未来の読書ノート

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『マルクス=エンゲルス全集』第1巻 序文

2012-01-01 | マルクス=エンゲルス全集
 「マルクス主義は、「時代おくれになる」ことはありえない。なぜなら、マルクス主義は、最終的な不変な公式の硬化した体系ではなく、創造的研究と積極的行動への手引きだからである。」
 「マルクスとエンゲルスにとって、科学は、自己目的ではなく、「歴史的に運動する革命的な力」(エンゲルス)であった。彼らは、なによりもまず革命かであり、革命家にとっては、世界を変革することこそ肝要だったのである。」(ドイツ語版序文)

 「われわれの学説は教条ではなく、行動の手引きである」
 「マルクス=レーニン主義理論にたいする教条主義的・経文読み的態度と断固としてたたかっている」
 「マルクス=レーニン主義の創造的性格を理解するよう、個々の定式や引用をならいおぼえるでなく、マルクス=レーニン主義の古典家たちの偉大な学説の真の本質を習得するよう要求している。」(ロシア語版第二版序文)

 「勤労大衆の苦しい物質的状態を分析しているこれらの論文を書いたことは、マルクスの見解を形づくるうえに大きな意義をもっていた。」
 「マルクスは、生活から、大衆の実践的闘争から切りはなされた思弁的理論を断固として排撃し、旧社会にたいする理論的批判と実践、政治、「現実の闘争と」をむすびつけるという任務を提起している。」(第一巻序文)

 未来=マルクス主義を、「最終的な不変な公式の硬化した体系ではなく」「教条主義的・経文読み的態度と断固としてたたか」い、「真の本質を習得するよう」な「手引き」とすべき、との重要な意義がそれぞれの序文に書かれている。
 しかし、その一方で、「ソ連邦の人民はすでに共産主義の明るい高所への移行を遂行している」など、現実に反する認識が書かれている。マルクス主義を「手引き」にせず、逆に「生活から、大衆の実践的闘争から切りはなされた思弁的理論」で覇権的・官僚的体制をすすめた国の破綻は当然の成り行きだと、マルクスも言うだろう。
 私たちは、真に「マルクス=レーニン主義の古典家たちの偉大な学説の真の本質を習得するよう」努力し、現実社会に活かす「導きの糸」としなければならないだろう。
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