鍼灸師「おおしたさん」のブログです

毎日のブログ更新頑張り中です!鍼灸の話よりも、思ったことを勝手気ままに書いているブログです。

子どもへの不安は心にしまって

2023年02月02日 | 子育て・小児はり
私は鍼灸院の院長という仕事の傍ら空本誠喜衆議院議員の秘書もしています。

当選時にいただいた胡蝶蘭を事務所で育てているのですが、今年は花が咲きそうです。


今から楽しみです。


夜泣きやアトピー、疳の虫の相談で多いのが治療回数であるが、診ないとわからないのが本当のところだ。しかしそう伝えても食い下がる方は結構多い。確かにどれくらいで効果が現れるかを知りたいのは誰しもがそうだと思うが、人は機械や工業製品ではないのでこの説明ばかりななかなか難しい。

治療の回数や期間もそうだが、子どもの症状に振り回されて、不安に悩まされている親御さんもとても多い。もちろんそのような気持ちになるのは当たり前だし子どもが愛おしいからこそそうなるのもよくわかる。ただ親の不安は直接子どもに投影されるので、子どもの前では気丈にふるまっていただきたいとは思うのだが、そうはいかないのもよくわかる。

そういえば、数十年前に伊賀上野市のある農家で1,2年研修をしていたことがある。そこで草刈りをしていた時に何かの拍子で鎌が左の手首に刺さってしまい数針縫う事になってしまった。その時研修先のお母さんが、昭和気質の何にも動じない気丈の方な方だったのだが、ダラダラ流れる血を見て「これくらいのことでなんと女々しい」といった感じで静かに手当てをしてくれた。ぱっくり裂けていたのでかなりの出血だったと思うのだが、そんな感じで手当てを受けると、こちらもそんなものかと思ってしまう。本当だったら焦っていたと思うが、お陰でパニックになることも無く、自分で車を運転して病院で傷口を縫ってもらった。

多分そんなもんである。「そのぐらいのこと大したことではない」と接しられたら、そう思うものである。これは子育てにも繋がると思う。「私がいるから大丈夫」といった言葉や態度がどれだけ子どもを安心させるか。そんな気丈な親を続けていけば、子どもに対して「今のあなたで大丈夫」といった気持ちにもなる。そして子どもはより安心して生活ができるようになる。結局それだけでも症状が改善されるから不思議だ。

小児はりでよく眠るようになったとか、治療の後うんちが沢山出てすごく落ちついたとか、小児はりは子どもの生きる力そのものに影響を与える素晴らしい治療だと思うことしきりなのだが、親の子どもへの態度も大切だと痛感している。

なかなか改善されないと不安になるのもよくわかる、しかし「これくらいのことで泣かないの!」といった、「肝っ玉母さん」的な気持ちで子どもに接するようにしていると、違った景色が見えてくるのではないだろうか。

もちろん子育てに不安はつきもの。子どものちょっとした事にも反応してしまうのが母親である。その姿勢がともすれば周りの反感を買い、それがが高じて皆んなが敵に思えることもあると思う。でももしも本当に敵視する人がいたとしても、それはほんの一部の人。ほとんどの人があなたの育児を応援している。意外と身近にそういう人はいるものだ。だから安心して子育てしよう!

応援してます!




最新の画像もっと見る

コメントを投稿