日本郵政は先月の指名委員会で続投を決め、今月末の株主総会で全株を持つ政府の承認を得ることにしていた。

 この間、かんぽの宿の一括売却問題で、不透明な入札手続きが明るみに出た。国民の共有財産の処分をめぐる失点である。その責任も問われず、すんなり続投というのは、確かに理解に苦しむ。

 政府は、株主総会までに日本郵政に業務改善の新目標をつくらせることを条件に、続投を認める方向で手を打ちたいようだ。だが鳩山氏はきのうも「こんな経営陣に郵政を任せることはできない」と西川体制を重ねて批判。自ら辞任はしないと言い切った。

 「小さな問題」と調整役の与謝野馨財務相は平静を装うが、そうはいくまい。衆院選が迫る中、首相を支えてきた鳩山氏を更迭すれば、政権の打撃は大きい。交代も織り込んだ解散前の内閣改造説もささやかれているが、選挙目当てとの批判は免れないだろう。国民が納得できるような着地点をみいだす責任は、首相にある。

 混迷を深める社長人事。その背景には、小泉改革の本丸とされた郵政民営化への評価が党内でも定まらないことがありそうだ。

 「郵政民営化に賛成ではなかった」という麻生首相の国会答弁は記憶にまだ新しい。それを「笑っちゃうぐらいあきれている」と切って捨てた小泉氏こそが今回、陰の主役と言っていいのかもしれない。鳩山氏の意向をくんだ西川社長の後任探しの動きに対し、自ら阻止に動いたとされる。

 小泉改革は貧困層を増やしたとして旗色が悪いが、郵政民営化はそのシンボル。ここで西川社長の更迭を認めれば、改革の後退が決定的になる。そんな危機感が小泉氏や周辺にはあるのだろう。

 一方、麻生首相は郵政民営化で4分社化された経営形態を見直す考えをいったんは示した。鳩山氏も「影の部分は少なくしなければ」と、サービス低下が言われる郵便事業の見直しも必要と思っているようだ。ただ党内でのコンセンサスは得られていない。

 4年前に党を大勝に導いた郵政民営化をどう評価し、問題があるならどう見直すか。党の政策としてまとめ上げてマニフェストに書き込み、国民に信を問う必要がある。ここでも、首相の姿勢や指導力が問われている。 

(中国新聞 社説)

日本郵政社長をめぐる自民党内のごたごたについて、中国新聞が社説で評論している。
今や地方紙の方がしっかりした事が書いてあり、余程信頼が置ける感じである。
麻生政権は、4年前に党を大勝に導いた郵政民営化をどう評価し、問題があるならどう見直すか。党の政策としてまとめ上げてマニフェストに書き込み、国民に信を問う必要がある
このことを問う総選挙にしたら良いのではないだろうか?

臓器移植法改正 今月中旬採決の予定

2009年06月05日 14時27分40秒 | 国内情報

臓器移植法改正、6月中旬にも衆院で採決
 衆院議院運営委員会は4日の理事会で、衆院厚生労働委員会で審議中の臓器移植法改正4案の取り扱いについて、厚労委での審議を5日で打ち切り、9日に衆院本会議で中間報告を行うことを決めた。

 4案は今月中旬にも衆院本会議で採決される見通しとなった。

 中間報告は国会法に定められた手続きで、委員会採決を省略して本会議採決を行うことができる。厚労委の田村憲久委員長(自民)が改正案の採決は各国会議員の思想・信条にかかわるため、中間報告方式で決着させざるを得ないとして、衆院議運委の小坂憲次委員長(同)に協力を求めていた。本会議採決は16日を軸に調整が進む見通しだ。

 改正案は本会議で1案ずつ採決され、いずれかの案が過半数を得た時点で採決が終了するため、採決の順番が重要になる。今後は衆院議運委で、採決の日取りや、4案の採決の順序などについて協議される。

 審議中の改正案は
〈1〉臓器提供の年齢制限を撤廃した上で、本人の意思が不明でも家族の承諾で臓器提供を可能 に するA案
〈2〉年齢制限を「15歳以上」から「12歳以上」に引き下げるB案
〈3〉脳死の定義を厳格化するC案
〈4〉15歳未満は虐待の疑いがないかどうか病院の倫理委員会による事前審査を義務付けるD案― ―の4案。
(2009年6月5日 読売新聞)


今月中旬に衆院で採決されるそうだけれど、くれぐれも禍根を残さないように祈ってやまない。
病人を助ける事も大切な事ではあるけれど、その為に万が一にも、健康な人の臓器が狙われて、悪事が横行するような事態にでもなったら大変である。
人の生き血を吸って生きるドラキュラは、恐れ忌み嫌われているけれど、
人の臓器を狙うものが蠢く世の中となったら、
それこそこの世は地獄そのものになってしまうではないか!
臓器確保の為の、おぞましい噂を聞くたびに、人は人の臓器を取ってまで長生きする必要があるのだろうかと、悩んでしまう。

私たち生き物は、与えられた体で存分に生き永らえ、
持ちこたえられなくなった時には、潔くこの世を去る。
そういう自然の摂理に従っている方が、
結局皆が幸せに生きられるのではないだろうか?

