翻 身 Fanshen

いつの日か『翻身』を遂げる事を夢見て
歩き続ける想いの旅。

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150円の代償

2004年10月03日 | お酒

昔、極貧生活をおくっていた頃。

ある夜(毎晩)、どうしてもお酒が飲みたくなった。
でもお財布には150円しか入っていない。
そこで私は行きつけのバーへ行きとんでもない行動に出た。

「150円分、飲ませて。」

カウンターに小銭をジャラジャラ~と並べ、オーナーでもあるバーテンに懇願した。

「貧乏なんだね。仕方が無い、今夜は特別。」

若さゆえの特権なのか、夜の街のアウトローなマジックか、かわからないが、慈悲深いオーナーは飲ませてくれたのだ。
そして、その夜は150円ポッキリで何故かしっかり酔っ払って帰宅した。


それから数日後。
私はまた別の行きつけのバーへ訪れた。

「いらっしゃい。貧乏fanshen。」

確かに私は極貧だったし、「貧乏」は私の代表的な枕詞である事は間違いないのだが、前回このバーに来た時は

「いらっしゃい。fanshenちゃん~」だったのが
「いらっしゃい。貧乏fanshen。」に呼び名が変わっている。

夜の街は思っていた以上に狭かった。
私があの夜150円で別のバーで飲んだ事は、行きつけのバー圏内では周知のこととなり、その圏内で飲む常連客には、どこで会っても私は「貧乏fanshen!」と呼ばれるようになってしまったのだ。

あれから数年たった今、私は名前も覚えていない当時の知人とばったり会っても、相手は

「おっ!貧乏fanshen!」

とまだ呼ぶのだ。
(確かにまだ貧乏な私だけど、名前も覚えていないあなたに貧乏fanshenと呼ばれる筋合いはない。)

そもそも、150円しかないのにお酒を飲もうとした私がどうかしていたのだ。
150円の代償は、思っていた以上に大きかった。

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2 コメント

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無銭飲食 (god-des)
2004-10-04 18:06:40
まだ150円払っただけましですって・・・



僕が23か4くらいの時に当時我が静岡県在住の兎年の成人男性でNO.1を誇る貧乏人の自分が取った行動は・・・

一銭の銭も持たずに飲み屋へ友人と行き(この友人がポイント)

しこたま飲む、食う、そりゃもう遠慮なく。

そして宴もたけなわとなった時点で友人持参のギターで歌を披露。

店全体が盛り上がったところで「おひねり」を頂いてそれでお支払い。

その手段で朝まで飲み続けました・・・・

若いってのは勢いがあって良いね。

絶対上手く行く!って思ってたもの。

今はとってもじゃないけど出来ません。

年を取る=ネガティブになるって事なんすかねぇ
Unknown (fanshen)
2004-10-04 19:08:49
芸は身を助けるとはこの事ですね(笑)

でも、この場合、歌う(飲む)方も聴く方も居酒屋も、ハッピーであり、とても平和的なプランです。

お見事です!



歳をとる=ネガティブになる=そろそろ御ひねりをあげる方になる、って事なんですかねぇ・・・?

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