[2022年以後] ぼくらの時代、ぼくらの祖国

激動の世界は現実政治家を求めている。さて日本は?

ヨーロッパとアメリカの激動には驚く。
フランスでは農家抗議デモが過激化、全国化。
抗議の目的はEUによる環境規制など。欧州委員会は生物多様性の保護などを目的に農地の一定割合を休耕地にすることや農薬の使用削減を定めようとしているのだ。
さらには欧州委員会が進める南米南部共同市場との自由貿易協定(FTA)。締結されればアルゼンチンの牛肉など南米の安い食材が大量に入ってくるという。
抗議デモは高速道路を封鎖し、パリに向かっている。これを、フランスF2によれば、国民の8割が支持しているのだ。まさにフランス革命ぼ国。
先般首相をすげ替えて国民の不満をかわそうとしたマクロンだが苦しいだろう。

ドイツでは鉄道の運転士、農家らが各地でストライキや抗議デモ。交通網や物流網が大混乱。鉄道運転士の労働組合は物価高を補う賃金上げ、労働時間の短縮を要求。
農家は燃料の補助金削減、農業に対する税制優遇縮小の緊縮財政計画に不満を募らせている。
ショルツ首相は対話を拒み、抗議デモに直接言及せず。まったく対応できていないと報道されている。

アメリカではいよいよ大統領選が本格化。まだ2州が終わっただけだが、ABCを見てもPBSを見ても、放送局の意図は違うのだろうが、次の大統領はトランプだと思える雰囲気が伝わってくる。
大量の不法移民流入に対する無策。ウクライナ、イスラエルへ巨額支援しながら一般国民を苦しめている経済失政。
にも関わらず、自由と民主主義、女性の中絶権利の重要性、といった理想ばかりを語るバイデン政権にはうんざりだろう。

欧州でも全米でも、厳しい現実に向き合おうとしていない政治家に一般国民は不満を募らせている。
世界は、現実にきちんと向き合う政治、政党、政治家を求めている。

わが日本は?
わが総理大臣殿は、己の延命のためだけに、“全てのエネルギーを費やし”、“政治生命をかけて”、“闘って”いるように見える。
岸田下ろしを封じ、派閥解散に争点をずらし、麻生派と茂木派を悪者にすることに、大手メディアやワイドショーのおかげで、これまでのところ成功している。

で、岸田首相 は、4月10日にアメリカへ ホワイトハウス発表 国賓待遇でいくという。
こんなことでいいのか? いいわけない。

(3024.1.26)


























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