慢性的な体調不良で悩んでいる方の治療では、手術痕の癒着を取るような治療をすると効果がありました。
虫垂炎や胆石、そけいヘルニア、子宮内膜症などで、特に手術痕が盛り上がっているような場合など、鍼灸治療でケロイド部位のリリースを目的とした治療をすると、グングン良くなっていく場合があります。
これは、東洋はり医学会関西支部の宮脇和登先生の著書「鍼灸臨床こぼれ話」に載っていたもので、そけいヘルニアの手術痕をもつ患者さんに対し、通常の治療に加え手術痕の治療をおこなったところ、腰痛の経過がとてもよく、かなり効果があるものと思われます。
また、盲腸の手術痕にも効果を認めることができました。
腰痛や膝関節痛の場合、腰や膝だけでなく股関節の治療が大切になってきますが、手術痕の治療もおこなうと予後がとてもよくなります。
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