これはドラ1の佐々木や3の岡本、4の渡邉らにも言えることだが、大卒といっても3月末から10月まで続くプロの長丁場を経験してない、
プロの身体になり切れていない佐藤柳に多くを期待するのは酷だと思う。そうでなくても広島の異常ともいえる暑さ(熱さ)は東北出身の彼ら
には未経験なんだから。まぁ仮に結果を残して開幕1軍に残れたとしても、せいぜいが対戦相手に攻略データが蓄積し始める交流戦くらいまで
持てば良いんじゃないかなというね。夏場は由宇で暑さ(熱さ)に慣れつつ改めてプロ仕様の身体づくりを進め、チャンスを得られるなら再び
秋口から…とするのがプロ1年目のベストに近い過ごし方じゃないかと思う。そうでなくても広島は故障者が多いんだから…
広島・ドラ2佐藤柳 バット2本粉砕 内角エグった!初のライブBP登板 新井監督うならせた
「広島春季キャンプ」(6日、日南) 広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)=富士大=が6日、今キャンプ自身初の実戦形式となるライブBPに登板した。打者5人に計25球を投じ、安打性は1本のみ。最速は145キロながらバットを2本も粉砕した。前評判通り、球速以上に威力のある直球を見せ、新井貴浩監督(48)をうならせた。 力みのない滑らかな投球フォームは注目が集まるマウンドでも不変だった。ケージ裏では首脳陣、スタンドではファンが見つめる中でのプロ初の実戦形式。即戦力候補の佐藤柳は25球中、15球でスイングを誘う安定した制球力も披露し、「まずはストライクが入って良かったし、真ん中に強く投げることを意識したので、そこがしっかりできた」とほほ笑んだ。 持ち味である球の出どころが分かりにくい独特なフォームと伸びのある直球がさえた。球種を打者に予告して行われた中、内角を直球で攻めて中村奨と渡辺のバットを真っ二つに折った。「ちょっと引っかかったボールが内角に行って…」と意図的ではなかったものの打者を押し込み、「(バットが)折れたということは球威もあったのかなと思う」とうなずいた。 対戦した同じ富士大から入団したドラフト4位の渡辺からは「手元でしっかり来ていた」と感触を伝えられ、新井監督からは「打者の反応を見てもバットを何本も折っていたしね。スピード以上にスピンが利いていて、ベース板での強さを感じた」という評価を受けた。緊張してもおかしくない舞台で持ち味を存分に発揮した強心臓ぶりも頼もしい。 この日は「あくまで打者の反応を見たいと思った」という理由で直球とカーブの2球種に絞り、持ち球のスプリットは封印する余裕も見せた。開幕ローテ入りが期待される左腕。『己』をしっかり持ちながら、徐々にギアを上げていく。
◇佐藤柳之介(さとう・りゅうのすけ)2002年11月1日生まれ、22歳。宮城県出身。179センチ、86キロ。左投げ左打ち。投手。中学では七ケ浜シニアでプレーし、東陵に進学。富士大では1年春からリーグ戦登板。最速148キロの直球とカーブのコンビネーションに自信を持つ。
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