防衛省再編案

2009年06月04日 20時01分15秒 | 国内情報

防衛省再編案 内局中枢に制服組2009年6月4日 朝刊
 一連の不祥事を受けた防衛省改革で、内局官僚(背広組)と自衛官(制服組)の混成化を図る組織再編案の全容が三日、判明した。内局の防衛政策局の機能強化に向け、次長を現行の一人(背広組)から国際参事官(外務省出身者)と制服組を加えた三人体制とするなど内局中枢に制服組を登用。中長期的な防衛戦略を検討、立案する戦略企画課を設置し、防衛政策局を改編する。

 内局と陸海空各幕僚監部の防衛力整備部門を一元化した局を内局に置き、局長は背広組、次長には背広組、制服組から一人ずつ充てる。防衛政策局と防衛力整備部門の課長には制服組からも起用する。

 政策立案機能の強化は北朝鮮の核、ミサイル開発や中国の軍事的な台頭、頻度を増す自衛隊の海外派遣など安全保障環境の変化に対応するのが狙い。ただ背広組と制服組の混成を進める改革には、シビリアンコントロール(文民統制)の観点から異論も予想される。

 防衛省は八月の来年度予算概算要求に再編案を反映させ、防衛省設置法改正案などを来年の通常国会に提出する方針だが、衆院選後の政権枠組み次第では修正を迫られる可能性は否めない。

 防衛政策局の防衛政策課、日米防衛協力課、調査課の課長にはこれまで通り背広組が就く。各国との防衛交流などを担当する国際政策課長は制服組から充てる。さらに防衛計画課が防衛力整備部門に移管するのに伴い戦略企画課を新設し、課長は背広組とする。

 新設の防衛力整備を所掌する局には五つの課を設置する。防衛計画課と、会計課の課長は背広組。


再編案では、局長の次は3人の次長があり、そのうちの一人を外務省出身者残りは制服組1人と背広組み1人と決めることにしているが、
局の中央を貫いているのは、日米防衛協力機構となっている。
それに外務省は名だたる対米従属路線の主であるから、
どんな事が有ってもこの真ん中の指揮系統が犯されることは無いのだろう。
日米再編案に基づく自衛隊再編は着々と進んでいるようである。

この体制に足りないものは、
憲法9条2項だけだという本の広告が目に入ったけれど・・・・・

絶対に辞任しないで!鳩山総務大臣

2009年06月03日 14時06分08秒 | 国内情報

鳩山総務相:西川社長続投なら辞任も「私は信念曲げない」 
鳩山邦夫総務相は3日朝、日本郵政の西川善文社長の続投が決まった場合、辞任することもありうる、との考えを示した。政府は西川社長の続投で最終調整しているが、続投に反対の意向を表明していた鳩山総務相は、「続投が決まった場合は辞任を考えるか」との記者団の質問に対し、「政治家の言葉は軽々しいものであってはならない。私は信念を曲げることはしません。それで察してほしい」と述べた。
 鳩山総務相は「かんぽの宿」売却問題の経緯を「出来レース」と批判。「(西川社長に)責任がないということを認めれば、私の正義感を捨てることになる」などと、続投を認めない意向を会見などで繰り返し強調してきた。【中井正裕】


麻生総理はやっぱり長いものには巻かれろ作戦を採用したようである。
こうなったら鳩山総務相自身が、長いものとして、
麻生総理を動かす為の圧力にならなくてはならない。

このニュースのタイトルは、鳩山総務相が辞任をほのめかしたように書いてあるけれど、
鳩山さんは実際には辞任とは言ってはおられない。
「私は信念を曲げることはしません。それで察してほしい」と言われたのである。

鳩山総務相は自分から辞任などされる事はない。
麻生総理は最初は鳩山総務相と同じ考えで、郵政の巨悪をあばく為の同志として、鳩山邦夫氏を総務大臣に就けたのだから、
鳩山邦夫氏には何の落ち度も無い。
悪いのは手の裏は返したように豹変し、裏切った麻生総理の方である。
麻生総理が鳩山さんを馘首すると言うなら、馘首される覚悟は持っていても、
それは内に秘めて、総務大臣の職にしがみ付いてでも、
所期の目的を果たすべく、信じた道を突き進み、職責をはたされるべきであると思う。

