床屋さんに行って、さらなる老齢を思う。

いつもの千円の床屋さんに行った。


60歳未満の人の料金は、千円プラス消費税80円だが、私は、

消費善を含め老人料金の千円である。


最近は、女性・子供も多くいつも客が多い。

10から15分くらいで髪のカットだけであるが、私はそれで十分である。


髪を切り終わった時、切られた髪の塊は、白髪が多く自分の歳を感じて、

寂しさを感じた。

歳なのでしょうがないが、なぜか哀愁を感じた。


でも安心してください、という声が聞こえたような気がした。

髪は白くなったが、白い髪はまだふさふさしており、髪がないよりは

まだいいか、と自分を慰めた。

床屋さんで、人生を考えさせられるのもまた、乙なものである。