樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

優雅な時間

2014年02月24日 | 野鳥
京都御苑にミヤマホオジロが滞在していると聞いて出かけてきました。仲間に教えてもらった場所に行くと、すぐにペアが登場。仲良く地面で採餌したり、枝に止まったり、じっくり観察することができました。
しかも、私のほかにはバードウォッチャーもフォトグラファーもいません。独り占めで思う存分、双眼鏡で眺めたり、動画に撮ることができました。



ミヤマホオジロはけっこう珍しい鳥で、私自身20年ぶりの再会です。
昔は、オオルリ、キビタキ、コマドリとともに「和鳥四品」に数えられ、飼い鳥として珍鳥されたようです。しかし、オオルリ、キビタキ、コマドリは色も派手で、声も特徴的で美しく、ペットにされるのは分かりますが、ミヤマホオジロは際立って姿や声が美しいとは思えません。
ベスト4に数えるのは過大評価ではないでしょうか。この4種の中で唯一、冬鳥であることも不思議です。
もう一つ不思議なことに、学名はEmberiza elegans、「優雅なホオジロ」。動きはチョコマカしていて、決してエレガンスとは言えませんし、さえずりも普通のホオジロとほぼ同じで特に優雅とも思えません。
命名者は何を以ってelegansとしたのか? そして、昔の日本人はなぜ「和鳥四品」に加えたのか?
特徴は頭部の黄色と冠羽ですが、「優雅」と形容するほどでもないし、飼い鳥ベスト4に入るほどの美点ではないでしょう。
でも、独り占めで20年ぶりの再会を楽しみながら、優雅な時間を過ごせたことは確かです。
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