発見!お気に入り日記

「笑う門には福来たる」! 毎日を明るく前向きに。今日もお気に入りを発見しましょ。(釉〈ゆう〉)

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「酔いどれ天使」~黒澤と三船の出会い

2008-06-22 08:04:25 | もっと観たいな、映画
録画してあった「酔いどれ天使」を観た。

1948(昭和23)年の黒澤明映画。
三船敏郎はこの映画では新人。
オーディションで他のスタッフが渋る中、
黒澤監督が準主役に大抜擢をしたのだそうだ。

以後、黒澤映画に三船は欠かせない存在となる。

街を仕切るやくざ者三船が結核であると知った
医者志村喬。
ぶつかり合いながらも互いの心が
寄り添いかけたとき、悲劇が起きる…。

主演は志村、まっすぐで人情に厚い初老の医師を
熱演している。
でも三船のあのぎらぎらした迫力には
残念ながら負けている。

とにかく三船はすごい。
刹那的で、それでいて生きたいという激しい
欲求が全身から強烈に発せられている。

生きたいのに、しがらみから抜けられない。
彼が画面にいるだけで
悲しみともどかしさが伝わってくる。

切ない…

緊迫した展開、象徴的な数々の場面、
そのどれもが怖くてたまらない。

そしてエンディングには希望の光。

やっぱり黒澤映画は素晴らしい。

私は古い日本の映画を観るのが好き。
映画そのものはもちろんだが、
当時の風景や服装などを観るのも面白い。

この映画だと、どぶ川が印象に残る。
こんなものが街を流れているなんて!

でもって、子どもたちがその水を飲もうと
するのだ!!!
澱んだ水面にゴミが浮き、油が黒く斑点のように
びっしりと飛んでいるのに。

現代人には衝撃のこのどぶ川は
この映画の重要な要素だ。

また、登場する役者も古い映画ならではの楽しみ。
みんな存在感があって華がある。
三船に志村に、木暮実千代。
木暮は妖艶で美し~っ!うっとり。

まさに「映画スター」。

今もご存命の役者さんも出演している。

千石規子さんが「ねえちゃん」と呼ばれ
三船に恋をしている。

おばあちゃんじゃない千石さん…
若くてかわいい。

夫にそう言ったら、「千石規子って誰?」と
言われた。
え、私より年上なのに知らないの?

うっそ~ん


「酔いどれ天使」東宝 1948年 白黒98分
     黒澤明 監督・脚本

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4 コメント

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黒澤映画 (くまごろう)
2008-06-22 18:54:26

私の黒沢映画との出会いは中学生の時に見た、「影武者」でした。それはそれは凄い衝撃で一度見たら忘れられないシーンの連続。特に殿様の死体が入ったカメのまえで殿様の代わりをさせられた男が恐怖するシーンは見ているこちらまで男の体験を追体験しているようで、恐ろしさがじわりじわりと来たものです。構図やシナリオの完璧さが黒澤映画の真骨頂だと思いますが、(撮影もカメラマン任せにしなかった)両方とも兼ね備えた映画人が今の世に存在するかといえば、答えはノーでしょうね。とにかく凄い巨人です。
私も知っています! (アディ)
2008-06-22 18:56:43
女優の千石規子知っています たまに2時間ドラマとかで、ちょっと意地悪なおばあちゃん役なんかで出演してたりしますよね 私は若い頃の千石さんは全然知らないんですが、2時間ドラマが好きで観てるとたまに出てきますよ 以前、踊るさんま御殿にも出たことあるような気がするけど、違ったかな 普段は優しそうな柔らかい笑顔が似合うおばあちゃんって感じですよね 黒沢映画は、じつは私まだ1本も観たことがないんです 最近、昔の日本映画もいいな~って思い始めているので、今度、黒沢作品を観てみますね
黒澤監督のすごさ (釉)
2008-06-23 06:11:11
くまごろうさん、コメントをどうもありがとうございます。
構図とシナリオの完璧さ、おっしゃる通りだと思います。特に白黒ならではの画面が象徴的で、映画ならではの魅力ですよね。世界のクロサワと、言われたのも納得です。
「影武者」はまだ観ていないのですが、ぜひ観たいと思っています。
その人です! (釉)
2008-06-23 06:14:42
アディさん、コメントをどうもありがとうございます。
おっしゃる通り、その人が千石規子さんです!(たぶん)私より年下のアディさんだってご存じなのにね~先日録画した黒澤映画にも出ていたようです。もしご覧になる機会があったら要チェックです。若くてかわいいけれど面影があります

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