浄空法師説法研究

浄空法師の説法に学びながら、日本語に翻訳して紹介しています。

淫欲に三種の過あり

2013-02-26 | 【仏陀の教育】


淫欲有三種過 / 淫欲に三種の過あり
文摘恭錄—淨土大經解演義(第五二六集)2011/8/6 檔名:02-039-0526

「如制強力,弱者自伏」,這個跟上面意思是一樣的。「然此欲法有三種過」,這個欲法就是淫欲,有三種過。第一個是「苦而似樂故」,這個沒有人想到,這是苦事不是樂事。第二個「少味多災故」,給你帶來的災難太多,你沒有想到。第三個是「不淨似淨故」,這是嚴重的染污。
如制強力,弱者自伏」(強い力で制せられ、弱者は自ら屈服するようなものである)。これは前述の意味と同じです。「然此欲法有三種過」(然るにこの欲法に三種の過あり)。この「欲法」とは「淫欲」のことで、三種の過(過失、誤り)があります。一つ目は「苦而似楽故」(苦しみは喜びに似ている)です。これは思いもよらないことです。これは苦しい事であり、楽しい事ではないのです。二つ目は「少味多災故」(少し味わえば多くの災いがある)です。あなたに多くの災難をもたらしますが、あなたは思いもよりません。三つ目は「不浄似浄故」(不浄であるのに清らかであるかのようである)です。これは重大な染汚(ぜんま=煩悩による心の穢れ)です。

「又云,何耽剎那之微樂」,這個何是個問號,為什麼?為什麼你耽著剎那之微樂,後頭「應受永劫之大苦」?「又《訶欲經》云:女色者,世間之枷鎖,凡夫戀著,不能自拔;女色者,世間重患,凡夫困之,至死不免;女色者,世間之衰禍,凡夫遭之,無厄不至。」這是佛在經典裡面告訴我們,勸導我們。歷史上,古今中外,因淫欲,殺身、家破、國亡,不知道有多少例子,古今中外皆然。戒經裡面,淫欲抱銅柱,這講因果報應,這種刑罰我們一般人講很淒慘,慘無人道。
又云,何耽刹那之微楽」(また言う。なぜ刹那の微楽に耽るのか)、この「」は疑問詞です。なぜ、あなたは刹那の微楽に耽るのでしょうか。その後には「応受永劫之大苦」(応(まさ)に永劫の大苦を受くるべし)とあります。「又《訶欲経》云:女色者,世間之枷鎖,凡夫恋著,不能自抜;女色者,世間重患,凡夫困之,至死不免;女色者,世間之衰禍,凡夫遭之,無厄不至。」(また『訶欲経』【注1】に言う。女色というものは、世間の首かせであり、凡夫は未練をもち、自ら抜け出すことができない。女色というものは、世間の重患であり、凡夫はこれに困惑し、死に至るまで免れることができない。女色というものは、世間の衰禍であり、凡夫がこれに遭えば、災難が降り掛からないことは無い)。 これは仏陀が経典において私たちに勧告して下さっているのです。歴史上、古今東西、淫欲によって人を殺し、家を没落させ、国を滅ぼす、そのような事例は数え切れません。古今東西、皆そうです。戒経の中には、「淫欲は(灼熱の)銅柱を抱かされる」とあります。それは因果応報を説いています。そのような刑罰は、一般の人に言わせれば非常に凄惨で、人情のかけらもなく残酷なものです。

<脚注>
1.『訶欲経』・・・・『菩薩訶色欲法経』の略称。

第一回更新 2013-02-26
第一回訂正 2014-07-30


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