樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

秋の色part-2

2021年11月11日 | 樹木
10月の栃の森行は「秋の色」と題して木の実をご紹介しましたが、11月の森歩きのテーマはやはり紅葉。ほぼ北陸に位置する森なので、下界に比べると季節が1カ月ほど先に進んでいます。今年は紅葉が遅れているようで、例年はピークを過ぎた頃に野鳥調査に入るのですが、今回はちょうどピークを迎えたところ。樹種によってはすでに落葉したものもありますが、紅葉や黄葉が十分楽しめました。
まず、林内の様子。トチノキやブナはほぼ落葉していますが、所々に赤や黄の葉が見えます。



これは、ミネカエデ。中央の葉が長く尖っているのが特徴です。



ミネカエデよりもさらに長く尖っているのはコミネカエデ。



黄色く色づくのはウリハダカエデ。場所によっては赤く染まることもありますが、ほとんどは黄葉です。



いちばん鮮やかに赤くなるのはハウチワカエデ。この樹は花も赤い。アントシアニンが多いのでしょうか。



森とキャンプ地をつなぐ林道。往路は早朝で薄暗いので、林道の写真はいつも復路に撮ります。



いつもは三脚をセットした望遠レンズ付きの一眼レフを担いで歩くのですが、今回は新たに購入したコンパクトデジカメだけ持って歩きました。年のせいか4~5kgの機材を担いで12~13km歩くのがつらくなってきたので、思い切って軽装にしました。
上に紹介したような風景や樹の写真は問題ないのですが、鳥の動画がどこまで撮影できるのかテストする意味もありました。たまたまオオアカゲラが登場してくれたので、撮ってみました。



30倍ズームで距離的には問題ないですが、三脚なしなので当然ながら画面が不安定です。そのほかマニュアルフォーカスできない、露出が調整できないなどいろいろ問題はあります。でも、体は楽でした。いつもは6人の同行メンバーの中で歩くのが一番遅いのに、今回は仲間に「速いな~」と言われるほど。そして、森から帰ると2~3日足腰が疲労していますが、今回は回復が早かった。
コースの途中には崖っぷちを歩く所もあって、三脚を担いでいるとバランスを失うこともあって危ないので、今後はコンデジだけにしようと思います。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ドラマで流れる鳥の声 | トップ | 宇治周辺の野鳥 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kazuyoo60)
2021-11-11 10:25:18
次郎柿です。代表甘柿の富有柿より、私自身が好きな柿です。が、来年はゼロかもしれません。昨年はゼロでした。通販で買った苗です。採れた時は奥様をお呼びしますので。(笑い)
栃の森、季節が1か月も違うのですね。大きな葉のハウチワカエデ、素晴らしい紅葉でしたね。
アカゲラの名前と姿は見聞きのうちですが、オオアカゲラもいるのですね。識別をネットで見ています。
山道は普段の道とは違った筋肉を使われるでしょう。さらに三脚とカメラとなると、より負担が大きいですね。昔は、登山ではない野道や山道が平気でしたが、今は全くダメと思います。長道を歩く機会も殆どありませんから。脚立は注意しながら使っていますが。
まずは怪我をなさらないようにお願いします。
返信する
kazuyoo60様 (fagus06)
2021-11-15 09:23:13
そうですか、次郎柿は年によって成らないこともあるのですね。でも、かすかに期待しておきます(笑)。
キツツキのうち、コゲラ、アオゲラ、アカゲラは近くの山でも見られますが、オオアカゲラは少し深い山に行かないと見られないですね。この日は2~3回登場しました。
年相応ということでしょうね。今後は三脚カメラは担がないで登ります。kazuyo60様も脚立は注意してくださいね。
返信する

コメントを投稿

樹木」カテゴリの最新記事