春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

浜岡原発事故を教訓に、上関の海は汚さないで!

2009年12月02日 13時36分25秒 | 原発・エネルギー問題

浜岡原発>廃液漏れの被ばく者、さらに8人 静岡県に報告
12月2日12時0分配信 毎日新聞
 静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発3号機の補助建屋内で高濃度の放射性廃液53リットルが漏れ、中電は2日午前、県危機管理局理事らに事故について説明した。中電は前日、作業員や職員ら21人が最大0.05ミリシーベルト被ばくしたと発表したが、さらに8人が最大0.2ミリシーベルト被ばくしていたと報告した。いずれも健康に影響はないという。

 中電静岡支店の原子力グループ部長ら3人が県庁を訪れ「心配をおかけして申し訳ない」と謝罪。漏水原因については「廃液は粘りがあり、配管の流れが悪くなって詰まった可能性がある」と説明した。

 中電によると、廃液漏れは1日午後4時15分ごろ発生。廃液の放射能を減衰させるための濃縮廃液貯蔵タンクから配管を使って廃水を抜く点検作業中、タンク周辺の4カ所の排水升からあふれた。

 当時、4人が作業中で、職員ら30人が駆け付け、廃液の蒸発や飛散を防ぐ措置をとったという。中電は1日時点では、計23人が現場に立ち入り、うち21人が最大0.05ミリシーベルト被ばくしたと発表していた。

 中電は29人が被ばくしたことについて「保安院の保安規定に基づく中電の作業計画にのっとった対応で、問題はない」と説明。県危機管理局の渡辺洋己理事は「放射線管理区域内とはいえ、国の基準を大きく超える放射能が確認された。県民の不安は大きく、早急に対策をしてもらいたい」と話した。【浜中慎哉】


この事故により漏れた廃液の放射能濃度は、国が危険の目安として決めた基準の、324倍の放射能の量であったと言う。(浜岡原発 廃液漏れ21人被ばく 基準の324倍放射能
それでも浜岡原発も国も危険は無いと言っているのだそうである。
こんな言葉を信じることが出来るだろうか?
危険は無いといえば言うほど、信じられなくなり不安は高まると言うものである。
これが危険は無いと言い切れる事故だとしたら、
経済産業省にとって、国の基準の324倍の12億ベクレルの放射能が、
将来上関に原発を造った時、瀬戸内海に流れ出ても、
それは想定内と言う事になってしまうのではないだろうか。
環境省は日本の宝とも言うべき瀬戸内海が、
どうなっても良いと思っているのだろうか?

環境被害を出すものはCO2だけではない。
放射能汚染の方が、何百倍恐ろしいか、
環境大臣は御存じないのだろうか?
民主党政権になれば、此れまでの原発も順次封鎖して行ってもらえるかと期待していたけれど、
全くの期待はずれで、
現地住民が28年間も反対し続けてきた上関原発を、
強引に造ろうと海岸埋め立てを強行している中国電力の、
埋め立て工事を見てみぬ振りを決め込んでいる。

今回の浜岡原発の事故も、
経済産業省原子力安全・保安院は「被ばく量は現場の日常作業と同程度で、安全確認の上での作業である限り、問題になるレベルではない。漏えいした廃液も放射線管理区域外に出ておらず、安全上ただちに影響を与える事象ではない」としている。
と、いい加減な事を言ってお茶を濁そうとしておられる。

例え今回の事故が、経産省の言う通りで、
安全上直ちに影響を与える事象ではないとしても、
これ以上の事故が起きないと言う保障はない。
この事故が起きた時点で、無事故を期待することは出来ない、
と言うより、原発とははどんな事故が起きるかもしれない危険極まりないものであるである、
と言う認識を持たねばならなくなったのではないだろうか?

今後どれ程の事故が起きるかもしれないと言う事態を想像したならば、
内海でいったん流れ込んだら、外海のように拡散できない瀬戸内海に、
強引に原発を造るなど、もっての他の事であると思う。
しかも財政厳しき折、莫大な税金を使って、国民を危険にさらすものを、
住民の悲痛な思いで、生活をかけての反対を押し切って造らせるとしたら、
民主党は「国民の生活が第一」の政党であると、
今でも言えるだろうか?

こんな事では、大量の石灰を投入せねば(毒となり)飲めないような水を、
飲料水として溜め様と言う八ツ場ダムを、
強引に造ろうとしていた自民党政権と、
民主党は同じ道を歩もうとしているように見える。

どうか民主党政権には、
一刻も早く上関原発にNOを表明して、
中国電力の上関埋め立て工事を、未然にやめさせて、
貴重な瀬戸内海の自然破壊を、食い止めてもらいたいものである。