辞任したりしたら、それこそ郵政売国派の思う壺となってしまうだけである。
鳩山総務大臣には、最後まで何とか頑張って欲しい。

( 追記 )googleニュースに載っていた下記の記事をクリックしたら、もうエラーとして、無効のリンクにされていました。
恐るべし 恐るべし・・・・
鳩山総務相更迭へ 小泉一派の脅しに完敗
  日刊ゲンダイ - ‎2 時間前‎
日本郵政のトップ人事で、麻生首相が、西川社長の続投を容認する意向を固めたという。西川社長を抜擢した小泉元首相一派や、それに連なる反麻生勢力の“脅し”に屈して、西川続投を決めたようだ。ところがこうした動きに、鳩山邦夫総務相はトコトン戦うという態度を崩さない ・・・・・

西川郵政社長続投に向けて、政府内調整進む?

2009年06月02日 14時46分10秒 | 思想信条

日本郵政社長の「条件付き」続投 鳩山総務相は認めず
 鳩山邦夫総務相は2日の閣議後の記者会見で、日本郵政の西川善文社長の続投について、新しい経営目標を設けさせるといった条件付きでも認められないとの姿勢を示した。政府内でこうした調整が進んでいるとの報道に関しては「私がからんでいない政府内調整はない。そんな話が出ているのかさえ知らない」との不快感を示した。

 日本郵政グループの広告代理店契約を巡り、郵便不正事件に子会社が関与した博報堂との取引を見直していないことを「不正義と断じたい」と問題視した。日本郵政の持ち株会社が傘下の事業会社に契約の継続を通達していたといい、「典型的な癒着としか言いようがない。ガバナンスの問題だ」と指摘した。

 一方、河村建夫官房長官は2日の閣議後の記者会見で「総合判断する過程に至る調整段階だ。株主総会までに一つの方向付けは必要であり、それに向けてまさに調整中だ」と述べ、今月末の日本郵政の株主総会までに政府としての結論を出すとの考えを示した。(14:02)


郵政社長の問題で、政府は鳩山総務相抜きで調整しようとし始めているらしい。
又しても郵政問題の是正方針は、麻生総理の腰砕けに終わるのだろうか?
結論は今月末にある郵政の株主総会まで持ち越されると言う事だから、
孤軍奮闘の鳩山邦夫氏の命が狙われる事も、有り得ない事ではないことになるのかも知れない。

麻生総理のように、始めは立派そうなことを言って、協力者を募り、けしかけておきながら、
ちょっとでも自分に禍が及びそうな事が生じたら、
たちまち手のひらを返して、自分を信じて付いて来た仲間を平気で裏切る、
コンマ以下の人間であると言う事が証明されるような事態が、何度有った事だろう。
こんな人間が日本の総理として、国防をとやかく言っていても、
信用する訳には行かない。
麻生総理などを信用してたら、日本国民はとんでもない羽目に陥らされることになるだろう事は想像に難くない。

その上、麻生太郎と言う人は恥を知らない人のようだから、
国民にどんなに迷惑をかけても、自分の責任など全然無かったかのような顔をして、しゃ~しゃ~と次の政策を唱え出し、
又しても、もっともらしい事をのたまうのだろうと思うと、空恐ろしくさえなってくる。

自公政権の人達はこんな総理であっても、尚今の身分にしがみ付いていたさに、
麻生総理の求めに応じて、何にでも賛成票を投じ続けるのだろうか?

即刻不信任案を提出するくらいの気概が、欲しいものである。


日本は民主主義国ではなかったの?

2009年06月01日 13時21分16秒 | 思想信条
六月は雲ひとつ無い快晴の幕開けとなりました。
毎月一日に立木観音にお参りすることにしているので、今日も主人と二人でおまいりして来ました。
途中瀬田川のそばを通りかかった時、河川敷の駐車場には消防車が止められ、
河の上にはヘリコプターが旋回しているのが見えました。
昨日川原でバーベキューをしていた高校生たちの中の一人が、
河に入って遊んでいて、過って河に落ちて行方不明になっていると、今朝の新聞に載っていたと主人が言っていました。
その高校生の行方がまだ分からず、探索を続けているようでした。

瀬田川は流れがきついので、近辺の者はあまり近づかないのだと、
土地の人に聞いた事がありましたが、遠くから遊びに来た人は、のどかな風景につい気が緩んで河に入りたくなるのでしょう。
そこで石などで足を滑らせて、水に流されたりする事故が起きるようです。
これから暑い季節に向かい水で遊びたくなる季節ですが、一つ間違えると水は怖いですね。
六月になったばかりの今日、早くも水難者探索を見る羽目になってしまいました。

