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ポスト君が届けた「絆の物語」

 「おけ~り! おけ~り! ポスト君!」

 BEGINが歌う曲に、南三陸町の町民は歌って踊る。

 東日本大震災の大津波によって流された郵便ポストは、1年9ヶ月かかってアメリカ沿岸を回り、沖縄県西表島に流れ着き、南三陸町に届けられた。

 島に着いた時、ポストの中には手紙は入っていなかった。長い旅の間に、沢山の魚たちに届けてきたのだろうか。魚竜の背中に乗って行ったのかな。子供達の夢は無限に広がる。

 実はポスト君は、皆に喜びを伝えたかった。目には見えなくても、固い絆でつながっていることを伝えたくて、傷つきボロボロになりながらも諦めず、ふるさとに帰ってきた。

 みんな泣いた。「ありがとう!ポスト君」。夫婦、親子、兄弟、親戚、友達、みんな感動し、「今の時代を生き抜いていく中で大切なもの」「絆」を噛み締めたくて、ポストを見に来る。

 先日私も、ポスト君に挨拶に行った。恥ずかしそうに赤い顔をして出迎えてくれた。

(K)

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絵葉書

 八月下旬、一枚の絵葉書が届いた。ヨセミテ国立公園の雄大な景色、見慣れた、お世辞にもきれいとは言えない文字は、息子からのものだった。

 高校生の末っ子は、夏休みに米国での自然体験型研修に参加した。山を歩き、野営をし、川を下りながら、自分を見つめる。仲間と力を合わせ、人々の為に生きる訓練だとか。

「お父さん、ぼくは今、広大なアメリカ大陸を歩きながら、自分の足りなさを感じています。今から何をなすべきか真剣に考えてみようと思います。」

 親にしてみれば、何だか気恥ずかしい。ついこの前まで、よだれを垂らして寝ていた坊主。小学生の頃でも、眠くなると必ずオンブだった。それが随分大人びたことを書いてくる。

 その日から毎日一枚ずつ絵葉書が届いた。日ごとに彼の内面が変わっていくのが分かる。ただの感動から、生かされていることへの感謝へ。

 そして、帰宅と同時に届いた絵葉書の結びは、「孝行息子になります。ありがとうございます」だった。

(R)

 

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やっぱり、家族って、いいもんですね

 今年の春、14歳年下の弟が結婚した。私が中学2年の時に産まれ、オムツを変えたりおんぶしたりして寝かしつけた弟の結婚。本当に嬉しかった。

 結婚して3ヵ月。週末、弟が夫婦喧嘩して一人で帰ってきて一泊していったと母から聞いた。育った環境も性格も違う二人が一緒に暮らしていくのが夫婦。たまにはぶつかることもあると思う。

 今年のお盆、帰省した実家で、母と妻と弟のお嫁さんの3人が一緒に台所で天ぷらを揚げていた。弟のお嫁さんも、今までは遠慮していたが、ようやく嫁として台所に立てた事が嬉しかった様子。

 母も「3人の息子を育ててきたけど、この年でまた娘が増えて本当に感謝だ。」と言っていた。こうやって、夫婦だけでなく、まわりの親や兄弟姉妹との触れ合いの中で「家族」になっていくんだなと感じた一瞬。

 やっぱり、家族って、いいもんですね。

(Y)

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子供たちを守る親の責任

 先日、高校に通う息子が中学時代の同級生に自転車を貸したまま戻ってこないと困っていた。「なんで貸したの?」と聞いても「いいじゃん別に!」と逆ギレされる始末。

 しばらく様子を見ていたが、2、3日たっても戻ってこない。仕方なく「何かトラブルがあったら何でも言うんだよ」というと、うるさそうに「分かった」という返事。

 その日の夜、息子から話があった。聞いてみるとスマホのLINEでその友達とやり取りしてケンカになったとのこと。その相手の対応に腹を立てている様子。

「スマホだけでやり取りしていると誤解したり、けなしあったりしてトラブルになるから会いに行ってちゃんと話したら」と伝えた。しばらくして自転車は戻ったがケンカの理由は些細なことだった。まず親にトラブルを報告してきたので大事には至らなかった。

 しかし、子供たちが直接話したり、会ったりすることなく、便利なLINEやメール、ツイッターのみでやり取りしていると、簡単にトラブルに発展すると実感した。

 今は子供に携帯電話を持たせないということはなかなか難しい。何でも事なかれ主義で教育しても子供たちとの溝が出来る可能性もある。

 それよりも、こういうツールの使い方も含めて、友達や目上の人とどう接するべきかをしっかりと教えていきたいと思った。またファミリープロミスの「一人一人の子供と対話の時間をもちます」という内容が本当に重要だと痛感した。

(I)
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