卒業を迎えた君たちへ。コーチからの最後の言葉です。
【田村 真脩】
『努力の天才』
世の中に当たり前にあるこの言葉を当たり前のように9年間見せ続けた君
一言で言えば聞こえのいい言葉ですが、この言葉を背負う人間は、人一倍努力しなければトップに立てない、人一倍苦労人でもあります。
隣を見たら磨かなくても輝いている才能が沢山
歩みの過程には猛スピードで追い抜いていく人間が沢山
そんな精神的にも肉体的にも他人と自分を比べ、自分の無力さを感じながら、それでも誰より進むことを諦めなかった君は『我慢の天才』でもあります。
そんな君は、本当は周りを羨むことばかりの日々だったかもしれませんね。
でもね、目線を変えて、周りから見た君は、苦労以上に、その背中と頑張りをみて羨ましく感じさせていたんですよ。
しかもそこには『信頼と尊敬』が付け加えられていた事を伝えたいです。
我慢と努力の天才には信頼と尊敬がいつからかついて来ている事に気づいていましたか?
その信頼と尊敬こそ、これからの君の人生にとって大きな大きな力となるモノです。
1番になりたい!
誰もが思う欲望には結果以上に過程にこそ人生の幸せが詰まっています。
次の3年間も、沢山の尊敬と信頼という見えない幸せを集め続ける君でいて下さい。
このチームで君を見てきた仲間もコーチも、君が見せ続けた『田村 真脩』によって、この先君の為なら自分を犠牲にしてでも助けにいく準備は既にできていますよ⭐️
ずっとずっと君は君のままでいて下さい。
君の生き方に感動した1人として感謝を伝えます!
『出逢ってくれてありがとう!真脩』
【辻 創太】
あった瞬間から終わりを迎えるその日までいつも笑顔でニコニコしていた君は、本当にサッカーが好きで、チームが好きで、仲間が好きなんだなぁと心から感じさせる選手でしたね。
そんな君が、清水エスパルスユースという狭き門を自らの力でこじ開ける事になった練習参加終わりに、コーチがどうだった?と投げかけた際に君が言った一言…
『楽しかった〜!!』
いつもと変わらず、いつも通りの君がそこにいたのを見て、嬉しくもあり、誇らしくもありました。
このチームで本格的にサッカーをスタートして、プロが見える世界へ歩みを進めてきた君にお願いがあります。
君のプレーは人を惹きつけます
君のプレーは輝いています
君のプレーは見る人に驚きと感動を与えます
君はただサッカーが上手なのではありません。
君のプレーによって人を変える力があるんです。君がただ、サッカーを楽しむだけで、周りはもっと楽しくて幸せになります。
いつまでも、『今日は楽しかった〜!』と終わり続けれる君でいてください。
そしてその楽しんでいる姿を次は日本中の人に見せてあげてください。
君のプレーを誰より大好きな人からのお願いです。
『楽しむ強さを教えてくれてありがとう!創太』
【杉本 翔太朗】
『トレセンには縁がない』
誰もが目先の結果として欲しがり、入れないとまずいかの様に選手も保護者も焦り出す世の中で、君はずっとトレセンとは無縁のサッカー人生でしたね。
チームでも入会が遅く、下からの積み重ねる期間ばかりで、トレセンにも落ち続けて中学三年生。
縁がないと最後は感じるほどに、なぜこの選手が選ばれないのかと、縁の無さを悔しく感じていました。
その度に、たかが小中学生の地区や地域や県トレセン!
そんな、たかが知れてる環境に、知らない他人から自分の可能性を決めつけられてたまるもんかと話してきましたね。
次のステージに立つにはトレセンの結果なんか必要ありません。
なぜ言い切れるか…
それは
君がそれを証明したからです。
トレセンに縁がなかった君が
全国から選手が集まる兵庫県滝川第二高校の狭き門を自らの熱意と努力と技術でこじ開けたからです。トレセンより遥かに狭き門を開けたんですよ君は。
人生のなかで君を落とす大人もいれば、君を選ぶ大人もいます
君は本当に大切な時期を前に、君の可能性を選んでくれる大人に縁があったんですね。
そんな縁を引き寄せたのは、間違いなく、大人が選ぶ可能性なんかに惑わされることなく
自分を大きく見せる為に評価をまとうことなく
『自分にできる自分の高め方』
をし続けてきたからに他ならないと思います。
自分を信じて、自分に出来る事をし続ける、人間としての強さを見せてくれた君なら、どこでどんな壁にぶち当たろうとも、超えられない壁はもうない気がします。
その諦めない強さを武器に、もっともっと大きな世界で活躍して下さい!
