樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

千鳥足

2013年10月07日 | 野鳥
酒に酔った人の歩き方を「千鳥足」といいます。その由来は、チドリが右に行ったり左に行ったりジグザグに歩くからだと思っていましたが、別の説もあります。
チドリが右足と左足を交差させて歩くからというもの。そう言えば、酔っぱらいも左右の足を交差させて歩いています。
本家のチドリはどうなんだろうと思って、私が撮影したいろんな動画で確かめました。基本的にジグザグに歩くのでやはり第一の説が有力ですが、以下のシロチドリをよく見ると、ジグザグにも歩くし、ときどき左右の足を交差させても歩いています。特に、ゆっくり歩くときや方向を変えるときに交差しています。



千鳥足の由来についてはもう一つ、普通の鳥の足指は4本(後ろに第1趾が1本、前に第2~第4趾が3本)なのに、多くのチドリは第1趾が退化して前の3本しかないのでフラフラ歩くという説もあります。
いろいろなチドリの歩き方を見ましたが、この説には説得力がないように思います。昔の人は、チドリがジグザグに歩いたり、足を交差させて歩くのを見て、酔っぱらいの行動を表現したんでしょうね。
私自身は千鳥足の経験はほとんどなく、酔って前後不覚に陥ったこともありません。ただ、飲み会の後、電車で眠ってしまって、途中下車すべきところを終着駅まで気づかず、折り返しの電車でまた眠って再び通過してしまったことはあります。チドリも行ったり来たりしますから、これも千鳥足の一つなんでしょうか。
コメント (4)
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