山の時間 Time to spend for mountain climbing-山行メモ

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吾妻山・天元台~大沢

2010年03月01日 | スキー
<山行期間> 2010年2月28日(日)
<コースタイム>福島(6:30)=天元台湯元駅(8:30,8:55)=リフト終点(9:31,9:43)→人形石(10:23,10:34)→明月荘(11:45,12:10)→渋川(13:13,13:25)→砂盛(13:36,13:50)→吾妻山麓放牧場(14:49)→大沢・大小屋(15:16)=天元台=福島 
<メンバー> I.I  Y.K  M.O  K.M  I.S  K.K  O.I  A.K

 久々に日曜日が休みになったので、まだ滑ったことがないと言うメンバーと一緒に大沢へ下ってみることにした。列車とバスを乗り継いで天元台へ向かっても良いのだが、兼用靴になってからは町の中を歩いて駅まで行くのも大変だし、奥羽本線の普通電車が大沢駅13時22分の後、次の電車は17時57分で4時間半も間があり、寒い無人駅で待つのも辛いので最近はもっぱら車を使っている。ただし車を駐める際には必ず集落の方の了解をもらってから駐めたい。
 大沢駅には駐車場は無く路上駐車になってしまうので、いつものように大小屋へ車を置かせてもらう。天元台へは8時30分に着いた。身支度をして8時55分、ゴンドラに乗り込む。スキー場トップには9時31分にあがり、シールを貼り付けて登りはじめる。楽をしようと直接人形石を目指す。調子に乗って楽な方へトラバースしながらGPSで人形石へ向かったら、人形石から東寄りに出てしまった。真っ直ぐ藤十郎へ向かうならこの方が楽だが、一旦は人形石まで行って写真を撮る。


人形石に建っている「吾妻山高度指導標」

 天気はハッキリしないが雲は高く見通しは利く。東大巓も時々ガスがかかるものの歩くに支障はなさそう。人形石でシールを剥がし、ひと滑りする。前日、気温が高く雨模様だったこともあってバーンはクラストして滑りづらい。それでも1860mとのコルまであっと言う間に滑り降りる。1860mピークの肩まで登り返し、東大巓とのコルまで滑ってからシールをつけた。


今日は関東圏から多くの登山者が訪れ稜線は賑わっていた。後方は東大巓

 標高1840mで、明月荘に向かってトラバースする。歩きやすいところを進むと明月荘が見えてくる。ほぼ上下しないでたどり着くことが出来る。


明月荘の東側で昼食のため休憩

 しばし休んでから大沢へ下りに入る。広い斜面を磁北線の真北を目指して進む。コースには黄色いツアー標識がついているので注意していれば迷うこともない。渋川を右に見ながら樹林を避けて滑っていく。 


コースには古いツアー標識がつけられている

 右側は渋川に落ちているので、適当なところから左の尾根に戻り、ツアー標識を確認する。標高1600mで立岩の1本右の渋川寄りの枝尾根に入ると「忠ちゃん転ばし」は近い。ツアー標識が2枚続けて打ってあるところで右の急斜面に入る。ここが忠ちゃん転ばしだ。


「忠ちゃん転ばし」の最上部からsuさんが華麗な滑りを披露する。バーンはマーブルクラスト

 バーンは堅く慎重、かつ大胆に滑り降りる。傾斜が緩くなってホッと一息つく。渋川まで滑って小休止とした。時間も早いので砂盛のコルまでシールをつけて登り返すことにした。これでもうひと滑り楽しめる。普段はバーンが堅い日でも砂盛の滑りはザラめてくれるのだが、まだ2月でもあり、今日はクラストして滑りづらかった。強く踏み込むと刺さってしまいスキーが外れてしまった。
 スキー用語を調べてみると、フィルムクラスト、ブレーカブルクラスト、マーブルクラストと表面の雪の堅さによって呼び方をかえているようだ。
 砂盛の滑りを楽しんだ後は林道の滑りになる。バーンは堅く、表面に1~2cmの新雪はあるものの、以前のトレースにスキーが引っかかる。そこにスノーモービルの跡もあわさり、登山靴で滑っているOさんは大変だ。あまりの辛さに放牧場に出る前にひと休みする。


suさんからスキー場で特訓を受けたKくんは、目を見張るような上達ぶりだ

 林道から吾妻山麓放牧場に滑り込み、広々とした雪原を直滑降で進み、最後の斜面をパラレルターンで降りると放牧場の建屋に着く。時間は14時49分、ほぼ予定時間通りに降りきたことになる。
 ここから大小屋集落までは、さらに3.6kmの道程である。雪がベタつくと滑るに苦労するところだが、今日は良く滑ってくれる。途中、大沢駅への道を分け25分ほどで車をデポしておいた大小屋に着き山行を終えた。(I.I)

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