3つのキーワード
第1章
『いつの世も人々をたたえて』
*主人公マカベウスが敵国と戦い勝利する史実に基づいた
音楽劇「マカベウスのユダ」中の1曲(1746年作)で
勇者を歓喜でたたえる場面の曲
*18世紀イギリスは王権争いの真っただ中にあり
勝利した国王派をユダヤの勇者に重ね作られた曲で
合唱ブームと共に国内中に広がった
*1869年(明治2年)横浜に駐留していたイギリス海軍軍隊長フェントンが
日本人の若者を指導して日本初の軍楽隊が誕生し
そのレパートリーの一つがこの曲
明治7年に軍の運動会で演奏されたのがきっかけで
軍の表彰の音楽に定められた
*1908年ロンドンオリンピックでも表彰式で演奏された
*ヘンデルのここがすごい!
作曲数は1000
遺産は2~3億円
国王と同じ墓に眠っている
*生涯独身だった
第2章
『再起をかけた一曲』
*1710年25歳のヘンデルはドイツからイギリスへ
*王室からの援助のもと30年以上に渡り大きな成功を治めるも
時代の流れと共に台頭した中産階級はオペラを好まず
ヘンデル所属の歌劇場も解散に追い込まれる
*過労がたたり脳卒中で倒れ人生のピンチ
しかし短い温泉療養で驚異の回復をとげ
*再起をかけて時代の流れを徹底分析
ターゲットを中産階級に絞り
英語台本の宗教性の濃い物語”オラトリオ”(舞台装置も演技もなし)を作る
*作品発表のタイミングも時代に合わせ
そうして王政優勢のときに発表したのがオラトリオ「マカベウスのユダ」
*ニーズを読んで先取りの”事業家的”作曲家
*晩年には上演時間2時間半のオラトリオを30作品も生み出した
56歳のときに作曲した「メサイア」の「ハレルヤ」は特に有名
最終章
『オラトリオマジック!』
*アカペラ→
ホルン・・・異国(古代イスラエル)を表現→
女声合唱・・・喜びを表現→
フルート+乙女・・・遠くから帰ってきた勇者と迎える乙女の踊り→
混声合唱・・・帰還した勇者に湧く民衆の歓喜
♪フルートは東方発祥の楽器でエキゾチシズム(異国情緒)の象徴だった