前半、シューベルトの交響曲第5番の演奏が終わり携帯電話を手にしてロビーに出た。祈るような気持ちで待ち望んでいる、あるかないかもわからない連絡を待ち受けていた。気持ちが運を動かすことがあるとすれば、連絡があるとすれば、今夜、この演奏会の20分の休憩時間が、勝負。偶然であるはずの報が気持ちの中で必然になっていく。なっていきつつ望むことこそ諦めを先に持つ癖があるから携帯電話ではなく、ロビーに腰掛けている人々に、人々の会話に、神経を傾けてみて気持ちを無理に遊ばせる。「ないものはないか」と思いかけたとき、待っていた思い描いていた通りの報が舞い込んで来てくれた。
交響曲第5番はマーラー42歳、作品スタイルの転換期の曲だそうです。
指揮者デプリースト氏からの”巨大な贈り物”(プログラムより)をなんとも晴れやかに頂くことが出来た幸せな夜でした。
4月27日(金)
東京オペラシティ
東京都交響楽団
交響曲第5番はマーラー42歳、作品スタイルの転換期の曲だそうです。
指揮者デプリースト氏からの”巨大な贈り物”(プログラムより)をなんとも晴れやかに頂くことが出来た幸せな夜でした。
4月27日(金)
東京オペラシティ
東京都交響楽団