NHKニュース少しはましになったのかな・・・リハビリ日数制限や飲酒運転に対する報道姿勢をみて

久しぶりに９時台のNHKニュースを見ている。途中からだが、９時３０分ほどはリハビリが180日で打ちきりになるむちゃくちゃな医療政策に対する批判的リポートを放送していた。
脳梗塞となった女優さんも出ていた。１日１日頑張ってリハビリをして、少しずつ機能が回復していっているが、リハビリは中止すると１日休んでもすぐに悪化する。自分は寝たきりになるのが怖いのだと病人の本音を語っている。

また、厚生労働省は長期リハビリが必要な場合は介護保険があるからと説明をしている。しかし整形外科医は脊髄損傷患者は比較的若年層に多い。スポーツや交通事故で罹患することが多いからだ。
優秀な厚生労働省の官僚達は、介護保険は65歳以上が原則対象であり、脊髄損傷は65歳以下は介護保険の適応とならない。
NHKは62歳の患者さんをリポートし、医療リハビリと介護リハビリの落とし穴の患者さんがいるという。

また、全国で44万人がリハビリ日数制限に反対する署名を提出していることに対して、厚労省は全国の医療機関の調査を行う。しかしそれは結果が分かるのは来年の２月という。

また、その次のニュースでは飲酒運転に３億円の支払い命令と報道している。
被害者は意識もないままで家族が全介助だ。
介助費用１億円以上と家庭の改装費用2300万円、被害者が働いていて得る所得7000万円、他に慰謝料的な金額・・・など含め３億円。

飲酒運転で人を死に追いやることを考えたらタクシーや運転代行で帰宅する方が、絶対によい。


さて、リハビリのニュースを見て思ったことがある。
中古電気製品を使えなくするような法律が施行されそうになった直前、著名人の坂本龍一が反対の意見表明をした。
人気頼み内閣は突然態度を変えた。

リハビリ日数制限も、実際に脳梗塞で倒れた長嶋茂雄氏がテレビでインタビューに答えて、「えー　いわいるリハビリですね。人間ホームランも必要ですが、地道にその陰で努力することが必要です。死ぬまで人間は前向きに生きるべきでしょう。脳梗塞、NO高速ですね。リハビリはゆっくりゆっくり。私はONでしたが・・・」なんて言うときっと　国民の支持率だけが基盤の現内閣は明日にでも医療政策を変えることだろう。