「労働はすべての富の源泉ではない。自然もまた労働と同じ程度に、使用価値の源泉である・・・そして、労働そのものも一つの自然力すなわち人間労働力の発現にすぎない」(マルクス「ドイツ労働者綱領評注」)
つまり、マルクスによれば、交換価値を構成するものはもっぱら労働(抽象的人間労働)といえるが、使用価値を構成するものは、労働とともに自然もかかわっているのである。さらにいえば、労働そのものも「自然力」の発現にすぎないということによって、マルクス自然と労働(価値創造)の二元化を批判しているのである。 ㌻251~252
つまり、マルクスによれば、交換価値を構成するものはもっぱら労働(抽象的人間労働)といえるが、使用価値を構成するものは、労働とともに自然もかかわっているのである。さらにいえば、労働そのものも「自然力」の発現にすぎないということによって、マルクス自然と労働(価値創造)の二元化を批判しているのである。 ㌻251~252