沖縄の公認会計士佐藤晃史のブログ

沖縄で医療機関支援、事業承継、相続対策に強い会計事務所を経営している佐藤晃史のブログです

贈与税改正の動向

2012-02-29 13:05:29 | 相続税・贈与税
本日は、「社会保障・税一体改革大綱」の中から、贈与税に係る改正部分について取り上げます。

贈与税については、高齢者が保有している金融資産を消費性向の高い若年世代に早めに移転させることで、需要を喚起することを目的として、平成27年1月1日以後の贈与から、以下の2つの改正が行われる見込みです。
1.贈与税の税率構造の見直し
20歳以上の者が直系尊属(父母、祖父母)から贈与を受けた財産については減税となります。
これまでであれば、1,000万円超の贈与を受けると、1,000万円超部分については50%の税率が適用されていました。
改正されると、50%税率が適用となるのは、3,000万円超からであり、相当程度、減税となっています。
以下500万円、1,000万円、1,500万円の3パターンについて、贈与税額を試算しましたのでご参考にどうぞ。

贈与財産500万円の場合→53万円から48.5万円へ4.5万円減税
贈与財産1,000万円の場合→231万円から157万円へ74万円減税
贈与財産1,500万円の場合→470万円から333.6万円へ136.4万円の減税

上記以外贈与財産に係る贈与についても税率構造が改正となります。
上記以外の贈与では、これまで、1,000万円超の金額について税率は50%だったのですが、これが緩和されて、1,500万円以下は45%、1,500万円超3,000万円以下は50%となります。しかしながら、3,000万円超の金額については55%と増税となるので、注意が必要です。

2.相続時精算課税制度の適用要件の緩和
受贈者の範囲について、20歳以上の孫(現行は推定相続人)が追加されます。

贈与者の年齢要件が60歳以上(現行は65歳以上)に引き下げられます。

上記の改正により、60歳以上の親から、20歳以上の孫に対する贈与について、2,500万円までは贈与税負担なし、2,500万円超については超過分について20%の贈与税を支払うことで(相続時に精算は必要)に贈与できることになります。

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相続税改正の動向

2012-02-28 16:47:58 | 相続税・贈与税
「社会保障・税一体改革大綱」2月17日に閣議決定されました。
消費税の税率の引き上げや相続税・贈与税の見直しなどの改正事項が、税制抜本改革関連法案として、いよいよ法案として国会審議入りすることになります。

今回の改正は多くの重要事項を含んでいるため、何回かに分けて、税目別に解説していきたいと思います。

本日は相続税です。

相続税の改正のうち、納税者にとって影響が最も大きいのは基礎控除の縮小です。基礎控除については、平成27年1月以降、40%縮小される見込みです。法定相続人3人の場合は、非課税ラインが8,000万円から4,800万円まで下がります。2千万円程度の金融資産と自宅のみが相続財産という場合は、これまでは相続税の心配はありませんでしたが、今後は地価の高い場所に自宅を所有している方は相続税の心配が必要になりそうです。

さらに、死亡保険に係る非課税限度についても、見直しが予定されています。これまでは500万円×法定相続人分だけ非課税枠がありましたが、今後は500万円×(法定相続人のうち未成年者、障害者又は相続開始直前に被相続人と生計を一にしていた者の数)になります。つまり、独立して別生計になっている子供についてはカウントしないということになります。
現在、死亡保険金の非課税枠を前提として生命保険に加入されている方は、この機会に見直しをしましょう。

加えて、相続税の税率構造も改訂が予定されています。課税財産が2億円まではこれまでと同様ですが、2億円を超えると税率がアップし、最高税率(6億円以上55%)もこれまでの50%から5%アップになります。相続財産2億円超と見込まれる方につきましては、節税対策を検討したほうがよいでしょう。

民主党政権は、資産家向け課税を強化することで、所得の再配分を強化することを明確に打ち出してきています。

数多くの資産家向け節税コンサルティング及び事業承継対策コンサルティングの経験をもつ当事務所と一緒に、早め、早めに対応策を打つことで、増税の波を乗り切っていきましょう。

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連結財務諸表

2012-02-27 19:48:31 | 会計
当事務所では、私が上場企業の会計監査を本業とする公認会計士であるため、連結会計を得意としています。

連結財務諸表とは、複数の企業の財務諸表を合算した上で、所定の手続きを行って、グループ企業間の出資や取引等を相殺し、グループ会社数社の財務諸表を一つの財務諸表にまとめたものです。

通常の個別企業の財務諸表であれば、会計ソフトに正しい仕訳を入力すれば、自動的にソフトが作成してくれますが、連結財務諸表は、そういうわけにはいきません。

企業が自分で連結財務諸表を作成する場合は、グループ企業各社の財務諸表をエクセルに落として、精算表を作成する必要があります。しかしながら、連結精算表を作成するには、最低でも簿記1級以上の知識が必要な上に、手間も相当かかります。

そこで、当事務所では、所定の会計ソフト(FXシリーズ)さえいれていただければ、当事務所で毎月、連結試算表を、決算時には、連結財務諸表を作成するサービスを提供しています。

