トランペットの種類

Legendary

Zoranショックからまだ立ち直れていませんが、色々聞いたところ、どうやらHerzinfarktとのことで、心筋梗塞による心臓発作のようで、コロナや事故ではなく多分本人も気がつかないうちに天に召されたのではないかと思います。苦痛に悶絶して・・・ということではなさそうですので、それだけが唯一の救いです。

さて、Zoranとの思い出の写真を色々整理していたところ、Jochenから「ヘッケルのウィーンタイプのB管・C管、それにシルキーのB1とC5、エンダースのG管まだあるんだけど、日本のオークションに出品したらどうかな?」
と相談がありました。
ヤフオクやメルカリは手元に現品がないと、詐欺出品防止の観点からNGなので難しいなぁ、という話をし、取り敢えずブログで再度掲載することにしました。

まずはF.A.HeckelのB♭管、C管です。




この2本は、こちらも何度もご紹介してますが、稀代のヘッケルコレクターであったSiegfried Gorthel氏のコレクションからのものです。氏は元NDR響の首席でバイロイト祝祭管弦楽団でも活躍した方です。ヘッケルは単なるコレクションではなく、使う楽器として3番管ウォーターキーだったり、トリガーだったりを付けています。Originalにこだわる方には向かないかもしれませんが、伝説の名器を使ってみたい!という方にはオススメです。

B♭管はシルバー、C管はラッカーです。C管の主管に凹みがありますが、簡単に修理可能です。

これまで何本もヘッケルを仲介しましたが、「名前は聞いたことあるけど、そんな昔の楽器、使えるの?・・・」という方が実際試奏して音色の魅力に打ちのめされ、購入されるケースがほとんどでした。

前にも記載しましたが、当時のローテクならではの賜物で不純物の含有量がバラバラなので現代のハイテクでは逆に再現出来なかったようです。なので、倍音の素晴らしさ、木管や弦楽器とのブレンド具合は現代の楽器では無いような感じだ、と言われています。

現代の各メーカーもヘッケルに対するリスペクトはもちろん持っているので、ドレスデン系とかヘッケルモデルとかで出されています。

今回のオファーはいわゆるドレスデンモデルでない、クランツのないウィーンタイプですので、現代の楽器(クランツ無しの楽器が多い)と合わせてもいいかもしれません。

次もLegend所有品です。Erwin Wolf氏(“Mr. Unfehlbare”のSeifert氏の弟子、DresdenからHanoverに移り上述Gorthel氏の師匠)と息子のDieter Wolf氏が使用していたシルキーのC5(B♭管替え管付き)です。息子のDieter氏のために購入したのですが、Dieter氏は手がデカかったので、3番スライドリングは可動式にしています。


シルキーは僕自身も好きで現在B/C/D/Es/E-F-G/G/HighB/HighCとありますが、Vintageはやっぱりいいです。
Vitageシルキーはもう一本。


シリアル2160ですので“Old Man“ご自身で作られた頃だと思います。しかもB1は御大が最初に作ったB♭管ですのでSchilkeのLegendaryそのものですね。

最後はエンダースの4バルブG管です。結局Jochenが購入したようです(笑)。


ヘッケルB♭管、C管は福沢先生40人強、シルキーB♭管は27人、エンダースは25人、シルキーC管は23人程度か、と思います。興味のある方は拍手コメントに連絡先を添えてお願いします。

あ、「ひとりトランペットフェア」用の在庫品出荷されました(笑)。届いたらまたアップします。
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