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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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特許出願から得る様々な情報が財産になる…松戸市~東京

2007年04月04日 21時09分58秒 | Weblog
ものづくりの企業での特許出願は、技術レベルを向上させるための異なる視点が育つものです。特許を取得するためには、その出願する発明が、現在まで存在していたかどうかを完全に把握する必要があります。
そのため、既に出願されている特許内容の検索や、図書文献なども調査し、出願案件との違いを確認しなければなりません。

この調査検索作業によって世の中に出されている様々な情報を収集する事が出来ます。
特に出願する技術関連において多くの情報を入手でき今後の研究開発の糧になります。
特許出願の行動は、目指す技術分野で多くの情報を集める手段のようにも思えます。

以前にもこのブログで記述しましたが、家づくりの現場は特許、発明の宝庫でもあります。
我々が行う発明は、ハイテクではなく、ローテクの分野だと言えるでしょう。
釘を打つハンマー(金づち)は、鉄の塊に木の枝をつけて、釘の頭に振り落とします。
これが常識で当たり前の金づちの使い方です。この振り落とすためのストロークスペースが必要でストロークの取れない場所で使える金づちが出来れば、これが特許になります。

特許をビジネスにする人や会社も多いのですが、特許出願と言う行為で企業も人も、異なる視点でものを観察できて、視野が広がるだけでなく、人間力も向上すると思います。
特許はそんなに簡単に取得できるものでありません。我々が考える前に多くの人々がもっともっとレベルの異なる技術を発表している場合が多いのです。

せっせと技術開発を行って出来上がった技術が、既に他人によって作られていたと言う場合も在り得ます。自分達に必要な技術は先ず、人様のつくった技術から学ぶ事が先決です。

写真は今日4日、ファース本部、東京事務所を訪れてくれた特許事務所の私の向かいが、井上特許事務所、所長の三澤正義さん、左手前が北上日出登さん、川鍋崇さんの三人の弁理士さんです。三澤先生一行は特許権利の交互ビジネスの提案に来てくれました。
世間には様々な特許権利があり、その優れた技術が活用されないで眠ったままのものが多くあり、その技術をバーダーしあう事で新しいビジネスを展開できると言う事です。

半日、特許の専門家の話を聞いて、学ぶ事が多くありました。今日は午後から松戸市のファース工務店、小堺工務店さんを訪問し夕方まで状況の情報交換を行いました。
明日は北斗市の本社に戻り、ファース検査員講習の講義を…北海道は寒そう…
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