トウキョウソナタ

天気　　　　　　高い秋の空


トウキョウソナタ（映画）
を、見ました。



リストラの嵐吹き荒れる中、佐々木家の大黒柱のお父さんも、
総務課長の職を失ってしまいました。
妻と２人の子どもから信頼されていると思うと、なかなか事実を言い出せず
サラリーマンを装った生活が始まります。
お父さんのリストラを機に、少しずつ家族の歯車は狂い始めます。
長男はダラダラした大学生活から一転、アメリカ軍入隊を決行し
次男は突然ピアノを習いたいと言い出します。




お母さんなんて、家に押し入った強盗と、なぜか逃避行？みたいになっちゃうし・・・。






カンヌ国際映画祭「ある視点」部門 審査員賞受賞作品。
淡々としていながらも、ちょっと笑っちゃう、シーンもある
まるで、文学作品のようなこの映画。


それぞれの登場人物が現実の苦さを噛みしめるなか、
ラストに響く、ショパンの夜想曲は、そっとみんなを
優しく抱きしめてくれるような気がしました。