『頑固なまでに諦めない姿をありがとう!翔太朗』
【長谷川 創大』
君はいつしか『怒』の刺激に対して『反』で返すような時期に入っていたジュニアユース年代
そんな『反』をコントロールすることを言い続けてきたツインズの日々のなかで、『反』は次のステージまでに取り除かなければならない大切なポイントでした。
人を選び
人を評価し
人を頼り
人に任せる
全ての結果は、結果を欲しがる側も人間ですが、与える側を人間です。
同じレベルなら、愛想が悪い人間よりいい人間を求めるし、努力をしない人間よりはする人間にチャンスを与えたくなります。
必ずそこには人の『情』が少なからず影響を与えます。
以前の君は真剣勝負の場や、自らが求める次の環境、評価を受けなければならない環境では必ずマイナスを与えて損をする姿がありましたね。
志や目標が高く、本当は明るくて優しくて、面白い君だからこそ、このチームの先では絶対にそんなマイナスを背負わしたくない!
その為なら今は嫌われることも選ぼうと心に決めたのを懐かしく思い出します。
そんな君は、自らが望んだ大阪の名門興国高校への道をこじ開け入寮していきましたね。
君が目標達成後に見せていた瞳には、いつしか『反』の色は無くなっていましたね。
人の中身は必ず瞳に現れます!
長谷川!いい目するようになりましたね。
この瞳と、その明るさに満ちた表情をいつどんな瞬間も忘れずに、コレからの果てしなく続く競争と挫折の日々に光を手にする為に頑張って下さい。
その時に君が見せていた『反』という気持ちは『闘』という姿に変わり君を助けてくれるはずです。
『綺麗な瞳をありがとう!長谷川。』
【水野 和陽】
真面目の象徴
いつ見ても
誰が見ても真面目一筋にしか見えない君は
ツインズの3年間もずっと真面目を貫いた素晴らしい人間でした。
でも、君が最後の言葉に込めた人と違う視点にこそ君の本当の姿がある事を知ってください。
真面目だけでは人は3年間も苦しい状況や環境に耐え抜き成長し続けることは出来ません。
君は最後の言葉でこう言いました
『俺は岐阜県から名古屋まで毎日練習に通いました!誰より遠くから通っていても、誰より休まず通い続けました!自分が一番遠い環境から練習に参加するのに、なぜ近くから通える環境の皆んなが、テストや受験だと理由をつけて休むんですか?それが理解できません。自分の環境ですらできるのだから、好きでやってることならもっと練習に参加してください!両立を貫いてください。』
コレが、ツインズの皆んなに残した最後の言葉でした。
君は、立命館宇治高校を目指し、評価を受けていたにも関わらず、あと1.2個内申が足りない事から目標修正を余儀なくされて、新たな闘いの環境として、勉強とサッカーの両立が可能な岐阜高専高校への進学を決めましたね。(この2つの学校を目指し入る事が岐阜から名古屋に通いサッカーをし続けてつにする事がどれだけ大変かは皆さま調べてみてください。)
君は真面目なだけではなく、ブレない強い意志と、それを貫ける強い精神力を備えていたのですね。
なるべくしててにいれた結果と成長でしたね。
最後の言葉で仲間に苦言を呈する君は誰よりこの3年間自分に厳しく向き合ってきた自信があったからこそと思います。
そしてその自信は、最後に仲間や後輩に対して、『俺ができたんだからもっともっと頑張れるよ皆んななら!』と必死に伝えた君の最後の真面目さだと感じます。
君は本当に芯の強い人間です。
その芯の強さをいつの日か周りの全ての人達に伝え影響を与える人間になって下さい。
『3年間よく頑張った!ありがとう和陽』
【佐野 友亮】
継続は力なり
君はこの言葉をツインズと長距離走を比べる事で学んだ人だと思います。
中学生にはいり、1つ自分に自信が出来たこと
それが『持久力』でしたね。
持久力は継続した努力のさきにしか身につかない才能の一つ
自信がつくと人は次の努力を自ら目指し始めます。
逆に自信がないと、その事を避けようとするのも人間です。
君は自分の努力と才能により持久力に自信をつけ、ある1つの部分で自分が輝ける時間を手にしましたね。
そんな手にした自信
君なら他の面でももっと輝けるはずなんです。
今手にしている自信と同様に、自信がつく瞬間まで諦めず向き合って見てください。
これから先、全ての事柄には自信をつけるには時間的な差が生じます。