今朝の新聞(京都新聞)には、例の日米の密約の話も載っていました。
「60年安保 日米核持ち込み密約 外務次官ら組織的管理(経験者4人証言)」と言う見出しのスクープが、横の方ながら、朝刊の1面に載っていました。
「ほ~、こういうことも新聞が載せるようになったのだ!」と、ちょっと新聞を見直すような気がしていたのですが、
今朝のメルマガに天木さんが、この記事のことを書いておられました。
我が家と違って、何誌も読み比べておられる天木さんが言われるのには、
載せていたのは東京新聞だけで、朝日も読売も一行もこのことを書いていなかったそうです。(毎日はどうだったのかな?)

このスクープは共同通信が、80年代から90年代に外務事務次官を経験した4人のOBに、インタビューを行いその証言を配信したものだそうです。
天木さんの記事を引用します。

 これらの証言は、核兵器を積んだ米軍の艦船や航空機の日本立ち寄りを認める密約文書の存在をはっきり認めている。この目で見たと言っている。

 これらの証言は、その文書は歴代次官の引継ぎ事項であった事をはっきりと認ている。

 これらの証言は、その密約の存在を首相や外相に知らせる際に、人を見て選別していた事と言っている。
信用できる政治家、秘密を洩らさないだろう政治家を、官僚が値踏みし、選別して伝えていたというのだ。国家機密の取り扱いを、大臣ではなく役人が決めていたのだ。(引用終わり)

これらの事実はアメリカが既に公開した文書で、世に知られている事ではあったけれど、
今回、元事務次官だった人が4人も共同通信のインタビューに応じて、
核兵器を積んだ艦船を、事前協議なしで入国させると言う密約が有った事実を、
退職後とは言え、日本の政府関係者がメディアの質問に答えて、はっきりと認めたのです。
しかも総理大臣によっては、外務次官の裁量で教えない事に決めた事も有り、
これだけの事実を隠されたままで終わった総理大臣も、何人か有ったと言う事実まで認めたのです。

こんな民主主義にもとる事を、日本の国家公務員(官僚)がしてきていたと言うのに、日本のマスコミは何も感じないもののようです。
報道しているのは、東京新聞とか京都新聞というような一地方の小さな新聞社だけと言うのは、どうした事でしょう。
私たち国民が曲がりなりにも選挙で選んだ政治家が、決めたことであるならば、
ある意味仕方ないと諦めざるを得ないかも知れませんが、
反対しそうな政治家には、初めから密約の事実の存在そのものを教えなかったと言うのですから、
民主主義は官僚によって、完全に蹂躙されていたと言う事ではないでしょうか
あきれ返った所業であると言うのに、日本の新聞記者はこの事を、問題にもしないというのはどういうことでしょう。

国民が選挙で選んだ政治家に、国民の意思を代行してもらうのが民主主義であると、私たちは学校で習ってきていましたが、
日本が民主主義国であるというのは嘘だったのでしょうか?
国民の選任を受けたわけでもない国家公務員が、
勝手に国家の方針を決め、国民の代表である政治家を操っていて、どうして民主主義国家と言えるでしょう。
賢い官僚が愚かな国民に代わって、知恵を絞って考えに考え抜いて決めた政策なのだから、国民にとってもこの方が良いに決まっていると彼等は言いたいのでしょうが・・・・・

善良な者だけが、官僚になっていたら、その方がうまくいく事もあるかもしれないけれど、
ひとたび悪辣な者に権力を握られる事になったりしたら、国民は無法状態の中で権力者の意のままに、蹂躙される事になりかねません。
この世の中には、「悪貨は良貨を駆逐する」と言う諺があるくらいで、
熾烈な権力争いに勝って権力を握るのは、大抵悪辣な者になると相場は決まっています。
だからこそ、無駄が多いし、時として愚民政治に陥ってしまうかもしれないけれど、民主主義という政治形態を、庶民は苦労して獲得してきたのでしょう。

尤も、日本の場合はアメリカから押し付けられたと言う経緯はありましたが、
各国国民にとっては、血のにじむ苦労の末に獲得した制度だったはずでした。
そして日本人も、太平洋戦争後、民主主義を良いものとして受け入れ、
日本のの政治は自分たちが選んだ政治家がやっているものと信じてきていたのでした。

日本人はこれから本当の民主主義を獲得すべく、頑張らねばならないと言う事なのでしょうか?