神宮外苑いちょう並木近く「おおした鍼灸院」のブログです

2004年神宮外苑いちょう並木近くに開院。痛みの無い浅刺接触の経絡鍼灸治療院です。

なぜ凧揚げはお正月??

2005年12月13日 | 東洋医学、東洋思想

今朝は風があったので、外苑のいちょう並木でギンナンをたくさん拾いました。

10分ぐらいでしたが、今期一番の収穫でした。

 

チョット早いのですが風で思い出した正月の話……

正月の代表的な遊びと言えば、凧揚げと羽根突きですよね。

風の強い時期は冬だけではないですが、凧揚げといえばやっぱり正月です。

実はこの遊び、陰陽道を踏まえた正月の春を迎えるための重要な儀式なのです。

えっ

正月を迎える行事が春を迎える行事って??

正月って……まだ冬じゃん!!

今でこそ正月は真冬の真っ只中ですが、本来(旧暦)は立春のころに正月を迎えました。

ちなみに来年(平成18年)の立春は2月4日、旧暦での正月はまさしく春を迎える大イベントでした。

 

春を迎えるには金「気」を抑えることが大切です!!

陰陽五行の世界では、春は木「気」で表されます。

春を気持ちよ~く迎えるためには、五行で春を表すこの木「気」を盛んにする必要があります。

木「気」を盛んにするにはどうするかというと、金「気」を抑える事が重要になります。

なぜかというと金「気」は木「気」を押さえ込む作用があるからです。

…五行のバランスを知らないと分かりにくいんで、とりあえず木「気」を盛んにするには金「気」を抑える必要があると覚えてください。…

 

金「気」を抑えるには火「気」の力を利用します。

火「気」をさかんにすることによって、木「気」を弱めてしまう金「気」の作用を抑えつけることができます。

…チョット複雑です。…

結論を言えば、気持ちよ~く正月を迎えるには

火の力を強め、金の力を弱める事が大切です。

 

凧揚げについて……

ではなぜ正月に凧揚げをするか……ですが、凧は陰陽五行説の火「気」の象徴なのです。凧を揚げることで、火「気」を強くしようというおまじないなんです。

火「気」の性は「炎上」と言って、(燃え)上がる事を意味しています。火気の姿である凧を空高く上げることは、まさに火「気」をあおり、金気を抑え、ついには木「気」を盛んにしようとするおまじないだったんです。

 

羽根突きは……

羽根突きについてですが、羽根突きは文字通り羽子板で羽根を打ち突き放す遊びですよね。

実はこの羽根、鳥のことなんです。

鳥すなわち「酉」のことなんです。

本をただせばこの羽根突き、「酉」を力強く撃ち放ち合う儀式の事だったんです。

「酉」は8月のこと、金「気」の「旺」の月のことなんです。金「気」を打ち放って春を呼ぼうという儀式のことだったんですね。

 

 私たちの身の回りあちこちに陰陽五行話が転がっています。

 

次回は木やら金やら火やらの五行のお話を続けたいです。

……ってできるかなぁ???

 

[参考文献] 吉野裕子 『ダルマの民俗学』 岩波新書

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