神に帰る生き方

せっかく生まれてきたのだから、心平安に生きていきたい!と思う。

人間の創造

2019-08-21 03:39:16 | イスラム教
神様は人間を
「神を崇拝させる為に」
お創りになった、
ということを前回書いてみました。


こんにちは ファーティマ松本です。

「崇拝」と聞くと、
皆様はどんな事を思いだしますか。

崇拝ですからねえ、、、

例えば、、
お祈りとか、
お参りとか、
お布施とか、
そーんな感じ、、ではないでしょうか?
結構、少ないですよね。

イスラム的には、
お祈りの他にも
断食とか、巡礼とか、
または喜捨といって貧しい人にお金を
あげるような事も入ります。
他には聖典を読んだりっていうのも
もちろんアリですね。

しかし、、、
本当の意味での”崇拝”というのは、
実はこれだけではないのです。

イスラム教における崇拝というのは
実は、、、
生活の全てを指します。

例えば、
寝ること、食べる事、
洋服を着ること、挨拶をすること、
働くこと、勉強すること、運動すること
掃除をすること、料理をすること、
買い物すること、お風呂に入ること
周りの人に良い態度で接する事、
親孝行すること、ペットを可愛がること
などなど、
まあ、とにかく全部が全部なんです。

これらすべてが”崇拝”の域に入ってしまうなんて、
ちょっと驚きですよねー。

もちろん、これらの上記の行いを
”崇拝”にできるかどうかは
個人の意思によるのですが、、。

ほとんどの人は、上記のような行いを単なるルーティーンとして
認識しているにすぎないと思います。
時間になったから食べるとか、
時間が来たから、学校に行くとか、、

学校や会社に行くときに
「さあ、私はこれから崇拝行為を行うぞ」と
鼻息荒くして出かける人はいませんもんね。

さて、さて、
ではどうすれば、
上記の行いを”崇拝”域までに
高めることができるのでしょうか。

まず第一に重要なのは、
「神様を意識して行う」ことです。


ここでちょっと思い出してみてください。
先々週、預言者さん(平安あれ)がムアーズさんという方に仰った
あの助言を!!

こんな感じのものでしたね。

”アッラーよ、あなたのことを常に思うようにしてください。
 あなたにいつも感謝できるようにしてください。
 そして正しく崇拝できるようにしてください。”

最初に”常に思うようにさせてください”
とありますね。

常に神様のことを思って暮らすというのは、
とても大切みたいです。
(何しろ一番最初の助言ですから)
どうしてそれが とても大切であるかは、
また後ほどゆっくり書くとして、、、、


神様を意識しながらする行為

例えば、何かを食べるときに
神様に「ご飯が食べられること」を感謝をしながら食べれば
それは、神様を崇拝していることになります。
反対に
感謝をしないで、フツーに食べていれば、
それは、もちろん
ただ”食べている”だけにすぎません。

働きに行く時も、
これで家族を養うことができるありがたい、
と神様に感謝をしながら行けば
これまた立派な崇拝行為になります。

寝る時には、
「さあ、しっかり寝て、(疲れをとって)
明日もたくさんの崇拝行為を頑張るぞ!」
と思いながら寝るのであれば、
睡眠自体が立派な崇拝行為になります。

自分の親に良い態度で接しよう!と思うのも
「神様がそうするように仰ったことだから」
と思ってするのであれば、
(例えイヤイヤでも、、)
それは、かなり凄い崇拝行為です。

さて、私たちが行う全ての行為が
崇拝行為になる得るというのは、
まあ、分かって頂いたとして、、

ではどうしてそんなことをさせる為に
神様は(わざわざ)
人間をお創りになったのかを
来週以降、考えていきたいと思います。


今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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神様と天使の会話

2019-08-20 03:10:37 | イスラム教
神様は人間を
”崇拝”させるためにお創りになった。
と、前回は書きました。


こんにちは ファーティマ松本です。

”崇拝”させる、と書くと
あたかも神様は、私たち人間からの崇拝を
必要とされているか?のように思われてしまいますが、
もちろん、それは間違いです。

神様は、なんと言ったって神様ですからね。
必要とするものなんて何もないのです。
私たちのように、飲食物が必要でありませんし、
睡眠や休息もいりません。
ついでに、家族や友達だってもちろん必要ではありません。

必要なものなんて何一つないのです。
しかし、
動物や植物、そしてもちろん人間には
必要なものはすべて提供してくださる有り難いお方です。

『彼こそはあなた方の為に、地上のすべてのものを創られた方であり、
 さらに天の創造に向かい、7つの天を創造されたお方。
 またかれはすべてのことを熟知されるお方。』
(クルアーン 2:28)

さて、、、

それでは
この”崇拝”させるとは、一体どんな意味なのでしょうか。
一体どうして、神様は人間をお創りになったのでしょうか。
なんの目的があるのでしょうか。
これがわかれば自ずと、私たちがこの人生で
何をすればいいのかが分かると思います。
(なんだかとーっても大きなテーマではありませんか!)

その前に
クルアーンの中にとても興味深いお話があるのでご紹介しましょう。

クルアーンに書かれてあることは、お話しと言っても
本当に起きた”お話し”です。
現代人には、ちょっと「えーっ!!」と思われるようなお話し
かもしれませんが、とても意味深いものでありますので
しばしお付き合いくださいませ。

クルアーンにはこう書かれています。

『またあなたの主が、天使たちに向かって
 「本当にわれは地上に代理者を置くであろう。」
 と仰せられた時を思い起こせ。
 天使たちは申し上げた。「あなたは地上で悪を行い
 血を流す者を置かれるのですか。
 私たちは、あなたを讃えて唱念し、あなたの神聖を賛美していますのに。」
 われは仰せられた。
 「本当にわれはあなた方が知らないことを知っている。」』
(クルアーン 2:30)


神様は天使たちに「これから人間を創る」と仰ったわけです。
すると天使たちは「どうしてですか?人間は悪いことをするのに、
私たちはいいことしかしないのに、、」と言ったということです。

ここで興味深いのは、
天使は人間が悪いことをするというのを知っていたということ。
そして
天使は良いことしかしないということです。

天使というのは、人間同様に神様がお創りになった創造物の一つです。
しかし、人間と違って神様の命令には、100%従うように創られています。
そして、常に神様を讃え賛美している存在です。

しかし、人間は天使と違って”自由意志”というのがあります。
そのため、神様の命令に従う事もできれば、
背く事もできます。
(天使には出来ません)
賛美もできるし、しない事もできるわけです。
悪いことをしないようにすることもできるし、
もちろん、悪い事をすることもできます。

ですから、天使としては、
「なんでそんなものをお創りになるのでしょう?」と
聞きたくなるのも当然ですよね。

その問いに対する神様のお答えは 

「われはあなた方が知らないことを知っている。」

というものです。

このクルアーンの記述を前提に
”人間の創造”を考えると、、、

私たち人間の限りある能力では、
何故神様が人間を創ったのか、
というのを100%理解することは
ちょっと難しいように思えます。

神様が「”崇拝させるため”に創った」とお答えを
クルアーンの中で教えてくれていますが、
その答えを元にして、
「なぜ神様は人間を創ったか」
を完全完璧に理解できるかは
なかなか至難の技のようです。

もちろん、これから何週間にもかけて
「人間創造」をテーマに書いていく予定ですが、
100%完全完璧には理解不能!ということは
頭の隅に置いておいていただけると
助かります。

ということで、
来週から少しづつ
「人間創造」をテーマに書いていきたいと思います。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
みなさまに神様からの祝福がたくさんありますように!
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