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次期経団連会長に米倉弘昌住友化学会長(72)を起用

2010年01月24日 14時02分29秒 | 経済

経団連会長に米倉氏 財閥系から初起用2010年1月24日 朝刊

 日本経団連は二十三日、御手洗冨士夫会長(74)の後任に、米倉弘昌住友化学会長(72)を起用する人事を固めた。二十七日の幹部会合で内定し、五月末の経団連総会で正式就任する。

 経団連会長が、住友グループや財閥系企業から起用されるのは今回が初めて。化学業界出身は、旧経団連の初代会長、石川一郎氏(日産化学工業社長=当時)以来となる。

 米倉氏は経団連で評議員会議長を務め、御手洗会長に次ぐナンバー2の地位を占めている。「現在の財界の状況を最もよく理解している人物」(財界幹部)として知られる。


経団連会長がやっと御手洗氏の手を離れるようである。
派遣切りなど御手洗会長の会社キャノンのやり方には、不信感を募らせるものが多かったので、会長が変ったら少しは企業の姿勢もましになるかなと期待したいところではある。
新しく会長になる予定の米倉氏は、御手洗会長の下での副会長ではなく、評議会議長だった人であり、経団連では副会長からの選出が恒例化していたので、異例の会長人事と言うことになるらしい。
読売の記事(「副会長以外」「旧財閥系」異例の経団連会長)を読むと、読売はこの人事を余り歓迎していないようであるから、
逆に期待できる人事なのかもしれないと思ってしまが・・・・・

これまでのように輸出関連企業の社長ではない事から、政府の経済政策が輸出企業偏重から、幾らか脱却する予兆なのかも知れない。
輸出の為に国内の農業が犠牲にされ続けてきた事を考えると、そろそろ方向を変えるべき時に来ているのではないかと思う。

日本人は残業を重ね身を削って一生懸命作った製品を、アメリカに輸出し続けてきた。
日本は大いに儲けていた積りが、殆どがアメリカ国債となって、現在アメリカに足止めされている。
アメリカのドルがやがて紙くず同然になるかもしれない状態にあると言う事などを考えたら、
輸出の為に大事な国内の農業を犠牲にするなど、愚の骨頂だったのではないだろうか。

今地震で悲惨な目に会っているハイチは、地震の起きる前から悲惨を極めた国であったそうである。
以前ハイチが危機の時IMFからの援助の見返りに約束させられた事が、農産物の自由化であったそうである。
農産物の自由化で(政府に資金援助されているアメリカの)農産物がどんどん流入し、
ハイチの農産物は値段で到底かなわず、農業をする人がどんどんいなくなってしまったのだそうである。
100%の自給率であったハイチの食料自給率が、現在0に近くなってしまっているのだそうである。
そして現在ハイチの国内は、耕作されない荒地だらけになっているそうであるが、
ハイチほどではないけれど、農家の高齢化で荒地面積が増え、日本の農業も全滅寸前であるのだそうである。
それなのに都会では、失業をかこつ若者が大勢有ると言うこの矛盾!
日本でも農業問題は一日も早く解決しなくてはならない。
日本人の食の安全の為にも、若者の失業者を減らす為にも。

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