神宮外苑いちょう並木近く「おおした鍼灸院」のブログです

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朝鮮アサガオと華岡青洲

2005年07月05日 | 東洋医学、東洋思想

華岡青洲(はなおかせいしゅう)という人をご存知でしょうか?  

今からおよそ200年前の1804年、全身麻酔を用いて世界で初めて乳がんの外科手術を行った 和歌山県の医師です。

 

ウィキペディア(Wikipedia)によると、歯科医師であるウイリアム・モートンがマサチューセッツ総合病院で硫酸エーテルを麻酔として用いた最初の公開手術をおこなったのが1846年ですから、その40年以上も前に、海外との交流が無い日本の、それも和歌山県という片田舎で麻酔を使った手術がおこなわれたのは奇跡的な事です

 

青洲が麻酔薬を作ろうと思ったのは彼がまだ20代の頃で、3世紀初頭の中国で華陀(かだ)という医師が、朝鮮アサガオ(別名 曼陀羅華)を主薬とした「麻沸散(まふつさん)」を酒に混ぜて患者に飲ませ、多くの外科手術を行っていたことを知ったからです。

しかし麻沸散の詳しい成分は明らかでありませんでした。

このため青洲は、20年にも及ぶ研究の末、朝鮮アサガオの花を主成分とし、6種類の薬草を組み合わせた経口全身麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」を完成させました。

その後青洲は、この通仙散をつかって200例以上の外科手術を行い、日本の外科および麻酔科の祖といわれています。

しかし、その後「通仙散」を用いた手術は発展せず、本格的な全身麻酔の導入は戦後になってからという事ですから使い方が難しかったのでしょうか?

 

その他、調べてみると、朝鮮アサガオには幻覚作用もあり、中米マヤの祈祷師もトランスするのに用いていたようで、今でも儀式的なことに使われているそうです。

 

 

何でこんな話をしたかというと……

 

往診している患者さんの奥さんが花を大切にされている方で、帰り際に患者さんが朝鮮アサガオの事を教えてくれました。

鍼灸学校の時に覚えていたので、ああこれがあの朝鮮アサガオか、と思うとなんだか嬉しくなってつい写真を撮ってしまいましたが、やはり本物は違いますね。

朝鮮アサガオを見て華岡青洲がどんな気持ちでこの花を使ったのか、いろんな興味がわいて調べてみました。

  

百聞は一見に如かず……本物を見る努力をしたいと痛切に感じた今日でした。


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