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ひびわれ壺

2012-04-05 | 本・音楽・映画



『ひびわれ壺』


インドのある水汲み人は
2つの壺をもっていました。
天秤棒の両端にそれぞれをさげ
首のうしろで肩にかついで
彼は水を運びます。


壺のひとつには
ひびが入っています。
もう一つの完璧な壺が
小川からご主人様の家まで
一滴の水もこぼさないのに


ひびわれ壺は
水汲み人が水をいっぱい
入れてくれても
ご主人様の家に着くころには
半分になっているのです。


完璧な壺は
いつも自分を誇りに
思っていました。
なぜなら
彼がつくられたその本来の目的を
いつも達成することができたから


ひびわれ壺は
いつも自分を恥じていました。
なぜなら
彼がつくられたその本来の目的を
半分しか
達成することができなかったから


二年がすぎ
すっかりみじめになって
いたひびわれ壺は
ある日、川のほとりで
水汲み人に話しかけました。
「わたしは自分がはずかしい。
そして、すまないと思っている」
「なぜそんなふうに思うの?」
水汲み人はたずねました。
「何を恥じているの?」


「この二年間、
わたしはこのひびのせいで
あなたのご主人様の家まで
半分の水しか運べなかった。
水がもれてしまうから
あなたがどんなに努力しても
その努力が報われることがない。
わたしはそれがつらいんだ」
壺は言いました。


水汲み人はひびわれ壺を
気の毒に思い
そして言いました。
「これからご主人様の家に帰る
途中、道ばたに咲いている
きれいな花を見てごらん」


天秤棒にぶらさげられて
丘を登っていくとき
ひびわれ壺は
おひさまにてらされて
美しく咲き誇る
道ばたの花に気がつきました。


花はほんとうに美しく
壺はちょっと元気に
なった気がしましたが
ご主人様の家に着くころには
また水を半分もらして
しまった自分を恥じて
水汲み人に謝りました。

すると彼は言ったのです。
「道ばたの花に気づいたかい?
花が君の側にしか咲いて
いないのに気づいたかい?」


ぼくはきみから
こぼれ落ちる水に気がついて
きみが通る側に花の種を
まいたんだ。
そしてきみは毎日
ぼくたちが小川から帰る途中
水をまいてくれた。
この二年間
ぼくはご主人様の食卓に
花を欠かしたことがない。


きみが
あるがままのきみじゃなかったら
ご主人様は
この美しさで家をかざることは
できなかったんだよ」

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ころろちゃん、さっちゃんからのご紹介です。

幸☆セラピストRie.Coさんのブログさんから、引用させていただきました。

感謝です。


我が家もみんな、ひびわれ壺。

われ鍋にとじ蓋な夫婦と子ども。

あなたたちでよかった、私でよかった、ありがたいな~と思う日々でござる


そして、これこそ私も想い描き続けてきた世界なんだ♪

つづく。。







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