しかし、ソフトバンクの社長である孫正義とその太鼓持ちの側近連中には、怒りを禁じ得ない。裸の王様よろしく独裁者として君臨し、企業を私物のように扱って恥じることもなく、消費者を欺き、社員に無用の過負担を平気で強いる、その神経が理解できないのである。
かつて、創業者(とその同族)に支配された学校法人に勤めていたとき、煮え湯を飲まされるような経験を何度もあじわったので、店頭で怪しさぷんぷんの複雑怪奇なサービスを顧客に説明したり、街頭でのバカげたイベントにかり出される社員が、かわいそうでしようがない。それもこれも、こざかしい商才を発揮する孫正義と、独裁・独善を許している側近連中の責任である。
そんなわけで、わたしは、ソフトバンクの経営陣は大嫌いなんだが、PDAとケータイをX01HT一台で済ませられるのは大助かりだし、店員さんはとても誠実に対応してくれるので、ソフトバンクモバイルのサービスを利用し続けるつもりだ。
<公取委>ソフトバンクの「0円」広告を景表法違反で調査
ソフトバンクモバイルが携帯電話の新料金プランを「通話料、メール代0円」と広告宣伝していることについて、公正取引委員会が景品表示法違反(有利誤認)の疑いもあるとして調査していることが30日分かった。
ソフトバンクは、自社間の通話やメールが無料になる新料金プランを23日に発表し、26日から「¥0」と表示する広告宣伝を展開。これに対し、NTTドコモの中村維夫社長は27日の会見で「広告でゼロ円を強調するが、さまざまな条件が小さく書いてある。フェアなやり方か」と批判している。KDDI(au)も「基本料70%引きの2880円が続けば、実態のない定価9600円に対する大幅な割引価格となり、不当表示の可能性がある」と分析。公取委はこうした指摘を受けて、実態調査に入っている。【小島昇】
(毎日新聞)10月31日8時52分更新
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