以前、兵庫県丹波市にある「年輪の里」をご紹介しましたが、兵庫県にはもう一つ県立の木のミュージアムがあります。その名も「木の殿堂」。
兵庫県北部の豪雪地帯、神鍋(かんなべ)やハチ北など関西ではスキー場で有名なエリアにあります。実家から80kmも離れていますが、ウッドフェチとしては「殿堂」を拝まずには死ねないので(笑)、先月帰省した際に大回りして見てきました。
現地に着くと、紅葉した樹木の陰に、でっかいバウムクーヘンのような建物が建っています。「木の殿堂」と豪語するだけあって、外壁はすべて木の板。ものすごい存在感です。設計は安藤忠雄。以前ご紹介した京阪電車の木の駅にも少し関わっているようです。
私はこの著名な建築家の言動に疑問を持っているので、「これまでさんざん健康にも空調効率にも悪いコンクリート打ちっぱなしの建物を造ってきたので、その罪滅ぼしか?」と突っ込みたくなりました。
中に入ると、集合材の太い柱がそびえ立っています。林をイメージして設計したそうです。「なるほど!」。展示物は、世界各地の木造建築の模型や木製の道具など。そのほか、木の書物や玩具を集めた図書館や、糸ノコで木を切って組み木細工を体験する教室もあります。
(子ども連れの家族や中高年夫婦が組み木細工にトライしていました)
しかし、建物に比べるとコンテンツが貧弱、というか建物が立派過ぎます。器ばかり目立って料理が霞んでいる感じ。「木の殿堂」というよりも「安藤忠雄の殿堂」かな?
でも、せっかく遠路はるばる来たので、組み木細工のお土産を買って帰りました。来年の干支、牛。
(お土産の干支の組み木細工はブナ材)
ちょっとイジワルな書き方をしましたが、建築が好きな方には一見の価値がある施設だと思います。(フォローになっているかな?)
「木の殿堂」のwebサイトはこちら
兵庫県北部の豪雪地帯、神鍋(かんなべ)やハチ北など関西ではスキー場で有名なエリアにあります。実家から80kmも離れていますが、ウッドフェチとしては「殿堂」を拝まずには死ねないので(笑)、先月帰省した際に大回りして見てきました。
現地に着くと、紅葉した樹木の陰に、でっかいバウムクーヘンのような建物が建っています。「木の殿堂」と豪語するだけあって、外壁はすべて木の板。ものすごい存在感です。設計は安藤忠雄。以前ご紹介した京阪電車の木の駅にも少し関わっているようです。
私はこの著名な建築家の言動に疑問を持っているので、「これまでさんざん健康にも空調効率にも悪いコンクリート打ちっぱなしの建物を造ってきたので、その罪滅ぼしか?」と突っ込みたくなりました。
中に入ると、集合材の太い柱がそびえ立っています。林をイメージして設計したそうです。「なるほど!」。展示物は、世界各地の木造建築の模型や木製の道具など。そのほか、木の書物や玩具を集めた図書館や、糸ノコで木を切って組み木細工を体験する教室もあります。
(子ども連れの家族や中高年夫婦が組み木細工にトライしていました)
しかし、建物に比べるとコンテンツが貧弱、というか建物が立派過ぎます。器ばかり目立って料理が霞んでいる感じ。「木の殿堂」というよりも「安藤忠雄の殿堂」かな?
でも、せっかく遠路はるばる来たので、組み木細工のお土産を買って帰りました。来年の干支、牛。
(お土産の干支の組み木細工はブナ材)
ちょっとイジワルな書き方をしましたが、建築が好きな方には一見の価値がある施設だと思います。(フォローになっているかな?)
「木の殿堂」のwebサイトはこちら
木の建築物を作るというのは彼のイメージが合わないんですが、宗旨替えでしょうか?(笑)
いずれにしても、内容がお気に召さなかったようですね。fagusさんの要求レベルは高いから・・・って、フォローしておきましょう。(笑)
しかしこの1年、やはり材を見る目はあまり進歩していません・・・
コンクリート剥き出しもそうですが、この建築家は、ニューヨークのグランドゼロの跡地利用に関して、ドーム型建築物のパースを示しながら、「現代の古墳を造るべきだ」と言ってました。
「古墳」というのは何百年も何千年も後の人間が判断して使う言葉なので、私は「造る前から古墳とは、何と傲慢な」と思いました。
それを分った上で言ってるのなら、「マスコミ受けする言辞を弄する卑しい人間だな」と思います。
私の要求レベルが高かったのは、「木の殿堂」という大層な名前に釣られて期待しすぎたからかも知れません。名前もよくないな~、この施設は(笑)。
いつまでたっても、ブナとケヤキとトチノキ、ホオノキくらいしか見分けられません。ブナ以外は時々はずれます。
ほぼ正解できるのは、霜降りみたな模様のブナだけです。