最後のゴンパ巡りはサスポル村付近にあるリゾン・ゴンパ、アルチ・ゴンパです。
写真はリゾン・ゴンパ。
リゾン・ゴンパは幹線道色から6kmほど離れた場所にある。
路線バスはそこまで走っていないので、途中でバスを降り、そこからは歩いていった。
道沿いを流れる川は濁流となっており、所々で道路を侵食していた。
増水の影響は当然だがレーだけでなく周辺一体に及んでいた。
休まず歩き続けて、1時間ほどでリゾン・ゴンパに到着。
ゴンパが見える位置に差し掛かると、道は泥に埋もれ、チョルテンが泥まみれになっている。
もしやと思っていると、やはりここも洪水の被害を受けたようだった。
しかも洪水に襲われたのは昨日の夜だったようで、小坊主たちが後始末に追われていた。
入り口付近に建つチョルテン
掃除を終えた小坊主が泥水で体を洗っていた。建物の扉も洪水で壊されていた。
リゾン・ゴンパ本殿で。
上記写真右の千手観音像のUP。
リゾン・ゴンパの青年僧たち。ちょうど昼食時に訪れたために食事をしていた。
腹減ったなぁとちらちら見ていると私のために食事を用意してくれる。すみません、卑しくて…。
右のお坊さんがつけているサングラスは私がレーで買ったもの。しかし、リゾン・ゴンパからの帰り道でなくしてしまった。
旅に出て5つ目のサングラスを紛失。もう買わねぇ…。
帰り際にゴンパ入り口付近で。付近の村人だろうか、早速、復興作業が行われていた。
リゾン・ゴンパでだいぶのんびりしてしまったが、今日はもう一つアルチ・ゴンパに行くつもりでいた。
再び幹線道路まで歩いて戻り、ヒッチでアルチ・ゴンパの分岐点まで連れて行ってもらう。
分岐点近くで知り合った子供たちと一緒に近道を通ってアルチ村に向かっている最中に。
アルチ・ゴンパは世界的にも有名な仏教壁画があるゴンパだ。
内部は写真を撮ることはできないので、ゆっくり壁画を見ようと思っていたが、
少しビジネスライクな印象を受けたお坊さんが見ている部分の電球しか灯してくれないので暗くて全体像がはっきり見えない。
さらにタクシーチャーターをしないでリゾン、アルチの二つを見ようとするのは計画的に無理が合ったようで、
遅くならないうちにサスポルに戻るには時間があまりに足りなかった。
さっと見るだけでサスポルに向けて戻ることにした。
ゴンパの中をうろうろ歩いていたお坊さん。ビジネスライクと書いたが基本的には親切な方ばかりです。
サスポルに向かう途中にアルチ村の子どもたち。
アルチ村に向かう際にも乗せてくれた車が途中で私を発見し、再びサスポルまで乗せてくれる。
もし乗せてもらってなかったら宿につく頃には真っ暗になっていただろう、感謝。
近くにはリキル・ゴンパ、マンギュ・ゴンパがあったがゴンパ巡りにはだいぶ満足していた。
次はパキスタンとの停戦ライン間近にあるダー村を目指す。
サスポルに向かう途中に、薪を担いでアルチ村に戻る村人。周辺に薪を採取できるような所は見当たらなかった。
毎日、長い距離を歩きで薪を運んでいるのだろう。