鍼灸師「おおしたさん」のブログです

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動画に頼りすぎる子育ては危険すぎる

2023年01月21日 | 子育て・小児はり
孫ちゃん
家の中で雪遊び中
いろんなものに触れて触っていつも楽しんでる!
お嫁ちゃん、すごすぎ(^。^)


「視覚と聴覚、触覚は大脳新皮質に直接入るから分断してはいけない」とは山際先生の言葉である。



まだ年端のいかない小さな子どもがYouTubeを眺め続ける時代であるが、小さい時に「見ることができても触れられないもの」に依存した生活を送ると、現実世界から離れた場所に居場所を探すようになる。

実は赤ちゃんは他者と自分との区別がつかない。お母さんの肌に触れ、おっぱいを吸って、ようやく自分の存在を理解していく。だから小さい時はとにかく触れる。触れて舐めて肌感覚を養う。とても大切なことだ。触覚を育てないうちに視覚や聴覚に手を出すと、他者と自分の区別がつかず自己形成が歪つになり、子どもの情緒は不安定になる。だから先ずは子どもにたくさん触れて欲しいのだが、どこでも動画を見ることができる時代である、肌感覚を養うことが正しいとわかっていても、実行に移すのはなかなか難しそうだ。しかし幼い頃からの過度な視覚への依存、それが「人との繋がり」に待ったをかけ、その感覚が育たなくなるとしたら。

とにかく五感の育て方は近くから遠く。とても大切なことである。実際触れる、舐める、匂うといった体に近いところの感覚をしっかり育てるといった意識を持つだけで、子育てはうまくいく。小さい時の情操教育なんてたいしたことはない。子どもに触れ続ける方がはるかに脳は発達する。この体に近い感覚をしっかり養った上で見るや聞くといった体から遠く離れた感覚を養う。そうすれば子育ては絶対大丈夫。

ハミ出すことを極端に嫌がるこの日本で、肌感覚が育っていなければ本当に地獄である。とにかくこれでもかというほど触れて触っているだけでいい。それだけで子どもは生きやすくなる。


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