幸福な死

　PCのモニターにたくさんのソフトのウインドウが開いていると仕事がデキる人のような気がする。今日やっていたのはそんな技術力を必要とする仕事ではなかったのだがデキる人っぽい自分にニヤリとしてしまった。今日の話題はそんな作業の合間に見つけたネットのニュース記事。

［ソウル　９日　ロイター］　韓国南東部の都市・大邱のインターネットカフェで、ほぼ休憩なしで５０時間オンラインゲームをやり続けた２８歳の男性が、ゲームを終えた後まもなく心不全で死亡した。当局が９日発表した。

　韓国でゲームと言えばPCでプレイするオンラインゲームの事を指すと言ってもいいくらい盛んだ。オンラインゲームが何か分からない人は近くにいる電車男っぽい人に勇気を持って話しかけてみよう。事細かく教えてくれるぞ☆簡単に言うと、多人数が同時に一つの世界の中で行動できるゲームの事。亡くなった人がやっていたのは恐らく、チャットをしながら知らない人と冒険できるというもの。恐らく、というのは以前にも韓国で同様の事件があったことからの推測。
　自分の作ったゲームでこういう形で死者が出るってのはどんな気分なんだろう。罪悪感で満ちるのか。クリエイター冥利につきるのか。今作っている作品はニュースのようにはならなさそうな内容だから正直あまりピンとはこない。ただ没頭するぐらいプレイしてもらって、さらに感動してもらえたら嬉しいと思う。だが一度世に出てしまっては注意はできても後はユーザーの自己管理、ユーザーからソフトを取りあげる事はできない。それでも意図しない事態はきっと心苦しく思うだろうな。

　亡くなった男性はゲームをする時間を増やすために仕事を辞めたばかりだったそうだ。好きな事をやりながら亡くなったその人は幸せだったのだろうか。

船上は戦場？

　今日は先輩のお誘いで東京湾納涼船という、東京湾を客船で一周するクルージングに参加してきた。参加者がそれぞれ友人を誘い、大学生から社会人までさまざまな人が集まった。友達の輪が広がるのは良い事だ。沿岸の夜景、浴衣姿の女性、冷えたビール、微妙な味の焼きそば、マシンのように休み無くビールを注ぎ続けるバイトクン等など、２時間弱の短い時間だったが、夏らしい体験を満喫できた。平日の夜だったが、夏休みのせいかデッキは人で溢れ、静まり返った海上と比べるとまるで別世界のように盛り上がっていた。祭はいいね、照明が淡く弱く周りを照らしているところが趣があって。
　一応データも。2500円でビール、ソフトドリンク飲み放題。浴衣着用で1000円引き（甚兵衛不可）。9月25日まで。詳しくは東海汽船のHPへ。
http://www.tokaikisen.co.jp/
　乗船する時にもらった、映画「ノロイ」の宣伝用のうちわ。幽霊の顔がうちわになっていてお面にもなる。でも「ノロイのうちわ」って書くと縁起悪そうだなぁ。

　なにはともあれ、素敵な時間を提供してくれた先輩に感謝。