南青山にある小さな鍼灸院のブログです

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視床下部をコントロールする鍼治療

2013年03月27日 | 東洋医学、東洋思想

できるだけ毎日飲むようにしている青汁ですが、ミキサーに担当は子ども達。

葉っぱから入れてみたり、りんごやバナナから入れてみたり、一番楽に早くジュースになる方法を日夜研究している模様。

昨日はバナナから放り込んでいましたが、先に水分が多くなった方がいいみたいですね。

そんでもって無農薬のレモンが手に入ったので、皮ごとブチ込む感じ!昨日のは…苦すっぱかったです。

 

 

ということで本題です。

私がやっている経絡鍼灸治療ですが、体表への刺激が基本です。

もちろん血液循環の改善やら鎮痛効果を狙うような深めの鍼もしますが、「気」の調整を目的としていますので、皮膚に触れるだけの鍼がメインとなります。

「気」の働きを意識するだけでとんでもない効果を得られるこの経絡治療です。

その理論は経験に基づくものなので、その効果を実感することで理解される事になるのですが、解剖生理学的観点からも、五行的理論への信頼が欲しいと思うこともしばしばあります。

 

それでいろいろと物色しているわけなのですが、数年前にスキンタッチ会でもお話していただいた桜美林大学の山口創先生や「皮膚は考える」の著者・傅田光洋先生の本を読むことにより、なぜ鍼をツボに当てるだけで治療ができるのかを違った感じで納得するようになりました。

 

フムフム、やはり皮膚なのですね。

神経を介さず皮膚の表皮細胞自身が体中をコントロールしている可能性があるというのは面白いと思いました。

 

キーワードは「表皮細胞と視床下部」 

皮膚は外側から角層、表皮、真皮、脂肪組織の順に並んでいます。 

この中で鍼灸と関係するのは表皮です。

表皮は厚さが平均0.2mm。


表皮は外胚葉由来の細胞です。

外胚葉といえば、脳神経系もここから分化します。

ですから脳は身体の外側にある表皮細胞を通して外界の様子を探っているとも考えられるわけです。

もっと言えば、表皮細胞が受けた刺激は自律神経系の中枢の「視床下部」に伝わるとの話もあります。


この視床下部、自律神経の中枢だけでなく、ホルモンの分泌調整もしています。

視床下部の下にある脳下垂体という場所から、成長ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンが分泌されているのですが、これらを統括しているのが視床下部です。

全身の恒常性を保つ働きをしています。


視床下部は大脳辺縁系(…情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与している複数の構造物の総称…by wikiさん(^O^))の影響も強く受けています。

ですから外部からのストレスを受けやすいとも言われてます。

 

そういうことで、視床下部のコントロールが乱れると、自律神経失調症といった、なんだかわからないけど体調不良よ!ってな感じになります。

訳のわからない痛みやだるさに怯えることになるんです。


摂食障害も視床下部の異常によるもの。

それで摂食障害だと寒がりだったり頻尿だったりするわけです。

 

これをうまく刺激するにはどうするか…

そう…厚さ0.2mmの表皮をどのように意識して鍼灸治療を施すか…


適当に鍼を当てても効果はないわけですから…

 

鍼灸師はそれをツボとか経絡とかから的確に視床下部に対応する経穴を探し当てるわけなんです。

だからわけの病名のつかない症状が取れていくのです。

 

…と考えると、スポーツをやっている人よりも不定愁訴を抱えている人の方が、経絡治療は適応だということも納得できます。

もっと言えば、神経症を患ったとしても効果が出ます。

 

なんで良くなったのか、わからなくなることがあるのですが、生理学的に理解すると、納得する事が多いです

 

先生ありがとうございました。


院内での治療は10時より20時ぐらいまでです。
電話連絡だけでなく、メールやフォームでご連絡も可能です。

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