複数の企業を経営されてるお客様は、ぜひ、ご検討下さい。

マイレージの使い方

2012-02-26 22:19:28 | 旅行
昨日のマイレージの貯め方に続き、今日はマイレージの使い方について、私のやり方をご紹介します。

マイレージの使い方として、ポピュラーなのが、1万マイルで1万円分のクーポンに交換するあるいは15,000マイルで国内線往復特典航空券に交換することでしょう。

この使い方について、1マイルの価値について検討してみましょう。

まず、クーポンですが、1万円のクーポンと交換するマイレージは通常1万マイルなので、1万円÷1万マイル=1円、つまり1マイルの価値は1円になります。
次に、国内線航空券ですが、沖縄-東京の往復の割引航空券の価値は現在40,000円程度、必要マイル数は15,000マイルであるため、1マイルの価値は40,000円/15,000マイル=2.6円になります。

ところが、ヨーロッパ往復ビジネスクラスの特典航空券では、その価値は440,000円(6月1日出発の沖縄-東京-パリの正規割引航空券)程度であり、交換に必要なマイル数は85,000マイルであるため、440,000円/85,000マイル=5.1円とその価値が国内線でマイルを使う場合の2倍になります。

このような考え方から、私の場合は、マイルを使うのは、ヨーロッパ線のビジネスクラス特典航空券と決めています。せっかく、1マイル=5円以上の価値があるのに、クーポン(1円)や国内線(2.6円)で使うのはもったいないではないですか!


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マイレージの貯め方

2012-02-25 16:38:54 | 旅行
今日は、マイレージの貯め方について、私が実践しているやり方をご紹介します。
まず、どの航空会社のマイレージを貯めるか決める必要があります。沖縄在住であれば、ANAかJALということになりますが、これは好みの問題で、好きな方を選択すればよいと思います。私の場合は、以下の理由からANAを選択しています。
1.私の場合、特典航空券を利用するのは専らヨーロッパ線なので、ヨーロッパ線の就航先及び便数が多いこと
2.ヨーロッパ線のビジネスクラスの座席及びサービスが良いこと
3.東京出張の際、プレミアムクラスを利用する機会が多いこと

マイルを貯めると決めたら、他の航空会社に浮気はせず、ひたすら当該航空会社を利用することが必要です。また、搭乗マイルだけでなく、航空会社との提携クレジットカードに加入して、個人事業主であれば、事業に係る支払をそのカードに集約するとともに、プライベートでの支払(スーパーでの日頃の買い物はもちろん、外食費、家賃、電気、携帯電話、ETC、ガソリン、固定電話、インターネット、その他)も一つのカードに集約します。

たったこれだけのことを実行するだけで、個人事業主であれば、1年で57,000マイルたまる計算になります。
1.事業に係る支払・・・・240万円/年→24,000マイル/年
2.プライベートでの支払・・・240万円/年→24,000マイル/年
3.東京出張(年3回)・・・9,000マイル(航空券をANAホームページでクレジット購入した場合)
合計 57,000マイル/年

ちなみに、私の場合、東京、大阪、福岡等へ出張が月1~2回程度ある上、事業に係る支払いもプライベートの支払いもAMEXANAカード1枚にまとめているため、1年間で15万マイル~20万マイルを貯めることができています。

なお、ANAでもJALでも、ホームページを経由して、提携ショッピングサイトで買い物をすると、クレジットカードポイントに加えて、マイルが加算されますので、1万円の商品購入で200マイル獲得できる計算になります。ネットで何か購入するする際は、必ず、マイレージを貯めている航空会社のホームページを経由して該当ショッピングサイト(楽天等)に行く習慣をつけるようにしましょう。

さらに、航空券は必ず、ホームページで予約し、航空会社提携クレジットカードで決済して下さい。こうすることで、東京ー沖縄往復であれば、984マイル×2=1,968の搭乗マイルに加えて、通常の2倍のショッピングマイル、つまり5万円の航空券であれば500マイル×2=1,000マイルをGETできるため、東京往復で合計2,968マイルを獲得できます。

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最近よく行くイタリアンレストラン

2012-02-24 20:21:26 | グルメ
最近、よく行くイタリアンレストランがあります。名前は「カサノバ」といって、那覇新都心の「靴流通センター」の斜め向かいのビルの2階にあります。外見は地味で、こんなところにおいしいイタリアンがあるとは、なかなか気づかないはずです。

私も、たまたま、仕事帰りに妻とふらっと入ってみたところ、とても気に入って、その後は月1回ペースで通っています。
何がいいのかというと、まず、料理がおいしいのは当然なのですが、オーナーもスタッフも客との距離の取り方がとても上手で、店の大きさや雰囲気もとてもいいのです。

