
「グランドプリンスホテル赤坂」……いえ、私と同世代以上の、
バブルを知る世代には、「赤プリ」こと、赤坂プリンスホテルの方が
ずっと通りが良いかもしれません。
赤プリの旧館、仏蘭西料理「トリアノン」が入る洋館は
かつての李王家東京邸でした。
李王家……大韓帝国の第四皇子・李垠(イ・ウン)殿下が、
梨宮家の第一王女・方子女王と結婚、
李王家は皇族に準ずる一族となりました。
殿下は、日韓併合後、幼少時に大韓帝国を離れ、
陸軍士官学校、陸軍大学校を卒業し、
後に李王家を継承します。
1947(昭和22)年の日本国憲法施行により、その身分を喪われました。
多くの旧・華族が苦労をする中、とりわけ、旧・李王家は
一在日韓国人として、辛酸をなめられたそうです。
故国への帰国は妨害運動などもあり、
なかなか許されず、ご苦労をされたと読みました。
幸い、政略結婚ではあるものの
お二人は仲睦まじく、故国へ帰って後、殿下が亡くなられてもなお、
妃殿下は韓国人として留まられ、韓国での障害児教育に
生涯を賭けられたそうです。
日本人である妃殿下に対する韓国の人々の心も
その功績に、次第に和らいでいったとか。
こちらの屋敷は、1930(昭和5)年の建築、
1920(大正9)年のご成婚の後、お住まいだった鳥居坂御用邸から
移られました。
チューダー様式の美しいお屋敷は、今でも結婚式場として
人気が高いというのも頷けます。
ちょうど、「トリアノン」のある、2階部分は、かつてはテラス。
↑写真、2階のガラス部分は後から入れたものでした。
レストランのお話では、テラスの中側には畳が敷いてあったそうです。
そういえば、何だか不自然なところに、ドアや小窓があるなと思っていたので
説明に納得がいきました。
レストラン開業にあたり、2階は大幅に手が入れられたわけです。
来春には、「グランドプリンスホテル赤坂」も営業終了、
その後、この旧館を残し、かつての「赤プリ」の新館も別館も
取り壊し予定だとか……
新しく、どんな風な景色がここに広がるのか、
楽しみではありますが、バブルを知る世代としては寂しいです。
なお、もう一つのブログにて「トリアノン」でのランチについて
アップしております。併せてご覧いただけると、嬉しいです。
参考
鹿島茂『宮家の時代――セピア色の皇族アルバム』
朝日新聞社
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こちらで『宮家の時代――セピア色の皇族アルバム』のことを知って本を手に取りました。
皇族のことは漠然としか知らなかったのですが、宮家が一時期急に増えていったことなどが分かり勉強になりました。
トリアノンは昨日閉店してしまいましたが、また再開するといいですね。
拙ブログが『宮家の時代――セピア色の皇族アルバム』とLittle Blueさんとの出会いのきっかけになったとのこと、
嬉しいです。
ああ、とうとうトリアノンも閉店してしまったのですね。
私もぜひ再開してほしいです。
Little Blueさんのブログ、拝見しました。
すばらしいですね~、今日は時間がないので、またゆっくりお邪魔します。
工事用パネルで見えませんでした。残念。
早くその姿をまた見たいですね。
取り壊し寸前の夕暮れの赤プリの写真を掲載した拙ブログの
コメントへの返信の中で、貴ブログのこの記事をリンクさせていただきました。
もしご迷惑でしたら、即削除します。
http://takesanpo.blog.fc2.com/?no=208
なお、僕は散歩と写真が趣味でブログを開設していますが、
洋館も好きでホームページのほうで掲載しています。
よろしけれどご覧くださいませ。
http://www.purple.dti.ne.jp/ethome/ashiato/tokushu.html
以上、かってな書き込みで失礼しました。
こちらのブログは、しばらく放置が続いておりまして、
ご返事が遅れ、申し訳ございませんでした。
TAKEさんのブログ、拝見しました。
素晴らしいお写真で、さすがと感服しております。
リンクも光栄です。どうもありがとうございました。
いつか、またあのすばらしい邸宅を眺められる日がくると良いですね。
ご丁寧にどうもありがとうございました。