ファミリー メンタル クリニック

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チック 抜毛 ADHD

2015年11月16日 | 児童精神医学
教科書的には ADHDの併存症として チックは記載されいている。
けれど、抜毛症も案外多い。
夜尿も聞くと案外いる。

教科書と臨床は、やや異なることがある。
新患,チックや抜毛で受診する子が、見るとADHD症状が目立つことがある。
ただ、親は多動・不注意は気にならないこともあり、そこで多動についていくら解説しても受け入れないこともある。
無理に違う方向を見てもらおうとしても無理なのだ。

また最近,抜毛症は低学年女児だけでなく男児も増えてきた。
10年前は年に数人しか受診しなかったが、今月だけで5人も新患を診ている.
抜毛が多くなる理由が分からない。
男児にせよ女児にせよ。

優秀な児童精神科研究者の意見を待ちたい。

発達障害の症状が「内在化」「外在化」されるDBDマーチという考え方があるが(あったがというべきか)
それでも 抜毛は内在化症状の一連の在り方とも異なる気がする。




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