その間うまくいかない事から目を背けたくなり諦めてしまう事柄も沢山あります。
そんな時は『とにかく続けてください。』
人より長く続けるという事はそれだけでいつの日か自らに自信となって返ってきます。
簡単に手に入らない目標ほど誰より長く続けてください。
1つの素晴らしい輝きと自信を手にいれた君なら必ずできます。
次の3年間は自信の持てる自分を今より増やす3年間にして下さい。
『もっと輝ける君を見せて下さい!ありがとう友亮』
ツーショット撮り忘れた😭
【砂畑 将吾】
サッカー歴も浅い君が飛び込んできた、とてつもなく真剣な空気に満ちた環境
そんな環境に飛び込んできた君はどこか自分に自信がなく、なにをするにも一歩自然に後ろに下がる選手でしたね。
ある程度で無難にこなすことが一番傷つかず迷惑をかけないと言われているような気がして見てました。
そんな君もあっと言う間に3年がすぎ、プライベートも学業もサッカーも色々なことが君にのし掛かり立ち向かわなければならない中で、自分を律し前向きに積極的な歩みをするのは、他の仲間以上に大変な事だったと思います。
それでも君は山あり谷ありの自分を見せながらも、この3月の最後まで勉強とサッカーを両立し、驚くほど評価を変化させて続けました。
君の表情は、このチームに来た時とは比べ物にならないほど、男らしく、人間味があり、輝いた表情を今はしていることに気づいていますか?
だからもう一度いいますね。
君は高校ではサッカーをしないと言いました。でも、サッカーを続けてください。
君が向き合ってきた3年間がどんな形で次の環境に影響を与えるのかを実際に自分の身体で体験してきてください。
その時初めて君は自分の成長を実感するはずです。
最初の表情が違いを見せるはずですよ。
『 人一倍優しい君の成長を実感させてくれてありがとう!将吾。』
【松原 凪寛】
やんちゃな奴ほど可愛い奴
という言葉が当てはまるくらい
勉強もサッカーも中途半端で、家でも色々問題を起こすやんちゃっ子でしたね…
跳ね返りの少ない、大丈夫かな〜と頭を悩ませる日々が中学2年ぐらいまであったのを思い出します。
そんな君が見せたラストスパート!
考え方が変われば行動が変わり
行動が変われば生き方が変わる
そんな言葉を実際に表現した君でしたね。
ある日を境に君は今までの君から、今の君へ激変していきました。
あの日真剣に君に伝えた言葉が少なからず影響をしていてくれたら嬉しいですが、君の変化は選手にかかわる指導者としてではなく、一人の人間としてかわる指導者として、本当に幸せな瞬間でした。
誰より先に終わりを迎えてしまうかなと感じていた君が、一番最後まで練習に来続け、自らが決めた目標を達成してくれた事を本当に嬉しく思っています。
進学先の推薦に際して人柄が影響を与えていた事をしり、サッカーだけでなく、人として向き合ってきた結果までくれて感謝しかありません。
君はチーム1変化しました!
君は誰より輝く顔になりました!
君はどこに出しても恥ずかしくない選手であり、教え子となりました。
凪寛、自信をもつんだぞ!
将来仲間の中で一番大きな人間になれたらって考えてワクワクしてみてください。君はその可能性を持ち合わせた人間です。
次の変化を楽しみに応援していますからね。
『人の変化の可能性を感じさせてくれてありがとう!凪寛。』
【最後に途中で両立から離れた選手達へ】
進学おめでとう!
君たちがしてきた努力
向き合ってきた自分は必ず高校にいっても、その先の大人になっても必ず役に立つ経験です。
心配せずに自分の歩みを信じて下さい。
ただ、最後に一言だけ質問があります。
『君たちが手にした結果は両立しなかったから手にできなかった結果ですか?』
この答えに胸を張って『はい!』と言える人は前向きな選択により両立から離れた人です。
もし、胸を張って『はい』と言えないならば、次は自分の可能性を信じて!どうせ同じ結果をだすなら、より前向きに、より難しい歩みを選択して下さい。
次こそは『結果とともに成長を手にする人生』を歩んでください。
ツインズでの日々とこの卒業が大きな経験と学びとなる事を願っています。
『沢山の思い出をありがとう!遠慮なくまた顔出すんだぞ〜皆んな』
次会うときはコーチじゃないから笑顔と応援しかない時間を過ごしましょう。
以上👊🏻
全ての教え子の未来を応援しています!㊗️