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Mrs.ベリーのVeryな一日

☆ミセス・ベリーのSmileダイアリー☆エレガントな女性目指してセルフプロデュース中(^v^)

天国までの百マイル

2005年11月01日 20時23分05秒 | ベリーの感想文(本・映画)
天国までの百マイル

朝日新聞社

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天気  ときどき

浅田次郎 著 : 天国までの百マイル
を、読みました。

先日ご紹介いただいて、読んだ【王妃の館】が大変面白かったので
ジロさん作品第二弾ということで、読んでみました。


バブルがはじけて、お金も、家庭も、何もかも失って
お情けで紹介された会社に、勤めるサラリーマン安男(やすお)の物語。
社長だった時分には、豪遊を極めていた安男は、
今では、抜けた前歯も入れられぬほどに、没落しています。
分かれた女房に、一月の給料を全て養育費として支払っているのに
なぜか、彼は一通りの生活を送っている。
それは、彼を支える気のいい愛人、マリのおかげでした。
そんな折、貧乏して自分を育ててくれた、母が病魔に倒れます・・・・。


この作品、直木賞受賞後第一作ということです。
発行当時、感動の長編小説というふれ込みだったんですけど、
ご多分にもれず、まんまと感動し、ウルウルしちゃいました。
作中、アメリカのなつかしのフォークソング A hundred miles という
曲が出てきて、後半はまるでBGMが流れているかのように
心の中に流れます。
ラストも、綺麗に曲に繋がっていくという作りでした。 
なるほど、映画になるはずですね。


綺麗ごとっちゃ~、綺麗ごとでしょうが、私は単純なので、
ジロさんの物語に登場する、誠意の一杯詰まった人や、情の深い人間達が
織り成す物語が、大好きです。
これから、ちょくちょくジロさん作品読んでいきます!
いや~、ファンになっちゃいました。