去年、イタリアに行った時に、世界の牛肉の中でも最もおいしい牛肉のひとつといわれているキアーナ牛の炭火焼タリアータを食べました。この肉がすばらしくおいしくて、沖縄でも牛肉の炭火焼が食べいと思っていたこともあり、「カサノバ」の炭火焼には、とても感動しました。
お気に入りのメニューは、炭火焼なら「野菜の炭火焼盛り合わせ」や「極上イベリコ豚の炭火焼」、パスタならイカ墨入り手打ちパスタ「カサノバスペシャル」、「手打ちフェットチーネ ポルチーニ茸のクリームソース」ですが、とにかくどれを食べてもはずれはなし。ワインも種類が多くて、お気に入りの1本が見つかるはずです。

ランチでもいいですが、炭火焼はディナーだけなので、ぜひ夜に行ってみてください。予算は2人でワイン1本、前菜、パスタ、炭火焼をとって、8,000円~1万円位だと思います。
「カサノバ」のホームページはこちらです。ぜひ、行ってみて下さい。

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ロンドンオリンピック

2012-02-23 21:08:22 | サッカー
私の趣味のひとつにサッカー観戦があります。沖縄に移住してくる前は、埼玉に住んでいたため、浦和レッズのサポーターをしていまた。シーズン中(3月~12月)はホームの埼玉スタジアムの試合はもちろん、アウェーの試合にもできるだけ遠征していました。

日本代表の試合もほとんど観戦していました。ヨーロッパサッカーも大好きで、アーセナルのファンクラブに入って、ロンドンまで観戦にいったものです。

しかし、沖縄に来て7年3ヶ月になりますが、この間、まったくサッカー観戦ができていません。
今年は、ロンドンオリンピックがあるため、イギリス観光を兼ねて、日本の試合を見に行くことを検討していたのですが、肝心のU23日本代表がピリッとしませんね。昨日の試合で日本が勝って、シリアがバーレーンに敗れたため、棚ぼたで暫定1位になりました。これで、日本がロンドンに行ける可能性が高くなりました。

あとは、私が高い航空券と観戦チケットを買って、バカ高いロンドン市内のホテルを予約する決断をすればOKです。ロンドンに行くかどうかの最終判断は、事務所の仕事次第というわけですが、何とか、都合をつけて、ロンドンでの日本代表の雄姿を見てみたいものです。

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2012年は日食イヤー

2012-02-22 17:57:54 | 天文
2012年は日食イヤーになります。5月21日(月)の朝には、1987年の沖縄金環日食以来、25年ぶりに金環日食を国内で見ることができます。

残念ながら私が住む沖縄では、部分日食になりますが、東京、名古屋、大阪等の大都市のほとんどが日食ゾーンに入ります。私は、関東付近のどこか眺めのよい海岸線で見るつもりで、とりあえず、東京往復航空券の予約はしてあります。

金環日食は、地球、月、太陽が一直線に並ぶことで、太陽が月に隠される現象ですが、月と地球との位置の関係で月が太陽全部を隠すことができず、光の輪となって見えます。光の輪が肉眼で見ると金色に見えるので、金環日食と呼ぶわけです。
なお、金環日食をご覧になる場合は、必ず専用の日食めがねを使って下さい。黒い下敷きやサングラスで見るのは、眼を傷めますので、絶対に避けて下さい。

一方、月が太陽全部を隠して、一瞬真っ暗になる現象は皆既日食で、最近では2009年に屋久島、種子島付近が日食観測可能ゾーンになりましたが、悪天候でほとんど見ることができませんでした。(私は屋久島に行きましたが、雨でした。)

今年は、11月14日(水)早朝にオーストラリア付近で見ることができます。私は天文同好会の友人夫婦とともに東京理科大学天文研究部が主催するツアーに参加予定です。

ところで、上記の写真は私が愛用しているキャノンの手振防止機能付の双眼鏡(口径4.2センチで倍率10倍)です。現在、日本国内で販売されている双眼鏡の中でも、天体観測用としては、最も見え味の良い双眼鏡の一つです。この双眼鏡で天の川をみると、こんな美しいものが世の中にあるのかと誰もが感動するに違いありません。

今年の日食は、この双眼鏡に日食観測専用のフィルターをつけて、じっくり観賞するするつもりです。写真を撮ることも考えましたが、金環日食継続時間は5分、皆既日食継続時間に至ってはたったの2分なので、自分の目に焼き付けることが大事だと思った次第です。

沖縄でも90%程度が欠ける部分日食になりますので、日食グラスを用意して観望してみてはいかがですか。

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新事務所

2012-02-21 16:19:02 | 新事務所
当事務所は、業務拡大に伴い、本年5月に宜野湾市大謝名に新築中の新事務所に移転する予定です。

新事務所は、150坪の敷地に芝生の庭、7台の平面駐車場を備えた、当事務所専用の建物(40坪)になります。事務所面積はこれまでの3倍と広く、応接室も2か所設置することができました。駐車場も十分に確保しておりますので、気軽に事務所に来社いただくことができると思います。

場所は、那覇から行く場合、国道58号大謝名交差点付近にあるモスバーガーの角を左に曲がってすぐ右側です。現在、予定地は更地ですが、隣に歯科医院が建設中です。

新事務所へ移転を機に、ますますサービス充実に取り組んでまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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