うさこさんと映画

映画のノートです。
目標の五百本に到達、少し休憩。
ありがとうございました。
筋や結末を記していることがあります。

0192. 悪魔の手毬唄 (1977)

2007年05月01日 | 1970s
Akuma no temari-uta, aka The Devil's Ballad / Kon Ichikawa
144 min Japan

悪魔の手毬唄(1977)東宝
監督:市川崑、原作:横溝正史、脚本:久里子亭、撮影:長谷川清、音楽:村井邦彦、企画:角川春樹事務所、出演:石坂浩二(金田一耕助)・岸恵子(青池リカ)・永島暎子(青池里子)・渡辺美佐子(別所春江)・仁科明子(別所千恵)・草笛光子(由良敦子)・頭師孝雄(由良敏郎)・高橋洋子(由良泰子)・原ひさ子(由良五百子)・川口節子(由良栄子)・若山富三郎(磯川警部)・辻萬長 ツジカズナガ(野津刑事)・加藤武(立花捜査主任)・中村伸郎(多々良放庵)・大滝秀治(権堂医師)・三木のり平(野呂十兵衛)


市川さんの作品の風景、カメラの暗さと空間の奥行きはいつもたのしみ。脚本はいまなら二割くらいはことばを削ってしまうだろうけれど、ぜったいにわかる、という手順を抜かないていねいな方針で作っていると思う。

三人娘がつぎつぎに犠牲になる連続事件。歌手になった別所千恵を演じたのは仁科明子さんだったとあとで知りました。へえええ。ほっそりした娘さん。この映画に出てくる女優さんたちは、みんなごくおさえたメークをほどこされているひとが多い。繊細なしあがりなので、誰のキレイさも、「こちらから見に行く」感じ。いまからみるとまことに古風だけれど、こういう抑えた、品のあるみせかたは、いまはもう崩れてしまったのでは。

脇はみなさん、達者です。演出も、ひとりひとりの描きわけが徹底している。とんちんかんな捜査主任は加藤武さんの当たり役、大滝秀治さんも、えらそうな顔をしたすれっからしの開業医そのものだった。しかも、いちおう医者は医者なのである。

日本は、うまい役者さんは十分にいる。



メモリータグ■手毬唄をうたう本家のおばあさんの、少女のような声が魅力。





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2 コメント

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Unknown (杏仁豆腐)
2007-05-06 23:46:19
はじめまして。
僕もこの作品、見ました。

俳優さんたちはみんな魅力的でしたね。
個人的には、言葉にしなくても想いがしっかりと見る側に伝わる若山富三郎さんが素晴らしかったと思います。
加藤武さんは、前作とキャラクターは殆ど同じなのに、何故か初対面という設定になっているのが不思議でした。
前作とは微妙にパラレルな世界観を舞台にしているのでしょうかね。
Unknown (うさこ)
2007-05-09 00:01:54
杏仁豆腐さん、コメントありがとうございました。

若山さん主役、同感です。それからサイトにお書きになっていらした金田一さんの最後のセリフ、わたしも聞いた瞬間、いらない~っとココロで叫んでいました(笑)。

加藤武さんが初対面という設定も軽い違和感のひとつ。つぎの作品では曖昧にしてありましたね。きっとクレームがきたところだったかもしれません。

わたしは犬神家の一族を見逃してしまいました。こんどビデオで借りてこようと思います。