「刻石流水」という言葉がある。
意味は「受けた恩は石に刻み、かけた情は水に流せ」という。
「懸情流水 受恩刻石」と言う仏教経典からきているそうだ。
この言葉は「してあげたのに」と無意識に見返りを求めてしまう自分を戒める言葉にしている。
あとお金に関しても、貸す時は返してもらえないつもりで、借りる時は倍返すつもりでといった感じで、この言葉を気にするようにしている。
加藤諦三さんが「相続に際して、兄弟が本当に仲が良いかどうかがわかる」と言っている。
これは本当にそうで、そういう人を嫌というほど見てきた。
せっかく兄弟に生まれたのに、お金くらいの瑣末なことで仲違いするのはとても悲しい。
普段のやり取りが少なくなっても、いざというときに助け合ってくれたらとても嬉しい。