樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

他人の空似

2012年10月25日 | 野鳥
タカの渡りのポイント・岩間山へ9月に5回、10月に入ってからも2回通いました。10月以降に見られるのはノスリというタカ。
2回目の10月20日には約300羽をカウント。そのうち最も近くを飛んだのが下の動画です。ゆったりと大空を旋回しながら上昇気流に乗り、南西方向へ渡っていきます。



このポイントでは時々チゴハヤブサも姿を現します。私は7回通ったうち2回遭遇しました。出会う機会の少ない鳥なので、7打数2安打はイチロー並みでしょう。そのうちの1回が下の動画。ノスリと違って、名前どおり飛翔スピードが速いです。



次は、岩間山ではなく近くの干拓田で撮ったチョウゲンボウ。同じくハヤブサの仲間です。2羽の若鳥が追っかけっこしたり、もつれ合ったりしながら遊んでいました。



先日、日本鳥学会から新しい「鳥類目録」が発表されました。今までのように姿形や鳴き声の類似で分類するのではなく、DNAによって日本の鳥を分類し直したそうです。
その結果、分類が大幅に変更されました。例えば、従来はタカとハヤブサは兄弟扱いで、図鑑でもタカの仲間の次にハヤブサの仲間が掲載されていましたが、新しい分類では、タカとハヤブサの間にフクロウやカワセミ、キツツキが割り込んでいます。タカとハヤブサは兄弟ではなく、他人の空似だったわけです。
古い分類に慣れてきた、特に私のような堅い頭には、新しい分類が簡単にはインストールできません。多くのバードウォッチャーの頭の中はしばらく大混乱が続きそうです。

パソコンが壊れたので買い換えました。新しいディスプレイはワイド型なので、それに合わせてテンプレートとデザインを変更しました。
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2 コメント

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Unknown (guitarbird)
2012-10-26 05:49:58
おはようございます
分類の話を聞いて(fagusさんにお聞きするまで知りませんでした)、私はしかし、ワシタカとハヤブサがあまり近くないのは割とすぐに納得できました。
なぜかは分からないのですが。
図鑑もいずれ編集し直して出るのでしょうかね。
ノスリとチゴハヤブサはこちらではいる場所にいれば比較的よく見られる猛禽ですが、もう渡って行ったんですね。
チョウゲンボウはこちらでは全般的に少ないのですが、深川で真冬に見たことがあります。
東京に行った時に不忍池で見たのは驚きましたが、内地のほうが接することが多そうです。
今回の改定は (fagus06)
2012-10-26 07:29:40
かなり影響が大きいようですね。私はまだ詳しくは見ていないのですが、亜種が種に格上げされたり、今まであった種がなくなったり、ということもあるようです。
図鑑の編集者も大変でしょうし、研究者も混乱しています。野鳥の会でも資料作成を変更しなければなりません。
チゴハヤブサを初めて見たのは北海道でした。確か、根室方面だったと記憶しています。
チョウゲンボウは今の時期なら近くの干拓田に行けば、必ずと言っていいくらい見られます。京都では二条駅の天井で営巣している個体がいます。
ハヤブサ類は都会のビルでも営巣する事例が多いようですね。

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