本と音楽とねこと

<公取委>ソフトバンクの「0円」広告を景表法違反で調査

 わたしは、ソフトバンクという企業自体にはさほど悪い印象はもっていない。もとより、かつて「ヒ素ミルク事件」を引き起こしたモリナガ、リコール隠蔽事件の三菱自工、軍需産業と原子力産業の一角を担う東芝等々、以前はあえて不買を貫いてきた企業も多いけれども、これらの不祥事なり問題なりについてほとんどの社員には直接の責任はないのだし、わたしたちの知らないところであくどいことやってる企業は数知れず、発覚した問題だけで敬遠するのも愚かしいことかもしれないと思い始めている。このことは、ソフトバンクについても当てはまる。
 しかし、ソフトバンクの社長である孫正義とその太鼓持ちの側近連中には、怒りを禁じ得ない。裸の王様よろしく独裁者として君臨し、企業を私物のように扱って恥じることもなく、消費者を欺き、社員に無用の過負担を平気で強いる、その神経が理解できないのである。
 かつて、創業者(とその同族)に支配された学校法人に勤めていたとき、煮え湯を飲まされるような経験を何度もあじわったので、店頭で怪しさぷんぷんの複雑怪奇なサービスを顧客に説明したり、街頭でのバカげたイベントにかり出される社員が、かわいそうでしようがない。それもこれも、こざかしい商才を発揮する孫正義と、独裁・独善を許している側近連中の責任である。
 そんなわけで、わたしは、ソフトバンクの経営陣は大嫌いなんだが、PDAとケータイをX01HT一台で済ませられるのは大助かりだし、店員さんはとても誠実に対応してくれるので、ソフトバンクモバイルのサービスを利用し続けるつもりだ。

<公取委>ソフトバンクの「0円」広告を景表法違反で調査
 ソフトバンクモバイルが携帯電話の新料金プランを「通話料、メール代0円」と広告宣伝していることについて、公正取引委員会が景品表示法違反(有利誤認)の疑いもあるとして調査していることが30日分かった。
 ソフトバンクは、自社間の通話やメールが無料になる新料金プランを23日に発表し、26日から「¥0」と表示する広告宣伝を展開。これに対し、NTTドコモの中村維夫社長は27日の会見で「広告でゼロ円を強調するが、さまざまな条件が小さく書いてある。フェアなやり方か」と批判している。KDDI(au)も「基本料70%引きの2880円が続けば、実態のない定価9600円に対する大幅な割引価格となり、不当表示の可能性がある」と分析。公取委はこうした指摘を受けて、実態調査に入っている。【小島昇】
(毎日新聞)10月31日8時52分更新

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ニュース」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事