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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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読みの深い戦略に落とし穴…北斗市

2006年11月02日 18時47分15秒 | Weblog
0円、0円、2,880円とはソフトバンクモバイルが打ち出した「予想外割引」の営業トークです。
通常の携帯電話は10,000円近い基本料金と通話料、メール通信料金がかかりますから、この0円戦略は消費者に衝撃的な内容だったのです。
この0円戦略に細かい条件要項が伴っています。「予想外割引」の広告宣伝では、その条件要項は虫眼鏡で見えるような小さな文字でかかれています。
0円、0円、2,880円の料金体系は、ソフトバンク携帯どうしの通信を行なった場合と、来年1月までに加入契約を行なった顧客のみに限定されます。

例えば、全てが携帯がソフトバンク携帯になり、全てが1月までソフトバンク携帯になれば、設定条件の0円、0円、2,880円になる訳ですが、これではソフトバンクの企業経営が成立しません。また、現在のドコモ、KDDIとソフトバンクの三社が均等に競争が行なわれる事がベストである思われますが、ソフトバンクも当初から三社均等シェアを目論んで組み込んだ0円戦略だと思われます。通話エリアは、三社三様で得意なエリアや不得意なエリアがあり、一社独占は途方も無い資本投下が伴いソフトバンクも独占野望など抱いていなかったものと思われます。

他社の携帯からソフトバンク、ソフトバンクから他社の携帯との通信を行なった場合は、0円の料金体制ならない訳です。つまり、ソフトバンクも他社の存在が在る事で0円攻勢でも充分に利益が確保される計算です。
情報に流されやすい顧客を獲得するには最も効率の高い手法を講じたのは今回の0円攻勢であったと思われます。
条件を満たせば実際にとても安価で通信が出来るのですが、それでも経営が出来るのは、深い読みと計算に基づいた戦略です。虫眼鏡条項はいささか宣伝広告の仕方に問題がありそうな気も致しますが…

策を講じて策に溺れる…あまり衝撃的な営業トークに、私のようにその裏側を探ろうと言う輩も出て来ますし、ライバイル他社も黙っている訳でありません。
実際にソフトバンクの0円攻略のために、切り替え顧客が店頭へ殺到して切り替え作業がパンクし、顧客やライバル他社にも大きな迷惑をかけました。策に溺れないようにして戴きたいものです。

住宅会社も快適とか健康とかと言う営業トークだけが一人歩きし、実際に住んでみたらイメージと大きく異なるなどの声が多く聞かれます。
家づくりを行う工務店経営の「策」は、ひたすら住む人が住んでから満足できるための、性能を確保する事なのです。

写真はファース本部の技術会議で、向かって右から研究開発室の岩山不二夫係長、研究開発室担当の福地智専務と村上一人次長です。
策に溺れないための家の性能を構築するため、主に国への認定業務などを協議致しました。
明日は休日ですが…
ファースの家
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